WILD ADAPTER
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| WILD ADAPTER | |
|---|---|
| ジャンル | BL |
| 漫画 | |
| 作者 | 峰倉かずや |
| 出版社 | 徳間書店 |
| 掲載誌 | Chara |
| レーベル | キャラコミックス |
| 巻数 | 6巻(続刊中) |
| テンプレート - ノート | |
![]() |
|---|
『WILD ADAPTER』(ワイルドアダプター)は、峰倉かずやによる漫画作品。
目次 |
概要 [編集]
隔月少女漫画雑誌「Chara」(徳間書店)で連載していた作品。2011年に一迅社へ移籍が発表され、2011年10月から2012年3月まで徳間書店版と同内容の新装版を刊行。連載は休止していたが、2013年春から連載再開が決まった。また単行本に収録されていなかったエピソードを、「ゼロサムオンライン」にて加筆修正したリメイク版を2012年秋に公開する予定。
謎のドラッグ「W.A」をめぐる久保田誠人と時任稔、二人の現実と絆を描いた作品。物語は1990年代の横浜を舞台に、「W.A」を狙う出雲会、東条組をはじめとするヤクザも絡みながら進行してゆく。『私立荒磯高等学校生徒会執行部』と本作は全く繋がっていない(スターシステム)。
発刊リスト [編集]
- 単行本
- キャラコミックス及びゼロサムコミックスから6巻発刊されている。括弧内は作中の時間軸。
- 「WILD ADAPTER 1」 2001年6月発行 ISBN 4-19-960161-9 (1995年5月 - 1996年1月22日)
- 「WILD ADAPTER 2」 2002年6月発行 ISBN 4-19-960190-2 (1997年1月16日 - 1月23日)
- 「WILD ADAPTER 3」 2003年10月25日発行 ISBN 4-19-960233-X
- 「WILD ADAPTER 4」 2005年6月25日発行 ISBN 4-19-960289-5
- 「WILD ADAPTER 5」 2006年6月24日発行 ISBN 4-19-960319-0 (1996年2月11日 - 6月2日)
- 「WILD ADAPTER 6」 2008年2月25日発行 ISBN 978-4-19-960367-9 (1998年)
- その他
-
- 峰倉かずや画集「Sugar coat」 2004年3月25日 ISBN 4-19-960247-X
- 峰倉かずや画集「Sugar coat excess」 2012年7月25日
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物 [編集]
主要人物 [編集]
- 久保田誠人(くぼた まこと)
- 声 - 森川智之
- 主人公。昭和54年8月24日生まれ、身長184cm、体重74kg、O型。
- 出雲会の年少組リーダーとして7か月所属し、信夫の死をきっかけに脱会。その際、東条組の横浜支部事務所を1人で壊滅させる。また時任が誘拐されたときには、出雲会の事務所と年少組を殲滅している。趣味は麻雀を始めとする賭け事。対人間のゲームが得意。パチンコなどは苦手らしい。電車に乗って新商品の出たコンビニに通うほど、新しいものと甘いものが好き。辛いものも好き。セブンスターを愛煙している。かつてはアンナの元彼を鉄パイプで半殺しにした。
- 父親は宗方誠治、母親は本家黙認の愛人(葛西の姉)であり、宗方家で育てられ、見えない存在として扱われていた。時任に対して執着し、依存している。時任が自分の意志で出て行ったなら咎めない反面、それ以外は手放す気は無い。鵠とは中学の頃からの知り合い。
- 作中に登場するときは細目であるが、一枚絵では目が開く("久保田の法則"、『最遊記』においても同様)。
- 時任稔(ときとう みのる)
- 声 - 石川英郎
- もう1人の主人公。身長168cm、体重58kg、B型、20歳前後の様子。
