ガミー・ベアの冒険
ディズニー劇場ガミー・ベアの冒険(でぃずにーげきじょう がみーべあのぼうけん)は、アメリカのテレビアニメ。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作。1985年からNBCで放送され、1989年からはABCにて放送された。日本では1987年4月9日から9月17日まで朝日放送制作・テレビ朝日系列にて毎週木曜19:30 - 20:00に21話まで放送された後、22話以降はWOWOWにて1994年から放送された。ディズニー・チャンネルでも放送された。この番組終了後、同年10月から『ニュースシャトル』のスタートに伴い、朝日放送制作のアニメ枠は水曜18:50 - 19:20へ移動し、『グリム名作劇場』がスタートした。又、本ページでは歌・声優についてはテレビ朝日版を中心に記述する。
広島ホームテレビでは時折プロ野球広島東洋カープ主催ゲームの中継に差し替えることがあり、当該回については平日夕方の帯再放送枠で遅れネットされた。
登場人物
ガミー・ベアたち
- この7名は家族同等の共同生活を過ごすが、血縁関係は各々皆無と推定される。女性はグラミーとサニーの2名のみ。
- 以下、年輩と目される上位順。
- ザミー(Zummi Gummi)
- 声 - ポール・ウィンチェル(第5シーズンまで)→ジム・カミングス / 上田敏也
- 長老格。魔法使いでもある。
- グラフィー(Gruffi Gummi)
- 声 - ビル・スコット(第1シーズン)→コーリー・バートン / 石井敏郎
- 「一家の大黒柱」的役割。
- グラミー(Grammi Gummi)
- 声 - ジューン・フォーレイ / 吉田理保子
- 母親的存在。普段の服装は看護婦に近い。
- ガスト(Gusto Gummi)
- 声 - ロブ・ポールセン / 江原正士
- 本名はオーガスタス。アーティという鳥を連れている。21話にて無人島生活から解放され、仲間に加わる。
- 初登場時の設定は、ポール・ゴーギャンをモチーフにしたと思われる節がある。
- タミー(Tummi Gummi)
- 声 - ロレンツォ・ミュージック / 兼本新吾
- 子どものガミーベアたちの間では最年長だが、言動にやや抜けたところがある。
- サニー(Sunni Gummi)
- 声 - ケイティ・リー / 土井美加
- カビーのお姉さん的存在。金髪と考えられる毛色。
- カビー(Cubbi Gummi)
- 声 - ノエル・ノース / 山本圭子
- ピンクのガミー・ベア。
その他
- ケビン(Cavin)
- 声 - クリスチャン・ジェイコブス(第1シーズン)→ブレット・ジョンソン(第2シーズン)→デヴィッド・フアウティーノ (第3シーズン)→ジェイソン・マースデン (第5シーズンまで)→RJ・ウィリアムズ / 頓宮恭子
- 立派な騎士になることを目標にしている少年。ガミー・ベア達と友好関係にある、数少ない人間。カビーから特に懐かれている。
- グレゴール王
- 声 - マイケル・ライ / 宮内幸平
- カーラ王女
- 声 - ノエル・ノース / 潘恵子 (22話以降 井上喜久子)
- ケビンを通し、ガミー達と交流する。同性のサニーと特に仲が良い。かなりのおてんば。
- タックス・フォード卿
- 声 - ビル・スコット(第1シーズン)→ロジャー・C・カーメル(第2シーズン)→ブライアン・カミングス / 藤城裕士
- ヴィクター・イグソーン卿(Sir Victor Igthorn)
- 声 - ウイリアム・キャロウェイ
- イグソーン大公(後述)の弟だが、兄と正反対の立場にある騎士。
- アーティ(Artie Deco)
- 声 - ジーマン・メイゴン→ブライアン・カミングス
- ガストの相棒の鳥。
悪役
- シグモンド・イグソーン大公(Duke Sigmund Igthorn)
- 声 - マイケル・ライ / 加藤精三(22話以降 池田勝)
- ヴィクター・イグソーン卿の兄。複数のオーグを手下として連れてきているが、そのオーグたちはあまり賢くない。
- トーディ(Toadie)
- 声 - ビル・スコット(第1シーズン)→コーリー・バートン / 江原正士
- イグソーン大公の側近を務めるオーグ。
- レディ・ベイン(Lady Bane)
- 声 - トレス・マクニール
ガミー・ベア(Gummi Bear)とは
