ザッパ・イン・ニューヨーク

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ザッパ・イン・ニューヨーク
フランク・ザッパライブ・アルバム
リリース 1978年3月3日
録音 1976年12月26日 - 12月29日 ニューヨーク
ジャンル フュージョン、コメディ・ロック、ハードロックプログレッシブ・ロック
時間 59分05秒(LP)
101分56秒(CD)
レーベル ディスクリート・レコード
プロデュース フランク・ザッパ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(ノルウェー[1]
  • 55位(イギリス[2]
  • 57位(アメリカ[3]
フランク・ザッパ 年表
ズート・アリュアーズ
(1976年)
ザッパ・イン・ニューヨーク
(1978年)
スタジオ・タン
(1978年)
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ザッパ・イン・ニューヨーク(Zappa in New York)は、フランク・ザッパ1978年に発表したライヴ・アルバム。オリジナルLPは2枚組・10曲入りで、CD化に伴い、5曲が追加収録された。

解説[編集]

1976年12月にニューヨークで行われた4公演をまとめた内容。ジャズ/フュージョン系のプレイヤーや、テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』のナレーターとして知られるドン・パルド等、多くのゲストが参加した。

テリー・ボジオがリード・ボーカルを担当した「パンキーズ・ウィップス」の歌詞は、エンジェルAngel)のギタリスト、パンキー・メドウズを揶揄した内容。ザッパは同曲も収録するつもりだったが、エンジェルはワーナー・ブラザーズ・レコードの所属バンドであったため、当時ザッパ作品を配給していたワーナー・ブラザーズにより、「パンキーズ・ウィップス」はオリジナルLPから外された[4]。但し初回プレス版には含まれており、イギリスでは回収されず市場に流れた。この曲は、1983年発売のライヴ・アルバム『ベイビー・スネイクス』で再レコード化されることとなった。同じくアルバム1曲目「ティティーズ・アンド・ビール」からパンキー・メドウズに言及した箇所も第2版ではカットされた。

1991年以降のCD化では、前述の「パンキーズ・ウィップス」に加え、更に4曲が追加収録され、他にも「ティティーズ・アンド・ビール」がロング・ヴァージョンとなる等の変化があった。同時にイギリスではオリジナル初回版と同じ曲目でLP再発された。

収録曲の大半は新曲だが、「ソファ」はアルバム『ワン・サイズ・フィッツ・オール』(1975年)収録曲の別アレンジで、「ビッグ・レッグ・エマ」は1967年発表のシングル曲。CDボーナス・トラックのうち、「クルージング・フォー・バーガーズ」はアルバム『アンクル・ミート』(1969年)、「アイム・ザ・スライム」は『オーヴァーナイト・センセーション』(1973年)、「拷問は果てしなく」は『ズート・アリュアーズ』(1976年)収録曲のライヴ・ヴァージョン。本作では2パートに分かれている新曲「ザ・ブラック・ページ」は、allmusic.comにおいて「ザッパの作品の中でも最も捩れていて、複雑で、挑戦的な曲の一つ[5]」と評されたインストゥルメンタルで、1991年発売のライヴ・アルバム『メイク・ア・ジャズ・ノイズ』にはニュー・エイジ・ヴァージョンが収録された。

収録曲[編集]

全曲フランク・ザッパ作。

初回版LP[編集]

サイド1[編集]

  1. "Titties & Beer" - 5:28
  2. "I Promise Not to Come in Your Mouth" - 3:31
  3. "Punky's Whips" - 10:59

サイド2[編集]

  1. "Sofa" - 3:15
  2. "Manx Needs Women" - 1:37
  3. "The Black Page Drum Solo/Black Page #1" - 4:06
  4. "Big Leg Emma" - 2:17
  5. "Black Page #2" - 5:43

サイド3[編集]

  1. "Honey, Don't You Want a Man Like Me?" - 4:15
  2. "The Illinois Enema Bandit" - 12:40

サイド4[編集]

  1. "The Purple Lagoon" - 17:09


第2版LP[編集]

サイド1[編集]

  1. "Titties & Beer" - 5:02
  2. "I Promise Not to Come in Your Mouth" - 3:31
  3. "Big Leg Emma" - 2:17

サイド2[編集]

  1. "Sofa" - 3:15
  2. "Manx Needs Women" - 1:37
  3. "The Black Page Drum Solo/Black Page #1" - 4:06
  4. "Black Page #2" - 5:43

サイド3[編集]

  1. "Honey, Don't You Want a Man Like Me?" - 4:15
  2. "The Illinois Enema Bandit" - 12:40

サイド4[編集]

  1. "The Purple Lagoon" - 17:09


CD[編集]

ディスク1[編集]

  1. ティティーズ・アンド・ビール ("Titties & Beer") - 7:36
  2. クルージング・フォー・バーガーズ ("Cruisin' for Burgers") - 9:12
  3. アイ・プロミス・ノット・トゥー・カム・イン・ユア・マウス ("I Promise Not to Come in Your Mouth") - 3:32
  4. パンキーズ・ウィップス ("Punky's Whips") - 10:51
  5. ハニー、ドント・ユー・ウォント・ア・マン・ライク・ミー? ("Honey, Don't You Want a Man Like Me?" ) - 4:12
  6. ザ・イリノイ・エネマ・バンディット ("The Illinois Enema Bandit" ) - 12:41

ディスク2[編集]

  1. アイム・ザ・スライム ("I'm the Slime") - 4:24
  2. パウンド・フォー・ブラウン ("Pound for a Brown") - 3:41
  3. マンクス・ニーズ・ウィメン ("Manx Needs Women") - 1:51
  4. ザ・ブラック・ページ・ドラム・ソロ〜ブラック・ページ#1 ("The Black Page Drum Solo/Black Page #1") - 3:50
  5. ビッグ・レッグ・エマ ("Big Leg Emma") - 2:17
  6. ソファ ("Sofa") - 2:56
  7. ブラック・ページ#2 ("Black Page #2") - 5:36
  8. 拷問は果てしなく ("The Torture Never Stops") - 12:35
  9. ザ・パープル・ラグーン〜アプロクシメイト ("The Purple Lagoon/Approximate") - 16:40

参加ミュージシャン[編集]

下記ミュージシャンはスタジオでのオーバーダビングのみ参加。

  • ジョン・ベルガモ – パーカッション
  • エド・マン – パーカッション
  • ルー・アン・ニール - ハープ

脚注[編集]