X-44 (航空機)

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X-44は、アメリカ空軍アメリカ航空宇宙局が検討していた技術試験機。無尾翼機であり主契約会社はロッキード・マーティン社。2000年に開発中止となり、実機は完成していない。

概要

X-44は無尾翼機におけるピッチおよびロール・コントロールの試験を行う機体である。エレボンも装備されておらず、姿勢制御推力偏向ノズルにより行う。操舵翼の廃止により、主翼の構造を簡易・軽量化し、燃料タンク容量の拡大やステルス性の増大を目的としている。名称としてMANTA(Multi-Axis No-Tail Aircraft)が与えられている。機体デザインはF-22戦闘機の初期デザインの一つから派生しており、双発デルタ翼機であった。

開発が遅延し、2007年までに初飛行の見通しが立たなかったことにより、2000年に開発中止となった。

関連項目

  • FB-22 (航空機):機体形状の類似。計画では垂直尾翼なしが採用された場合本機のデータを流用する予定であった。

外部リンク