アレクサンダー・ブブリク
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2022年モンテカルロ・マスターズでのアレクサンダー・ブブリク | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Alexander Stanislavovich Bublik | |||
国籍 |
ロシア (2013–2016) カザフスタン (2016–現在) | |||
出身地 | ロシア・ガッチナ | |||
生年月日 | 1997年6月17日(26歳) | |||
身長 | 196cm | |||
体重 | 82kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2016年 | |||
ツアー通算 | 1勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 6,607,272 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2017・21・22) | |||
全仏 | 2回戦(2019・20・22) | |||
全英 | 3回戦(2021・22) | |||
全米 | 3回戦(2019) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2020) | |||
全仏 | 準優勝(2021) | |||
全英 | 2回戦(2019) | |||
全米 | 2回戦(2022) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 30位(2022年2月21日) | |||
ダブルス | 47位(2021年11月8日) | |||
2022年9月3日現在 |
アレクサンダー・スタニスラヴォヴィチ・ブブリク (Alexander Stanislavovich Bublik, ロシア語: Александр Станиславович Бублик, 1997年6月17日 - ) は、カザフスタンの男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス30位、ダブルス47位。これまでにATPツアーでシングルス1勝を挙げている。身長196cm、体重82kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。ロシア出身で、現在はカザフスタン国籍で選手登録をしている。
選手経歴
ジュニア時代
ロシアのガッチナで生まれる。4歳のときにテニスを始め、父親の指導を受ける。ITFジュニアサーキットではシングルス6勝、ダブルス5勝を挙げており、ジュニアでの最高ランキングは19位を記録していた。
2016年 プロ転向
2016年にロシアからカザフスタンへ国籍を変更し、同年にプロに転向。年始の世界ランキング964位から205位までランキングを大幅に上昇させた。
2017年 トップ100入り
全豪オープンで予選を通過してグランドスラム初出場を果たすと、1回戦で第16シードのリュカ・プイユを破り、グランドスラム初勝利を挙げた。2回戦ではマレク・ジャジリに敗れた。BNPパリバ・オープンでは予選でニコロズ・バシラシビリに敗れた。マイアミ・オープンでも予選敗退。全仏オープンでは予選決勝で敗退。ウィンブルドン選手権ではラッキールーザーとして本戦出場。1回戦では昨年度覇者・世界ランキング1位のアンディ・マリーにストレートで敗れた。全米オープンでは予選でキャメロン・ノリーに敗れた。クレムリン・カップでは予選を通過してベスト8入り。準々決勝ではリカルダス・ベランキスに敗れた。ATPチャレンジャーツアーを中心にツアーを巡り、チャレンジャー2勝を挙げた。世界ランキング100位圏内にも入り、95位を記録。年間最終ランキングは117位。
2018年 チャレンジャー3勝目
世界ランキングが200位台まで下降したが、シーズン終盤にブラチスラヴァで開催されたATPチャレンジャーツアーで優勝し、チャレンジャー3勝目を挙げた。年間最終ランキングは168位。
2019年 ツアー初の決勝進出
全豪オープンでは予選敗退。ブダペストとポーで開催されたATPチャレンジャーツアーでそれぞれ優勝。マイアミ・オープンでは予選通過を果たすも、2回戦でニック・キリオスに敗れた。その後モンテレイでのチャレンジャーで優勝して今季チャレンジャー3勝目を挙げた。
全仏オープンでは本戦1回戦を突破。2回戦で前年準優勝者・第4シードのドミニク・ティームに1セットを奪う奮闘を見せるが敗退。ウィンブルドン選手権では1回戦敗退。テニス殿堂オープンではATPツアー250で初の決勝進出。決勝でジョン・イスナーに敗れ準優勝。全米オープンでは本戦3回戦進出を果たした。成都オープンでも決勝進出。決勝でパブロ・カレーニョ・ブスタに敗れ準優勝。大会後に世界ランキング48位を記録。年間最終ランキングは56位。
2020年 全豪ダブルスベスト4
全豪オープンでは1回戦でジョーダン・トンプソンに敗れたが、ダブルスでは同国のミハイル・ククシュキンと組んでベスト4進出を果たした。オープン13では準決勝まで進出して、ステファノス・チチパスに敗れた。その後は新型コロナウイルス感染症の世界的流行の蔓延によってツアーが中断された。
ツアー再開後のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは1回戦でカレン・ハチャノフに敗れた。全米オープンでは1回戦でカイル・エドマンドに敗退。ドイツ国際オープンではベスト4入りをしたが、クリスチャン・ガリンに敗れた。全米オープンでは1回戦で世界ランキング9位のガエル・モンフィスを破る金星を挙げたが、2回戦ではロレンツォ・ソネゴに敗れた。サンクトペテルブルク・オープンでは2回戦でミロシュ・ラオニッチに敗退したが、ダブルスではベスト4入り。パリ・マスターズでは初戦敗退でシーズン終了。年間最終ランキングは50位。
2021年 全仏ダブルス準優勝
