LORAN
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LORAN(ロラン、英: LOng-RAnge Navigation[1])は電波航法の一つ。船舶・航空機が電波を用いて位置を知るための手法である。用いる電波によって、LORAN-A(中波を使用)、LORAN-C(長波を使用、広範囲)などに分類される。LORAN-C の精度は30 - 300m ほどである。グローバル・ポジショニング・システムの実用化・普及に伴い、その運用は縮小されつつあり、アメリカ沿岸警備隊及びカナダ沿岸警備隊による、北アメリカ大陸での運用は2010年に廃止されている[2][3]。
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概要 [編集]
ロランは、イギリスのGEE電波航法を発展させたものとして、アメリカ合衆国において開発された。第二次世界大戦中に開発されたものであり、アメリカ海軍やイギリス海軍のほか、マサチューセッツ工科大学も開発に加わっている[4]。1942年には、アメリカ軍は太平洋戦域にもロランの設置を開始している[5]。
原理 [編集]
2点からの距離の差が一定な点は双曲線を描く。電波の到達時間差を用いて2つの無線測位局との距離差を求めれば地図上で双曲線を描くことができ、その線上に自身がいることになる。異なる無線測位局の組を用いて同様に双曲線を描くことで、線の交点を自身の位置として求めることが出来る。
運用 [編集]
システムは世界の主要海運国の相互協力により運用がなされている。極東海域では日本、中華人民共和国、大韓民国、ロシアの四カ国間で「FERNS協定」を締結して運用されている。
廃止 [編集]
これにより、日本国内から電波を発射しているのは、新島ロランC局および慶佐次ロランC局のみとなった。
脚注 [編集]
- ^ “LORAN”. Oxford English Dictionary (2 ed.). Oxford, England: Oxford University Press. (1989). "the initial letters of long-range navigation"
- ^ “LORAN-C General Information”. United States Coast Guard. 2010年8月4日閲覧。
- ^ “Termination of the Loran-C Service”. notmar.gc.ca. 2010年8月4日閲覧。 (for access click on "I have read..." and "Accept")
- ^ Inventing Accuracy: An Historical Sociology of Nuclear Missile Guidance, P143, Donald A. MacKenzie, MIT Press
- ^ 『海軍作戦を影から支えたロランシステム』 帝国陸海軍補助艦艇―総力戦に必要とされた支援艦艇群の全貌〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ(37) 学習研究社 ISBN 9784056027808 P114
- ^ 北西太平洋ロランCチェーンの縮小(南鳥島局の廃止)について 平成21年6月1日 海上保安庁
- ^ 北西太平洋ロランCチェーンの縮小 (十勝太局の廃止)について 平成24年8月1日 海上保安庁
関連項目 [編集]
船舶向け [編集]
航空機向け [編集]
- 戦術航法装置(TACAN)
- 超短波全方向式無線標識(VOR)
- 距離測定装置(DME)]]
- 無指向性無線標識(NDB)