エドワード・ライト
エドワード・ライト(Edward Wright、1863年 - 没年不詳)は、救世軍の大佐であり、初代日本救世軍司令官である。
1863年にイギリス・ロンドンに生まれ、救世軍に入隊する。1874年に救世軍の副官としてニュージーランド、オーストラリアのクイーンズランドで開戦する。一時、イギリスに呼び戻され、救世軍農場を管理する。
1895年にウィリアム・ブース大将が日本開戦を計画した時志願する。1895年9月4日に男女11名の士官を率いて来日する。東京府新富町に本営を置いて、10月には金六町(現、中央区新橋)に小隊を設けた。そして『救世軍の歌』を編纂し、『ときのこゑ』を発刊した。
1896年には横浜に、3月に新富町に東京第2小隊、5月に八王子、9月には岡山に小隊を設けた。その頃、後に日本人初の士官になる山室軍平の入隊を許可する。
しかし、妻が重病になり、ライト自身も健康を害したので、万国本営の命令で1899年10月3日に離日し、イギリスに帰国した。帰国後はニューキャッスル師団長に任命された。