エターナル (ガンダムシリーズ)

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エターナルEternal)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空戦艦。エターナルは英語で「永遠の」や「不滅の」を意味する形容詞

艦体解説

諸元
エターナル
艦籍番号 FFMH-Y101[1]
分類 プラント製X09A、X10A運用艦[2]
MS専用運用母艦[3]
全長 300m[3][2]
武装 単装ビーム砲
連装レールガン×2
ミサイル発射管×多数
CIWS×多数
MS埋め込み式戦術強襲機「ミーティア」×2
艦長 アンドリュー・バルトフェルド

第一次連合・プラント大戦の後半期にザフトがフリーダムジャスティスの専用母艦として建造した[3]核エンジンを採用した機体の整備に必要な専用設備や機材を搭載し、また従来のMSを大幅に上回るスペックを持つ両機の行動に随伴するため、これまでのザフト艦で最も高速であったナスカ級を超える速力を持つ[3]。艦種記号から、モビルスーツ高速フリゲートであり、Yは本艦が試作艦であることを示す記号である[4]

核動力MSの運用母艦としての機能を優先したために攻撃力は補助的なものに留まる[3]。艦体は全面ローズレッドに塗装されている。

武装

主砲
艦橋前方に装備される単装ビーム砲。
レールガン
艦橋後方の両舷に2門装備される小型連装レールガン。
小型ビーム砲
艦体に多数が装備される小型ビーム砲[3]
ミサイル発射管
艦体に多数が装備されるミサイル発射管。
58mmCIWS
艦体に多数が装備される近接防御機関砲。ミサイルと共に迎撃に多用される[3]
ミーティア
フリーダムやジャスティスのための強化装備であるが、エターナルに接続された際は同艦の兵装として機能する[3]

搭載機

劇中での活躍

機動戦士ガンダムSEED
プラントにおいて、潜伏していたクライン派のメンバーが、ラクス・クラインの決起と同時にザフトからエターナルを強奪し、艦長のアンドリュー・バルトフェルドの指揮により出撃した[5]
メンデルにおいて、アークエンジェルクサナギと合流を果たして、三隻同盟の中核をなした。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を停戦まで戦い抜き、生還した。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
戦後は、第1次連合・プラント大戦終結時の混乱に紛れて、小惑星に偽装された秘密工廠に隠匿され、マーチン・ダコスタら旧クライン派の活動拠点となっていた。修理、整備に必要とされる巨額の資材は全てジャンク屋組合が無償でまかなっていたという。
再び宇宙に上がったラクス・クラインとアンドリュー・バルトフェルドの合流後、艦載機の補充などを経て、オーブ軍第2宇宙艦隊に編入されたアークエンジェルと共にレクイエム攻防戦に参戦した。最終決戦のメサイア攻防戦において、ストライクフリーダムと共にメサイアを陥落させて、戦闘を勝利に導いた。
スペシャルエディション 完結編 『自由の代償』』では、終戦後、プラント最高評議会に招聘されたラクスの乗艦としてプラントへ帰還した。

脚注

  1. ^ 『公式ガイドブック3 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 誓いの宇宙』角川書店、2005年12月、51頁。(ISBN 978-4048539272)
  2. ^ a b 『データコレクション18 機動戦士ガンダムSEED 下巻』メディアワークス、2004年11月15日初版発行、48頁。(ISBN 9784840228671)
  3. ^ a b c d e f g h 『機動戦士ガンダムSEED メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日初版発行、192-195頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)
  4. ^ 例としてアメリカ空軍では試作段階にある機体には機種記号の頭にYを付ける。
  5. ^ 『機動戦士ガンダムSEED』42話

関連項目