タニタ

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株式会社タニタ
TANITA CORPORATION
タニタ本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
174-8630
東京都板橋区前野町1丁目14番2号
設立 1944年1月
業種 精密機器
法人番号 4011401004072 ウィキデータを編集
事業内容 計測機器などの製造・販売
代表者 代表取締役社長 谷田千里
資本金 5100万円
従業員数 連結1,200名
主要子会社 #系列会社を参照
外部リンク http://www.tanita.co.jp/
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株式会社タニタ(英:TANITA CORPORATION)は、体重計など計測器の大手メーカー。

概要

シガレットケースや貴金属宝飾品などの製造販売を手がけた金属加工メーカーとして創業。独自の技術力で様々な製品を製造するが、かつてはOEMによる受託生産が主で、自社ブランド製品は少なかったという[1] が、1992年の「乗るだけで計測できる体脂肪計」の発売と、1994年の世界初となる「家庭用体脂肪計付ヘルスメーター」を発売して以降、自社ブランドの確立に至ったという。

日本で初めて家庭用体重計を製造・販売。「ヘルスメーター」と命名した。世界で初めて体脂肪計体組成計を製造・販売するなど、常に先進の健康機器を提供している。その他、料理はかり、タイマー、活動量計、歩数計、医療施設向け体組成計・体脂肪計等を製造・販売している。

沿革

  • 1923年大正12年) 谷田賀良倶商店を創業[2]。(創業家の読みは「たにだ」)
  • 1944年昭和19年) 株式会社谷田無線電機製作所を設立し、法人化。
  • 1946年(昭和21年) 株式会社谷田製作所に商号変更。
  • 1959年(昭和34年) 日本で初めて家庭用体重計を製造・販売。「ヘルスメーター」と命名
  • 1963年(昭和38年) 日本第1号となるターンオーバー式のオーブントースターを完成[1]
  • 1967年(昭和42年) 株式会社タニタ製作所に商号変更。
  • 1972年(昭和47年) 営業部門を分社化し、株式会社夕二夕商事を設立。
  • 1978年(昭和53年) 日本初、デジタル表示式ヘルスメーターを製造・販売
  • 1986年(昭和61年) 株式会社夕二夕商事を合併し、株式会社タニタに商号変更。
  • 1992年平成4年) 世界初となる「乗るだけで計測できる体脂肪計」を製造・販売
  • 1993年(平成5年) 子会社・株式会社タニタ秋田を設立。
  • 1994年(平成6年) 世界初となる「家庭用脂肪計付きヘルスメーター」を製造・販売
  • 2000年(平成12年) 世界初となる業務用体組成計を製造・販売
  • 2003年(平成15年) 家庭用体組成計を製造・販売
  • 2004年(平成16年) 世界初となる家庭用8電極式体組成計を製造・販売
  • 2007年(平成19年) 体脂肪計となる体組成計、累計生産台数2000万台突破
  • 2010年(平成22年) 世界初となるSDメモリカード搭載体組成計を製造・販売
  • 2012年(平成24年) 読売旅行とタイアップした、「タニタ生活体感ツアー」を実施

歴代社長

社員食堂と外食事業

「丸の内タニタ食堂」が入る国際ビル(東京・丸の内)帝国劇場が入るビルと同じ建物に入っている。

同社の経営理念である「我々は『はかる』を通して世界の人々の健康づくりに貢献します」を自ら実践する場として、1999年に社員の健康の維持・増進を目的に東京都板橋区の本社に社員食堂をオープン。「おいしく、お腹いっぱい食べていたら、知らないうちにやせていた」をコンセプトに運営するスタイルを伝えたオンライン情報誌の取材がNHKの関係者の目にとまり[1]、同局のテレビ番組『サラリーマンNEO』のコーナー「世界の社食から」に取り上げられ(2009年4月19日放送分[3])、これを見ていた大和書房の編集者からのオファーによって[1]『体脂肪計タニタの社員食堂』(ISBN 4479920250) という書籍が発売され、これがシリーズ累計420万部発行という爆発的なヒットとなった。2013年にはこのレシピ本およびエピソードをベースとした映画『体脂肪計タニタの社員食堂』が優香主演で製作されている(ただしストーリーそのものはフィクション)。

上述の社員食堂は社員向けであり、社員・関係者以外の利用は出来ないが、2012年1月11日に上記書籍のレシピを基にしたメニューを提供する「丸の内タニタ食堂」を東京・丸の内にオープンした[4]。1店舗当たり年間7200万円の売上モデルを構築しており、1号店の状況を見極めた上で店舗数の拡大を検討するとした[1]。その後、関西地方都市を含めて店舗を増やしている[5]

2012年6月15日には、NTT東日本関東病院のレストラン棟に2号店となる「NTT東日本関東病院タニタ食堂」をオープンした[6]。1号店・2号店は業務提携によってライセンスを受けた飲食チェーンの「株式会社きちり」が事業を実施している。2014年には「福岡薬院タニタ食堂」(福岡市中央区薬院、学習塾などを展開する「アネムホールディングス」が運営)、「あきたタニタ食堂」(秋田市中通フィデアホールディングス等の出資した「あきた食彩プロデュース」が運営)がオープンしているほか、北海道大学病院住友病院、アピカルイン京都内にそれぞれ提携店舗を展開している。

なお、これらの「タニタの『社員食堂』を起点とするビジネス展開」は、2012年4月に日本マーケティング協会の選出した「第4回日本マーケティング大賞」を受賞している[7]

2018年には「タニタカフェ」の出店も開始した[8]

主な商品

系列会社

  • 株式会社タニタ秋田
  • 株式会社アイヘルスケア
  • 株式会社タニタヘルスリンク
  • 株式会社タニタフィッツミー
  • 株式会社タニタ総合研究所

関連会社

  • 株式会社タニタハウジングウェア

関連項目

出典

  1. ^ a b c d e 社食レシピ本が425万部! タニタ・39歳社長の素顔 - Business Media 誠 2011年12月16日
  2. ^ タニタ (TANITA)
  3. ^ サラリーマンNEO | Story | 世界の社食から | TANITA(2012年9月13日時点のアーカイブ) - NHK・サラリーマンNEO公式サイト
  4. ^ "「丸の内タニタ食堂」をオープン。食を通じた新たな健康ソリューションを提供" (PDF) (Press release). 株式会社タニタ・株式会社きちり. 10 January 2012. 2012年3月10日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。
  5. ^ タニタ食堂・店舗一覧(2018年6月11日閲覧)。
  6. ^ "「タニタ食堂」2号店を東京・五反田(品川区)に出店 NTT東日本関東病院内に6月15日(金)オープン" (PDF) (Press release). 株式会社タニタ・株式会社きちり. 15 June 2012. 2014年1月3日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。
  7. ^ "第4回日本マーケティング大賞 『タニタの「社員食堂」を起点としたビジネス展開』を選出!!" (Press release). 公益社団法人日本マーケティング協会. 27 April 2012. 2012年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月19日閲覧
  8. ^ タニタカフェ(2018年6月11日閲覧)。
  9. ^ TANITA ツインスティック・プロジェクト
  10. ^ 『とある魔術の電脳戦機』あのタニタがツインスティックのプロジェクトを始動。- 電撃オンライン(株式会社KADOKAWA)” (2018年1月16日). 2018年2月16日閲覧。

外部リンク