チャンガの復讐
『チャンガの復讐』 | ||||
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フランク・ザッパ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 複数の時日にわたる | |||
ジャンル | ハードロック[1]、プログレッシブ・ロック[1]、フュージョン[1]、コメディ・ロック[1]、その他いろいろ | |||
時間 | ||||
レーベル | ビザール・レコード、リプリーズ・レコード、Ryko | |||
プロデュース | フランク・ザッパ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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フランク・ザッパ アルバム 年表 | ||||
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チャンガの復讐 (Chunga's Revenge) は、1970年10月23日にリリースされたフランク・ザッパのアルバムである。ザッパによる1970年代最初のアルバム(『バーント・ウィーニー・サンドウィッチ』『いたち野郎』は同じく1970年の発売だが、録音は1969年である)である。元タートルズのメンバーであるヴォーカリストのフロ&エディーがザッパ作品に初めて登場した。
概要
『チャンガの復讐』は、ザッパの歴史のなかでも賛否両論を呼んでおり、論争の的となっている時代のはじまりを告げる作品でもある。『チャンガの復讐』は、1960年代にマザーズ・オブ・インヴェンションとともに制作した時事的な政治風刺作品や『ホット・ラッツ』のようなジャズ・フュージョン的作品からの移行期にある作品ということができる。
この作品には、非常に幅広く折衷的な音源が収録されている。ギター・ジャムが2曲(「トランシルヴァニア・ブギ」と強烈なタイトル・トラック)、ブルース風のゆったりした曲(「ロード・レディズ」)、ジャズ風の間奏曲(『ホット・ラッツ』セッションから採られた「20本の短い葉巻」)、アヴァンギャルドなライヴ・インプロヴィゼーション(複数のパートからなる「ナンシー&マリー・ミュージック」。実は「キング・コング」からの抜粋)、いくつかのポップ・ナンバー(「テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー」「ウッジュ・ゴー・オール・ザ・ウェイ?」「ルディーが一杯奢ってやるんだってよ」「可愛いいシャリーナ」)などである。ヴォーカル入りの曲は、いずれもセックスやグルーピーとの関わりを主題としている。
当初このアルバムの一部は、映画を飾ることを予定しており、LPとCDのいずれにおいても、ザッパはスリーヴで本作が出来間近の映画/アルバム『200モーテルズ』の予告編である旨を記している。しかし、最終的には使用されず、本作と『200モーテルズ』は直接の関係をもつものではなくなったが、アルバムのタイトルにもなっており、内ジャケットにイラストが書かれている、ホースを長い鼻に模した小さなジプシーの業務用電気掃除機のチャンガなどの要素が、映画に登場する。
収録曲
作詞・作曲はいずれもフランク・ザッパによる。
- トランシルヴァニア・ブギ ("Transylvania Boogie") - 5:01
- ロード・レディズ ("Road Ladies") - 4:10
- 20本の短い葉巻 ("Twenty Small Cigars") - 2:17
- ナンシー&マリー・ミュージック ("The Nancy and Mary Music") - 9:27
- テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー ("Tell Me You Love Me") - 2:33
- ウッジュ・ゴー・オール・ザ・ウェイ? ("Would You Go All the Way?") - 2:29
- チャンガの復讐 ("Chunga's Revenge") - 6:15
- ザ・クラップ ("The Clap") - 1:23
- ルディーが一杯奢ってやるんだってよ ("Rudy Wants to Buy Yez a Drink") - 2:44
- 可愛いいシャリーナ ("Sharleena") - 4:04
クレジット
- フランク・ザッパ - ギター、ハープシコード、トムトム、ヴォーカル、condor
- マックス・ベネット - ベース
- ジョージ・デューク - オルガン、トロンボーン、エレクトリック・ピアノ、音響効果、ヴォーカル
- エインズレー・ダンバー - ドラム、タンブリン
- ジョン・ゲーリン - ドラム
- ドン・“シュガーケイン”・ハリス - オルガン
- ハワード・ケイラン(エディ) - ヴォーカル
- マーク・ヴォルマン(フロ) - ヴォーカル
- ジェフ・シモンズ - ベース、ヴォーカル
- イアン・アンダーウッド - オルガン、ギター、ピアノ、リズム・ギター、エレクトリック・ピアノ、アルト・サックス、テナー・サックス、パイプオルガン
製作
- プロデューサー - フランク・ザッパ
- エンジニア - スタン・アゴル、ロイ・ベイカー、ディック・クンツ、ブルース・マルゴリス
- プロダクション・アシスタント - ディック・バーバー
- アレンジャー - フランク・ザッパ
- カヴァー・デザイン - カル・シェンケル
- イラストレーション - カル・シェンケル
- 写真 - フィル・フランクス(表ジャケット)、ジョン・ウィリアムズ
チャート
- 1970年 - ビルボード・ポップ・アルバム…119位
脚注
- ^ a b c d Huey, Steve. “Review of Chunga's Revenge”. Allmusic. 2007年11月2日閲覧。
- ^ “Chart & Awards for Chunga's Revenge”. Allmusic. 2008年1月25日閲覧。