シンガポール・スリング

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シンガポール・スリング
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基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 シェイク
赤色
グラス   タンブラー
度数 16度[1] - 17度[2]
レシピの一例
ベース ジン
装飾材料 マラスキーノ・チェリー
備考 このテンプレのデータは一般的なレシピに基づいているが(ラッフルズホテルのレシピについてはラッフルズ・ホテルでのレシピの節を参照)、画像はラッフルズ・ホテルのシンガポール・スリングである。
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シンガポール・スリング(Singapore Sling)は、ジンベースのカクテル。その名の通り、シンガポール生まれのカクテルである。1915年、シンガポールのラッフルズ・ホテルバーテンダーであった、厳崇文(嚴崇文、Ngiam Tong Boon)が最初に作ったのが始まりである。なお、シンガポール・スリングのスリング(Sling)とは、ドイツ語のSchlingen(飲み込む)からきていると言われ、スピリッツに甘みと酸味を加えて水で割った飲み物。他にもジン・スリング、ウォッカ・スリングなどがある。このシンガポール・スリングも本来そのバリエーションの一つである。

レシピ

一般的なレシピ

ラッフルズ・ホテルでのレシピ

上記が一般的で、かつラッフルズ・ホテルで最初に作られたオリジナルに近いものとされているが、現在のラッフルズ・ホテルではその後かなり変更が加えられ、以下のようになっている。

作り方

  1. ソーダ水以外の材料をシェークし、を入れたタンブラーに注ぐ。
  2. ソーダ水を満たし、チェリーを飾る。
  3. また、チェリーブランデーはシェークせず、最後にグラスに沈める作りかたもある。

脚注

  1. ^ 稲 保幸 著『色でひけるカクテル』p.22 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
  2. ^ 桑名 伸佐 監修 『カクテル・パーフェクトブック』p.59 日本文芸社 2006年2月25日発行 ISBN 978-4-537-20423-0