Pidgin
Debian上で動作するPidgin | |
開発元 | Sean Egan |
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最新版 |
2.10.12
/ 2016年1月2日 |
リポジトリ | |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
種別 | インスタントメッセンジャー |
ライセンス | GPL |
公式サイト | pidgin.im |
Pidginは、インスタントメッセンジャーの一つ。WindowsとLinuxに対応している。複数のプロトコルを扱えるマルチプロトコルクライアントである。旧称Gaim。
Pidginの元祖であるGTK+ AOL Instant MessengerはAOL Instant Messengerのクローンとして開発されたが、Pidginの現在の対応プロトコルは数多く、AOL以外にもMSN Messenger、ICQ、Yahoo! Messenger(日本版にも対応)、IRC、XMPP等をサポートする。
現状では日本語周りにかなりの改善がなされており、通常使用するには問題ないレベルに達してはいるが、若干の不具合が残されており、この不具合を解消するパッチが有志により製作されている。このパッチを適用したWindowsバイナリも有志により作成されている。
特徴
コンタクトリスト、タブを利用したインスタント・メッセージング、状態(オンライン、オフラインなど、加えてメッセージなど)の変更などに対応している。また、Libpurpleというライブラリを利用しており、さまざまなIMプロトコルに対応している。
対応プロトコル
- .NET Messenger Service - Windows Live Messengerなどで利用されている
- Gadu-Gadu
- Novell GroupWise
- IRC
- OpenNap
- OSCAR (AIM、ICQ、.Mac)
- LINE
- Lotus Sametime
- SIP
- SLIC
- XMPP - Jabber、Google Talkなどもサポートする
- Yahoo!
- Zephyr
プラグイン
Pidginはプラグインを利用して機能を拡張することができる。
改名
元々このプロジェクトは当初GTK+ AOL Instant Messengerと言う名称だったが、これにAOLが反発し、Gaimと言う名称に変更。AOLもそれを受け入れ、しばらくは何事もなかった。
しかしながらGaimが2.0.0のベータ版を出す頃になり、再びAOLが、Gaimの名称にAIMが入っていたことに抗議(GAIM、ということ)。さらにAOLはGaimの開発者を訴えると脅しをかけてきたため、プロジェクトは2007年4月、GaimをPidginと言う名称に変更することにより、AOLと和解した。