- 久保田が路地裏で拾った少年であり、彼を止められる唯一の人。少々生意気だが根は真っ直ぐで繊細な性格。右手が獣のようになっている[1]。時々激痛が走り、徐々に侵食が進んでいる模様。関谷や真田からは関心を持たれ、狙われている。当初は記憶を失っていたが、ときおり夢などで突然フラッシュバックのように幼い頃の記憶を垣間見ている。アキラに“何か”をされている。戸籍上では、15年前に海外で死亡している。姓の由来は時任三郎、名前は足首についていたプレートから。甘ったるい食べ物は苦手。薬全般は拒否反応を起こす。
- 鵠(こう)
- 声 - 関俊彦
- 身長171cm、体重58kg。
- 中華街の片隅にある、薬品取り扱い店兼雑貨屋「薬店 東湖畔」の店主。落ち着いた物腰の男性。医療行為のサービスも行うが、医師免許は持っていない。隠語で一般人が手に入れられないような物も取り扱っている。中華鍋や具材を購入することに関しては前払いが原則。時任の主治医。
- 葛西蛍一郎(かさい けいいちろう)
- 声 - 辻親八
- 身長170cm、体重68kg、O型。
- 久保田の叔父で、刑事。甥曰く日本が誇る不良刑事代表。W.Aに関する情報を提供し忠告するも、甥を信用してはいないが可愛がっている様子。時任の事も可愛がっている。
- 新木(あらき)
- 声 - 坪井智浩
- 葛西の後輩刑事。新米呼ばわりを嫌がる。
- 滝沢亮司(たきざわ りょうじ)
- 声 - 松本保典
- 身長174cm、体重65kg、B型、28歳~。
- 3巻から登場。(元)アサニチの記者で、現在フリーライター。姉の真実を探るべく独自で調査をしようとした時、久保田と時任に協力を求めた。コレを機に、W.Aについて調べ始める。滝沢は母方の姓。愛称:滝さん。
出雲会 [編集]
- 真田(さなだ)
- 声 - 小杉十郎太
- 出雲会支部長→代行。久保田誠人がお気に入りだった模様。犬(アークロイヤル)を飼い、アークロイヤルを愛飲する。時任にも興味を持っている。
- 小宮信夫(こみや のぶお)
- 声 - 千葉進歩
- 身長172cm、体重61kg、O型。
- 出雲会年少組の(元)副リーダー。薬物中毒の母親がW.A事件に巻き込まれ、独自に探っていた時に命を落とす。久保田が時間にルーズなため、そのとばっちりを喰らう事が多く、改善のために懐中時計を渡した。
- 木場治(きば おさむ)
- 声 - 近藤隆
- 身長172cm、体重61kg、A型。
- 6巻から登場。出雲会年少組リーダー。久保田とは直接的な面識はなかった。愛称ちゃむ[2]。ヤクザ世界で生きていくため、と称し真田に従順な態度を取るも腹に一物抱えている様子。「ちゃむ」の由来は、「おちゃむ君のちゃむ」。
- カンダ龍之介(かんだ りゅうのすけ)[3]
- 声 - 伊藤健太郎
- 身長175cm、体重66kg、O型。
- 出雲会年少組に所属する。治とは幼なじみで、通称・龍(たつ、りゅう)、たっちゃん。叔父がヤクザ世界の人間であり、そっちの世界に憧れていた。実直で愛想が良い。女友達が教師に強姦まがいの事をされたと知って、その教師を半殺しにしたために停学処分を食らった。作者いわく「6巻は治編だけど、彼の方が人気がある」。
- 修司(しゅうじ)
- 声 - 勝杏里
- 故人。W.Aがらみの事件に巻き込まれる。治・龍之介とよくつるんでいた。4巻収録の番外編では、彼視点の話がある。1巻から登場し、4巻冒頭では既に故人扱い、6巻では彼の四十九日を迎えた。
東条組 [編集]
- 関谷純(せきや じゅん)
- 声 - 三木眞一郎
- 東条組代行。普段はオネエ言葉を話し、キレると乱暴口調になる。銃が苦手で、ナイフを使用。紅茶をこよなく愛し、組員には室内禁煙を言い含めている。一人称は「あたし」。時任の右手を疑問に思っている。
- 矢崎(やざき)
- 声 - 千葉一伸
- 関谷の運転手。スキンヘッドにサングラスを着用。
- 宇崎広重(うざき ひろしげ)
- 前東条組代行で、久保田に殺される。享年51歳。
