第6競走で施行された、第7回香港スプリント(国際GI・芝直線1000m)は、11番人気に支持された地元香港の伏兵ナチュラルブリッツ(Natural Blitz・騸5・グリン・スコフィールド騎乗)が同じ香港のプラネットルーラー(Planet Ruler・騸6・ジェラルド・モッセ騎乗)に1と3/4馬身の差をつけて優勝した。優勝したナチュラルブリッツはこの勝利により通算成績23戦11勝、国際重賞、国際GIともに初制覇。昨年に芝1000mの競走で55.4のコースレコードをマカオで記録、当時マカオの怪物と呼ばれていたが、昨シーズンは7戦未勝利と不振だった。なお、1番人気に支持されたケープオブグッドホープ(Cape of Good Hope・騸7・マイケル・キネーン騎乗)は5着に敗れた。
第8競走で施行された、ワールドレーシング・チャンピオンシップ最終戦、第19回香港カップ(国際GI・芝2000m)は1番人気に支持された地元香港のヴェンジャンスオブレイン(Vengeance of Rain・騸5・アンソニー・デルペッチ騎乗)が3番人気に支持されたフランス調教馬のプライド(Pride・牝5・クリストフ・スミヨン騎乗)をクビの差で避け優勝した。勝利したヴェンジャンスオブレインはこの勝利により通算成績16戦8勝、重賞7勝目、GI4勝目、昨シーズンは香港ダービー・クイーンエリザベス2世カップ・香港チャンピオンズ&チャターカップを含む重賞5勝を上げ、香港の中長距離の最強馬に君臨していた。なお、昨年の優勝馬アレクサンダーゴールドラン(Alexander Goldrun・牝3・マニング騎乗)は8着に敗れた。