ストリート

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ウォールストリートの道路標識
神戸市北野通り
ロンドンケンジントン&チェルシーの典型的なストリート

ストリート: street)とは、市街地の中を走る道路しばしば、そこでの人間活動を主体とした意味あいで使われる。[要出典]

ラテン語で「舗装」を意味するストラータ(strata)が語源で、元は舗装道路(strata via)を意味した。

ストリートの特徴

必ずしも全てのストリートに当てはまるわけではないが、

  • 舗装されている。語源からは必須条件に思えるが、実際は未舗装のストリートもある。
  • 公道で、誰もが自由に通行できる。自動車専用道路でもない。
  • 市街地内にあり、建物施設の間を通っている。
  • 人がようやく通れるような細い路地ではない。

などが言える。[要出典]

なお、古語としては[要出典]街道の意味もあり、有名な例としてウォトリング街道(Watling Street)がある。

道路との違い

道路(road)の主な機能が目的地への輸送であるのに対し、ストリートの機能は公共の相互作用であるとされる[1]

「道路」との意味あいの違いをはっきり出したいときは、往来街路、〜のような訳語も使われる。[要出典]

輸送より人間活動の場としての役割に重きを置いた用語なので、道路での人間活動については「ロード」ではなく「ストリート」が使われる。たとえば、ストリートミュージシャンなどである。仮にこれを「道路音楽家」と訳しては意味合いがずれてくる。訳すなら「街頭音楽家」「街角音楽家」などが近い。[要出典]

固有名詞としてのストリート

固有名詞の一部としてのストリートは、通常「St.」と略して書き、第2強勢が置かれる。

ザ・ストリート(the Street)と言った場合は、その街で主要な大通りを意味することがある。たとえば、ニューヨークの場合はウォール街(文脈によってはブロードウェイ)を意味する。[要出典]

ストリートとアヴェニュー

ストリートとアヴェニュー(avenue)の間に明確な違いはないが[要出典]、ある程度のニュアンスの違いはある。

イギリス英語では、歩道車道があって街路樹も植えられているような道路はアヴェニュー、それより狭い道路がストリートと呼ばれる。[要出典]

アメリカ英語ではそのような違いはない。一方、固有名詞としては、ある方向の道路にストリート、それに直角方向の道路にアヴェニューと名づけられることがある。たとえばマンハッタンでは、東西がストリート、南北がアヴェニューとなっている。[要出典]

フランスにおけるストリート

「通り」はおおむね リュ(Rue)で表現されるが、その他にシャンゼリゼ通りのような並木道もしくは、有名な建築物へアプローチするような通りを指したアヴェニュー(Avenue)という語、幅の広い大通りを指すブールバール(Boulevard、城壁跡地に形成された道路を指した)、車の通らない細い路地パサージュ(Passage)といった単語が用いられる[2]。詳細は各項を参照。

出典

  1. ^ 英語版出典 Dictionary Ask Yahoo!
  2. ^ 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 A07 パリ&近郊の町 '10-'11』ダイヤモンド社、2009年、51頁。ISBN 978-4-478-05860-2 

関連項目