ベズプレーチュヌイ (国境警備艦)

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ベズプレーチュヌイ
Безупречный
艦歴
起工 1979年 ハバーロフスク造船工場
進水 1981年
竣工 1981年12月19日
所属 ソ連国家保安委員会
ロシア連邦保安庁
要目
艦種 国境警備艦
艦型 P1124 設計
工場番号 41
排水量 基準排水量 954 t
満載排水量 1070 t
全長 71.2 m
全幅 10.15 m
喫水 3.72 m
機関 ガスタービンM-813 2 基 18000 馬力
ディーゼルM-507A 2 基 20000 馬力
3 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機DG-500 1 基
ディーゼル発電機DG-300 1 基
ディーゼル発電機DG-200 1 基
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 32 kn
ディーゼル機関1 基 7 kn
ディーゼル機関2 基 16 kn
ガスタービン機関 21 kn
航続距離 4000 /10 kn
2750 浬/14 kn(ディーゼル機関)
950 浬/27 kn
活動日数 9 日
燃料 130 t
10.5 t
27.2 t
乗員 士官 14 名
准士官 12 名
水兵 63 名
武装 ZIF-122 9K33M「オサーM」艦対空ミサイル連装発射機 1 基(9M33ミサイル20 発)
57 mm連装両用AK-725 1 基(弾数500 発)
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53-1124 2 基(SET-65またはエノート2魚雷4 本)
12連装対潜ロケット弾発射機RBU-6000「スメールチ2」 2 基(RGB-60ロケット96 発)
爆雷投射器 2 基(爆雷12 個)
機雷 18 個まで
レーダー 対空・対水上捜索照準レーダーMR-302「ループカ」 1 基
航法レーダー「ヴァイガーチ」 1 基
射撃管制レーダー 4R33(「オサーM」用) 1 基
MR-103「バールス」(主砲用) 2 基
ソナー 垂下式「シェローニ」 1 基
キール固定式MG-322「アルグーニ」 1 基
「ホースタ」 1 基
電子戦装備 「ビザーニ-4B」 1 基
チャフ・フレア16連装発射機PK-16 2 基
諸装備 通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 なし

ベズプレーチュヌイ(ロシア語:Безупречныйビズプリェーヌィイ)は、ソ連ロシア連邦国境警備艦(Пограничный сторожевой корабль)である。艦名は「申し分のない、非の打ち所のない」といった意味のロシア語の形容詞である。

概要[編集]

ベズプレーチュヌイは、ソ連国家保安委員会(KGB)によって発注されたP1124 設計により建造された。1979年極東方面で建造される同計画の2 隻目となる工場番号41号艦がハバーロフスク造船工場で起工した。1981年3月18日にはKGBの海上国境局に登録され、ベズプレーチュヌイと命名された。この年の夏には進水、同年12月19日には竣工、太平洋国境警備管区カムチャツカ警備艦分艦隊に配備された。

ベズプレーチュヌイは、ペトロパヴロフスク=カムチャツキーを根拠地にカムチャツカ半島沿海やオホーツク海およびベーリング海峡方面で200海里排他的経済水域に関する警備活動に従事した。ソビエト連邦の崩壊後はロシア国境軍に所属している。

関連項目[編集]

脚注[編集]


外部リンク[編集]