- アツシ
- 修司をボコしたが、久保田に再起不能状態にされた青年。
その他 [編集]
- 大久保沙織(おおくぼ さおり)
- 声 - 野田順子
- 2巻のゲストキャラクター。
- 親元から家出し、彼氏[4]と同棲して妊娠するが、最終的には堕ろす。コンビニでの万引きを久保田に見られ、彼の家に一晩転がり込む。彼氏の死亡事件のはずみで東条組関係に巻き込まれる。
- 三ツ橋佳代(みつはし かよ)
- 声 - 田中敦子
- 3巻のゲストキャラクター。
- カルト教団『解幸の牙』のリーダーで、亮司の姉。彼女の組織もW.Aの事を追っている。両親の離婚後は生きる為に何でもやっていた。最後は麻薬所持や施設放火の現行犯として逮捕された。旧姓:滝沢。
- アンナ
- 声 - 鶴ひろみ
- 4巻のゲストキャラクター。
- ヘルス・キャンキャンチェリーの1番人気。久保田の初めての人であって、恋人ではない。恋人から暴力を振るわれていたらしく、久保田と初めて会った時には体に痣を作っていた。薬に手をつけたリカの事で久保田に相談をしようとした。久保田と時任の協力者の一人。
- 志村健(しむら けん)
- 声 - 千葉一伸
- サラリーマン。リカに薬をすすめられ拒否し、しかも彼女の捨て台詞に逆上して殺害する。
- 酒井理香子(さかい りかこ)
- 声 - 西原久美子
- 風俗嬢でアンナの友人。源氏名はリカ。麻薬に手をつけ、志村に勧めるが彼に殺された。
- 長谷部(はせべ)
- 声 - 鈴置洋孝
- 久保田を連行した警部補で取調べをしていたが、上司の命令にしぶしぶ従い釈放した。久保田の背後に何かあると勘付く。
- 飯塚翔太(いいづか しょうた)
- 声 - 松本恵
- 5巻のゲストキャラクター。
- 久保田のマンションの隣に住んでいた小学生。時任が怯えずに接した最初の人間で、彼の右手を見ても動じなかった。久保田と時任がモデルの漫画を描いている。趣味は漫画を描くこととゲーム。後に引っ越す。5巻では、彼の視点で話が進行する。
- 宗方誠治(むなかた せいじ)
- 名前のみ登場。警察の上層部にまで影響を与えられる大物であるようだが、素性は一切謎。
- アキラ
- 時任を自分だけの物と見なす謎の男で、何かを投与している。時任にとって恐怖の存在と思われる。
ドラマCD [編集]
2012年現在、6巻まで発売されている。ジャケットは全て作者の描き下ろしイラスト。レーベルはマリン・エンタテインメント。収録内容は原作に忠実だが、実在する商品名や人物名は若干変更されている。トラックの順番は、作者書下ろしショートストーリー(前編)→本編→曲→ショートストーリー(後編)。また単行本(一迅社版)の各限定版には、作者書き下ろしのミニドラマCDが付属している。テーマは「七つの大罪」。
収録曲 [編集]
作詞:峰倉かずや、作曲:西岡和哉、歌:森川智之&石川英郎。
- WILD ADAPTER 『Knockout drops』
- WILD ADAPTERII 『零唄~Love song』
- WILD ADAPTER 03 『常夜灯』
- Sound Drama CD WILD ADAPTER 04 『wandering』
- Sound Drama CD WILD ADAPTER 05 『泡沫』
- Sound Drama CD WILD ADAPTER 06 『エソラゴト』
『Knockout drops』は、OVA版執行部第2巻に収録された本作のPVに、「アニメイト ガールズ・フェスタ 2011」にて公開されたPVでは『wandering』『エソラゴト』が使用された。
OVA [編集]
第6巻のエピソードを映像化するらしい。全2巻。
注釈 [編集]
- ^ それは組織自体が人間と異なり、道路標識を引き千切ったり、コントローラーも何度か破損させたりしている。また熱い鍋を触っても熱いと感じない。
- ^ 本人は嫌がっている
- ^ cf.画集『sugar coat excess』
- ^ 獣化して死亡した、名前はタケシ、沙織より2歳上
