おかげ杯
おかげ杯(おかげはい)は、囲碁の非公式棋戦で、30歳以下の棋士によって争われる。2010年創設。正式タイトル名は、おかげ杯囲碁トーナメントである。2014年より、若手国際団体戦と若手国際女流個人戦である、おかげ杯国際新鋭対抗戦も開催されている。これも本項で述べる。三重県伊勢市のおかげ横丁で開催され、名称もこれに由来する。
- 主催 日本棋院、横町棋院
- 協賛 株式会社濱田総業
- 後援 伊勢市、株式会社赤福、株式会社伊勢福、中日新聞社、三重テレビ放送、三重エフエム放送
- 優勝賞金 囲碁トーナメント300万円、国際対抗戦団体戦(第1回)270万円、(第2回)450万円、女流個人戦20万円
方式
- 16名によるトーナメント戦。シード4名と予選通過者12名。
- コミは、6目半。
- 持時間は1手30秒、1分単位の考慮時間が10回。
- 囲碁トーナメントは第2回までは日本棋院の棋士のみであったが、3回から関西棋院から男女1名ずつの参加となった。
- 国際新鋭対抗戦団体戦は、日中韓台4か国の代表チームによって、総当たりでリーグ戦が行われる。その結果上位同士、下位同士で対戦し順位を確定する。団体戦メンバーは第1回は男子2名女子1名の3人、第2回は男子3名女子2名の5人。第1回の決勝は主将戦で行われた。
- 国際新鋭対抗戦女流個人戦の参加者は各国1名で、団体戦選手も兼ねる。団体戦と同様リーグ戦上位同士、下位同士で順位決定戦を行う。
囲碁トーナメント歴代優勝者
左が優勝者
- 第1回(2010年) 張豊猷 - 大橋拓文
- 第2回(2011年) 安斎伸彰 - 志田達哉
- 第3回(2012年) 安斎伸彰 - 瀬戸大樹
- 第4回(2013年) 一力遼 - 安斎伸彰
- 第5回(2014年) 一力遼 - 瀬戸大樹
国際新鋭対抗戦順位
団体戦
- 第1回(2014年) 優勝:韓国(羅玄、金庭賢、朴志娟) 準優勝:中国(柯潔、連笑、曹又尹)3位:中華台北(王元均、陳詩淵、蘇聖芳)4位:日本(一力遼、瀬戸大樹、謝依旻)
- 第2回(2015年) 優勝:韓国(尹畯相、安国鉉、李志賢、崔精、呉侑珍)、2位:日本(伊田篤史、一力遼、余正麒、謝依旻、藤沢里菜)、3位:中国(楊鼎新、黄雲嵩、范蘊若、王晨星、於之瑩)、4位中華台北(陳詩淵、林立祥、蕭正浩、黒嘉嘉、兪俐均)
女流個人戦
- 第1回(2014年) 優勝:朴志娟(韓国) 準優勝:曹又尹(中国) 3位:謝依旻(日本) 4位:蘇聖芳(台湾)
第1回結果
2014年11月1-2日
- 団体戦
予選
中国 | − | 3-0 | 3-0 | 3-0 | 3 | 9 | 1 |
韓国 | 0-3 | - | 3-0 | 2-1 | 2 | 5 | 2 |
日本 | 0-3 | 0-3 | - | 2-1 | 1 | 2 | 3 |
中華台北 | 0-3 | 1-2 | 1-2 | - | 0 | 2 | 4 |
決勝戦
- 羅玄(韓国) - 柯潔(中国)、3位決定戦 王元均(中華台北)- 一力遼(日本)
- 女子個人戦
- 1位決定戦 朴志娟(韓国)- 曹又尹(中国)、3位決定戦 謝依旻(日本) - 蘇聖芳(中華台北)
第2回結果
2015年10月2-3日 予選
韓国 | − | 4-1 | 4-1 | 5-0 | 3 | 13 | 1 |
日本 | 1-4 | - | 2-3 | 4-1 | 1 | 7 | 2 |
中国 | 1-4 | 3-2 | - | 2-3 | 1 | 6 | 3 |
中華台北 | 0-5 | 1-4 | 3-2 | - | 1 | 4 | 4 |
決勝戦
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3位決定戦
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