年始のアンタルヤ・オープンでは準決勝で世界ランキング10位のマッテオ・ベレッティーニをストレートで破ってキャリア2回目の対トップ10選手勝利を挙げ、3度目のツアー決勝進出。アレックス・デミノーとの決勝では怪我により途中棄権。全豪オープンでは2回戦でドゥシャン・ラヨビッチに敗れた。その後のシンガポール・テニス・オープンでは4度目のツアー決勝に進出。決勝ではアレクセイ・ポピリンに敗れツアー初優勝とはならなかった。
マイアミ・オープンでは準々決勝まで進出。準々決勝ではヤニック・シナーに敗れたが、ATPマスターズ1000で初のベスト8入り。モンテカルロ・マスターズではジェレミー・シャルディーに敗れ1回戦敗退。続くマドリード・オープンではベスト8入り。準々決勝でキャスパー・ルードに敗れた。BNLイタリア国際では1回戦でマリン・チリッチに敗退。
全仏オープンでは1回戦で第2シードのダニール・メドベージェフにストレートで敗れたが、同大会のダブルスでは同胞のアンドレイ・ゴルベフと組み、グランドスラム初の決勝進出。決勝ではフランスのニコラ・マユ/ピエール=ユーグ・エルベール組に敗れて準優勝。6月14日にダブルスで自己最高ランキング49位を更新。イーストボーン国際ではベスト8入り。準々決勝ではロレンツォ・ソネゴに敗れた。ウィンブルドン選手権では1回戦で同胞のミハイル・ククシュキン、2回戦でグリゴール・ディミトロフを破り、3回戦ではフベルト・フルカチュに敗退。
テニス殿堂オープンではベスト4入り。準決勝ではケビン・アンダーソンに敗れた。シティ・オープンでは1回戦で錦織圭に敗れた。ATPマスターズ1000のナショナル・バンク・オープンでは2回戦でダニール・メドベージェフに、ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは2回戦でグリゴール・ディミトロフに敗れた。2021年全米オープンでは2回戦でジャック・ソックにフルセットの末に敗れた。パリ・マスターズではキャスパー・ルードに敗れて、2回戦敗退。デビスカップ2020ではカザフスタンはベスト8入り。準々決勝ではセルビアに敗退した。年間最終ランキングは35位。
2022年 ツアー初優勝
全豪オープンでは2回戦でガエル・モンフィスに1-6, 0-6, 4-6のストレートで完敗したが、2月に行われた南フランス・オープンでアレクサンダー・ズベレフを6-4, 6-3のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした[1]。
ATPツアー決勝進出結果
シングルス: 7回 (1勝6敗)
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2019年7月21日 | ニューポート | 芝 | ジョン・イスナー | 6–7(2–7), 3–6 |
準優勝 | 2. | 2019年9月29日 | 成都 | ハード | パブロ・カレーニョ・ブスタ | 7–6(7–5), 4–6, 6–7(3–7) |
準優勝 | 3. | 2021年1月13日 | アンタルヤ | ハード | アレックス・デミノー | 0–2 途中棄権 |
準優勝 | 4. | 2021年2月28日 | シンガポール | ハード (室内) | アレクセイ・ポピリン | 6–4, 0–6, 2–6 |
優勝 | 1. | 2022年2月6日 | モンペリエ | ハード (室内) | アレクサンダー・ズベレフ | 6–4, 6–3 |
準優勝 | 5. | 2022年7月17日 | ニューポート | 芝 | マクシム・クレシー | 6–2, 3–6, 6–7(3–7) |
準優勝 | 6. | 2022年9月25日 | メス | ハード (室内) | ロレンツォ・ソネゴ | 6–7(3–7), 2–6 |
ダブルス: 1回 (0勝1敗)
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2021年6月13日 | 全仏オープン | クレー | アンドレイ・ゴルベフ | ピエール=ユーグ・エルベール ニコラ・マユ |
6–4, 6–7(1–7), 4–6 |
シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
グランドスラム
大会 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 通算成績 |
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全豪オープン | 2R | Q2 | Q1 | 1R | 2R | 2R | 3–4 |
全仏オープン | Q3 | Q1 | 2R | 2R | 1R | 2R | 3–4 |
ウィンブルドン | 1R | Q2 | 1R | NH | 3R | 3R | 4–4 |
全米オープン | Q1 | A | 3R | 1R | 2R | 2R | 4–4 |
勝–敗 | 1–2 | 0–0 | 3–3 | 1–3 | 4–4 | 5–4 | 14–16 |
大会最高成績
大会 | 成績 | 年 |
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ATPファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 3R | 2022 |
マイアミ | QF | 2021 |
モンテカルロ | 2R | 2022 |
マドリード | QF | 2021 |
ローマ | 1R | 2020, 2021, 2022 |
カナダ | 2R | 2021 |
シンシナティ | 2R | 2021 |
上海 | 1R | 2019 |
パリ | 2R | 2021 |
オリンピック | 1R | 2021 |
デビスカップ | QF | 2021 |
ATPカップ | A | 出場なし |
脚注
- ^ “バブリクがズベレフ撃破、ATPツアー初優勝 南フランスOP”. AFPBB News. AFP. (2022年2月7日) 2022年2月7日閲覧。
外部リンク
- アレクサンダー・ブブリク - ATPツアーのプロフィール (英語)
- アレクサンダー・ブブリク - デビスカップのプロフィール (英語)
- アレクサンダー・ブブリク - 国際テニス連盟
- bublik (@bublik) - Instagram