イドーラ

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イドーラWidourl)は、クトゥルフ神話作品に登場する架空の神格。

概要

地球の全ての命の母と呼ばれる豊饒の女神。別名「生と死の女主人」「夢の魔女」。

地球誕生の後、最初の微生物が出現して以来、地球と共に存在し続けていた。環境に対応して生き残るために、彼女は食べた生物の特性を獲得する能力を手に入れた。ブラック・スートラに記述があり、ミャンマー、チャド、ラオス、シュメール、ニューメキシコ、テキサスなど世界各地で様々な形で崇拝されているが、実は各地の教団は、この女神の変身した少女が教祖となっている。 彼女に気に入られたカルトのメンバーだけが彼女を実際に見ることができる。 信者には豊作と健康な家畜の恩恵が与えられ、中には不老不死を与えられた者も居る。反面、信者になるのを断ったりした者には恐ろしい報いがある。 この女神の変身は魅力的な少女の像を投影して周囲を欺くやり方で、女神の正体を知る者や正体に気付いた者を完全に欺く事は出来ない。ヨランダと言う少女を名乗っていた際、正体に気付いた男に銃で撃たれた後、変身を保てなくなり男の前で歪んだ不完全な少女の姿を見せるが、着弾の衝撃によるものなのか、男の精神力が女神の影響力を拒んだものなのかは不明。

登場作品

ウォルター・C・デビルJr.『What Lurks Among the Dunes』『Predator』『Where Yidhra Walks』『The Barret Horror』(「THE BLACK SUTRA」ISBN 0978991117 所収)