セガグループ

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株式会社セガホールディングス
SEGA Holdings Co., Ltd.
セガのロゴ
天王洲運河
本社が入居するカナルサイドビル (天王洲運河右側)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
140-8583
東京都品川区東品川1丁目39番9号 カナルサイドビル
設立 2015年4月1日
業種 その他製品
法人番号 4010701030662 ウィキデータを編集
事業内容 セガグループの経営管理およびそれに付帯する業務
代表者 代表取締役会長CEO 里見治
代表取締役社長COO 岡村秀樹
資本金 440億9292万1265円
(2015年6月1日現在)
従業員数 383名(2015年4月1日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 セガサミーホールディングス(株) 100%
主要子会社 (株)セガゲームス 100%
(株)セガ・インタラクティブ 100%
(株)セガトイズ 100%
(株)トムス・エンタテインメント 100%
外部リンク http://sega.co.jp/
特記事項:2015年4月1日にセガから新設分割。
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株式会社セガホールディングス(SEGA Holdings Co., Ltd.)は、株式会社セガ(後の株式会社セガゲームス)から新設分割で2015年4月1日に設立された中間持株会社セガサミーホールディングスの100%子会社。

概要

セガサミーグループ各事業の収益構造を見直し、かつ成長分野への経営資源投入を可能とする事を整備する事を目的として、セガサミーホールディングスは2014年5月9日に「グループ構造改革本部」を設置した。

セガサミーホールディングスは2014年10月31日に、グループをエンタテインメントコンテンツ事業・遊技機事業・リゾート事業の3事業グループに再編する、収益性の抜本的改善の取り組み、セガ構造改革担当に関する人事の3点を発表し、2015年1月30日に国内における事業効率化の実施、グループ全体で300人の希望退職者の募集を柱とするセガグループの構造改革を発表した[2]

2015年2月12日にグループ再編が発表され、同年3月26日にはセガが経済産業省に提出していた産業競争力強化法に基づく事業再編計画が経済産業省から認定され、新設分割で設立されるセガホールディングスは租税特別措置法に伴う軽減措置が受けられることになった[1]。2015年4月1日付で、セガサミーグループにおけるゲーム事業子会社やアニメ制作子会社の経営管理およびそれに付帯する業務並びに、IP(知的財産権)管理やALL.NetなどのITインフラの整備・提供などを行う中間持株会社としてセガホールディングスをセガから新設分割で設立した[3]。同時に、セガやサミーが開発したコンシューマーゲームとアーケードゲーム並びに、ソニック・ザ・ヘッジホッグせがた三四郎などのセガのキャラクターのIP(知的財産権)、「SEGA ID」の管理業務をセガから移管した。セガゲームスセガ・インタラクティブが発売したゲーム(前身のセガや経営統合前のサミーが発売したタイトルも含む)やセガのキャラクターの各種権利は、2015年4月1日以降はセガホールディングスが保有し、セガゲームス並びにセガ・インタラクティブは製品の開発・製造・販売と付帯業務のみを行う。

セガホールディングス設立により、セガサミーホールディングスが保有していたセガゲームス、セガ・インタラクティブ、セガトイズトムス・エンタテインメントマーザ・アニメーションプラネットサミーネットワークスの株式はセガホールディングスへ現物出資の形で譲渡され、セガホールディングスの子会社となった[4][5][6]

2015年10月6日にはセガ製品情報サイトがリニューアルされ、これにより、セガゲームスとセガ・インタラクティブの製品情報、セガ エンタテインメントやセガサミーホールディングス連結子会社であるセガ・ライブクリエイションの店舗情報の他にも、アトラス、サミーネットワークス、セガトイズ、トムス・エンタテインメントなどのグループ各社の製品情報・アニメ作品情報も掲載されるようになり、サイト内のカテゴリも再編された[7]

事業再編計画

設立と同時にセガグループは「成長」・「安定収益」・「縮小・撤退」の3つを柱にした事業再編計画を実施し[8]、その一環としてサミーネットワークスは、2015年11月までにパチンコパチスロ麻雀関連コンテンツ並びにラーメン店経営シミュレーションゲームである「ラーメン魂」以外のコンテンツからは撤退し、2016年4月1日付でサミーへ全株式を譲渡した上でサミーの子会社となり、セガサミーグループにおける事業位置付けをエンタテインメントコンテンツ事業から遊技機事業に変更した[9]。但し、セガグループ製品情報サイトにおけるサミーネットワークス関連情報は継続して掲載される。セガ エンタテインメントも、2015年3月期で売上の8%しか満たなかったダイニングダーツバー事業を2016年3月1日にビーリンクへ吸収分割し、ビーリンク全株式は同年4月1日付でマタハリーへ譲渡された。インデックス全株式も2015年12月1日付で澤田ホールディングスへ譲渡された。尚、最終的な事業再編計画の概要は2016年3月期決算発表時に公表される予定である。

主要グループ企業

コンシューマ事業

アミューズメント事業

TOY・映像事業

アミューズメント施設事業

セガサミーグループ内企業の子会社となった企業

  • サミーネットワークス(2016年4月1日付でサミーの100%子会社化)
    • バタフライ(2016年4月1日付でサミーの孫会社化)

かつてのグループ企業

脚注

  1. ^ a b 認定事業再編計画の内容の公表 経済産業省
  2. ^ 株式会社セガにおける構造改革の実施に関するお知らせセガサミーホールディングス 2015年1月30日
  3. ^ 新生セガグループ営業開始のお知らせセガホールディングス 2015年4月1日
  4. ^ セガグループの再編及び新会社設立のお知らせセガプレスリリース 2015年2月12日
  5. ^ グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の名称変更に関するお知らせセガサミーホールディングス 2015年2月12日
  6. ^ セガグループ再編により,セガを分社化して新会社3社を設立。コンシューマ事業部門はセガネットワークスを吸収合併してセガゲームスへ4Gamer.net 2014年2月12日
  7. ^ セガグループの製品情報サイトがまとめてリニューアル、よりわかりやすい形に一新!ファミ通.com 2015年10月6日
  8. ^ 株式会社セガの産業競争力強化法に基づく事業再編計画を認定しました経済産業省 2015年3月26日
  9. ^ 遊技機事業 事業概要セガサミーホールディングス
  10. ^ 当社子会社(株式会社セガホールディングス)による子会社(株式会社インデックス)株式譲渡契約締結に関するお知らせセガサミーホールディングス 2015年11月27日
  11. ^ 株式会社インデックスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ澤田ホールディングス 2015年11月27日
  12. ^ 子会社の会社分割(吸収分割)及び孫会社の株式譲渡に関するお知らせセガサミーホールディングス 2016年1月29日

外部リンク