女流本因坊戦

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女流本因坊戦(じょりゅうほんいんぼうせん)は、囲碁女流棋士による棋戦で、日本棋院関西棋院の棋士が参加する。1981年創設。女流棋戦では最も格が高い。優勝者は女流本因坊の称号を得る。また5連覇により名誉女流本因坊の資格を得る。2011年まで、名誉女流本因坊の資格を持つのは謝依旻のみである。前身は1952年創設の女流選手権戦

概要[編集]

方式[編集]

トーナメント戦を勝ち抜いた挑戦者が、前年の女流本因坊に挑戦する。挑戦手合は、第1-13期は三番勝負、1995年第14期以降は五番勝負。コミは5目半、第22期より6目半。持時間は各4時間。第1期は前年の女流選手権者への挑戦手合。

1997年から2000年の優勝者は、翌年の日中スーパー囲碁の女流戦に出場した。

歴代優勝者と挑戦手合[編集]

(左が優勝者)

  1. 1982年 本田幸子 2-1 小林禮子
  2. 1983年 楠光子 2-1 本田幸子
  3. 1984年 本田幸子 2-0 楠光子
  4. 1985年 楠光子 2-1 本田幸子
  5. 1986年 小川誠子 2-0 楠光子
  6. 1987年 楠光子 2-1 小川誠子
  7. 1988年 楠光子 2-0 小川誠子
  8. 1989年 楠光子 2-0 小川誠子
  9. 1990年 中澤彩子 2-1 楠光子
  10. 1991年 中澤彩子 2-1 小林千寿
  11. 1992年 加藤朋子 2-0 中澤彩子
  12. 1993年 吉田美香 2-1 加藤朋子
  13. 1994年 吉田美香 2-0 佃亜紀子
  14. 1995年 吉田美香 3-1 知念かおり
  15. 1996年 吉田美香 3-0 中澤彩子
  16. 1997年 知念かおり 3-1 吉田美香
  17. 1998年 知念かおり 3-0 加藤朋子
  18. 1999年 知念かおり 3-1 小林泉美
  19. 2000年 祷陽子 3-2 知念かおり
  20. 2001年 小林泉美 3-1 祷陽子
  21. 2002年 小林泉美 3-2 知念かおり
  22. 2003年 小林泉美 3-1 矢代久美子
  23. 2004年 知念かおり 3-1 小林泉美
  24. 2005年 矢代久美子 3-0 知念かおり
  25. 2006年 矢代久美子 3-1 祷陽子
  26. 2007年 謝依旻 3-0 矢代久美子
  27. 2008年 謝依旻 3-1 鈴木歩
  28. 2009年 謝依旻 3-1 青木喜久代
  29. 2010年 謝依旻 3-0 向井千瑛
  30. 2011年 謝依旻 3-1 向井千瑛
  31. 2012年 謝依旻 3-0 奥田あや
  32. 2013年 向井千瑛 3-2 謝依旻

女流選手権戦[編集]

1952年創設、1981年で終了し、女流本因坊戦に発展。東京タイムズ主催。第1期は決勝一番勝負、第2期以降は挑戦手合三番勝負。第26期のみリーグ戦で優勝者を決定。コミは4目半、第21期より5目半。女流棋戦としては最も古い歴史を持つ。

歴代優勝者(左が優勝者)

  1. 1952年 伊藤友恵 - 武田みさを
  2. 1953年 杉内寿子 2-0 伊藤友恵
  3. 1954年 杉内寿子 2-0 鈴木津奈
  4. 1955年 杉内寿子 2-1 伊藤友恵
  5. 1956年 杉内寿子 2-0 伊藤友恵
  6. 1957年 伊藤友恵
  7. 1958年 伊藤友恵 2-0 鈴木津奈
  8. 1960年 伊藤友恵 2-0 本田幸子
  9. 1961年 伊藤友恵 2-0 木谷禮子
  10. 1962年 伊藤友恵 2-0 武田みさを
  11. 1963年 木谷禮子 2-1 伊藤友恵
  12. 1965年 伊藤友恵 2-1 木谷禮子
  13. 1966年 木谷禮子 2-0 伊藤友恵
  14. 1967年 木谷禮子 2-1 伊藤友恵
  15. 1968年 木谷禮子 2-1 児玉幸子
  16. 1969年 本田幸子 2-1 木谷禮子
  17. 1971年 木谷禮子 2-0 本田幸子
  18. 1972年 木谷禮子 2-1 本田幸子
  19. 1973年 本田幸子 2-0 木谷禮子
  20. 1974年 本田幸子 2-0 伊藤友恵
  21. 1975年 本田幸子 2-1 小林千寿
  22. 1976年 小林千寿 2-0 本田幸子
  23. 1977年 小林千寿 2-1 本田幸子
  24. 1978年 小林千寿 2-1 小川誠子
  25. 1979年 小川誠子 2-0 小林千寿
  26. 1980年 小川誠子 2-1 小林千寿
  27. 1981年 本田幸子 2-1 小川誠子

記録[編集]

  • 最多連続優勝 謝依旻 6回
  • 最多優勝 伊藤友恵、本田幸子 7回
  • 最多優勝(女流本因坊戦) 謝依旻 6回
  • 最多優勝(女流選手権戦) 伊藤友恵 7回
  • 最年少優勝 謝依旻 17歳11ヶ月(第26期女流本因坊戦)
  • 最年少本戦入り 藤沢里菜 13歲5ヶ月(第31期女流本因坊戦)
  • 親子優勝 木谷禮子(女流選手権戦)・小林泉美(女流本因坊戦)
  • 姉妹優勝 杉内寿子・本田幸子(女流選手権戦)・楠光子(女流本因坊戦)

外部リンク[編集]