本作の基本設定において、ガミー・ベア(Gummi Bear)とはガミー峡谷に住むクマたちのことを指す。
アメリカにおいては元来、「ガミーベア」の語は、ある特定の菓子を指す一般名詞である。
その菓子とは、「クマの形をしたグミキャンディ」の事であり、その味付けの代表格としてベリー類が認識されている。
これは日本で喩えるなら、「醤油味の丸い煎餅」というくらい、どこの地方でも安価で手に入る、ごく一般的な(そして親が幼小児へ与えるに当たり、比較的高い食品安全性と歯・あごの発育促進効果とが期待できる、自らも幼少時に親しんだソウルフード的な)菓子である、という認識に等しい。
本作品において、原語のセリフや歌詞の中で明確に「ガミー」と発音されているにも拘らず、それに対応する綴りが"Gummy"では無い理由はここにある。
そして、「弾力性」「ベリー味が代表的」あるいは「元気が増幅する位に、高い栄養価が期待できる」といった菓子の特性・イメージが、本作の基本設定に織り込まれている。
スタッフ
- ストーリー・エディター - ジーマン・メイゴン
- アニメーション製作 - 東京ムービー新社
- 製作 - ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
日本語版スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ - 『いくぞガミー・ベア』
- 作曲・作詞 - トム・ケース、スティブ・ルッカー / 訳詞 - 北川幸比呂 / 歌 - 水木一郎
- エンディングテーマ - 『ガミー・ベアの冒険』
- 歌 - 水木一郎
各話リスト
- 大冒険の始まり!
- 石像にされた仲間 / オーグの逆襲
- やさしいドラゴン / ふしぎな笛
- コンドルの魔宮
- 神のお告げ / 巨人とお願い石
- 魔法の変身帽子
- 赤ちゃんオオカミ / ガミー対イノシシ
- 怪鳥現る / 石像ガーゴイル
- ジュースの秘密
- キーワードの呪文 / 魔法合戦
- ひつじ飼いの少女 / トーディの追跡
- シャボン玉爆弾 / 眠らせ妖精の謎
- ガミーの大反撃
- 生き残ったガミー
- 危険な呪文 / イグソーンの裏切り
- 盗賊一味を倒せ / ダンウィン城攻略
- 正義の剣士カビー
- 王様救出作戦 / 巨人になる秘薬
- 地底の魔法王国
- まちがえた呪文 / とんだ祭り騒動
- 火山島の大冒険(ガストと相棒の鳥アーティが初登場する回ながら、朝日放送制作分の地上波放映は、第2シーズン終了に当たる、ここで打ち切りとなる。)
- キャンディパニック / おかえりなさいイグソーン
- いとしの人魚姫 / グラフィー人形大騒動
- 春はいつ来るの? / 森の中の小さなオバケ達
- 入れかわった二人 / 魔女を追い払え!
- 魔法使いタミー / もらうより与えよう
- ガミーベリーを守れ
- ガンマドゥーンの騎士
- いたずら妖精ギガリン / グラフィーはお母さん
- ドラゴンから町を救え!
- 不思議なバグパイプ
- サニーのドレスは秘密兵器
- ユーレイだ / グラミーの幼な友達
- すばらしき我が家 / 天才画家ガスト
- 幻のガミー・ベアを探せ
- タミーのダイエット作戦
- 正義の剣士にせもの現る
- 悪魔の赤ちゃん
- 憧れのヒーロー
- 囚われのグラフィー / カーラ騎士になる
- 潜水艦ガマリン号
- 魔法の薬で大変身 / 巨人を起こさないで
- 幻の都へGO
- ガミーのオンボロ橋 / パーティをつぶせ
- キャンディこわい / ルールって何?
- オーグになったケビン
- わがままなプリンセス / 石になったザミー
- 財宝を探して
- 友達同盟
- 腐っても騎士
- 巨大グモを倒せ
- 魔法のよろい
- 負けるな! ガミーベア
- 眠りの森のザミー / グラミー危機一髪
- 宝物のキルト
- 女王様はつらいよ
- 大人になりたい
- 冒険に出かけよう
- Noと言えないタミー / 恐怖のカーニバル
- グリッティの正体
- 本物はどっち
- ホレ薬で大騒ぎ
- 春を告げる鳥
- プリンセスVSプリンセス
- 勇気のしるし
- のっとられた王国パート1
- のっとられた王国パート2
外部リンク
- The Gummi Bears - IMDb(英語)
テレビ朝日系列 木曜19時台後半枠 【当番組まで朝日放送制作枠】 |
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