オメガ航法

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オメガ航法(オメガこうほう)は、船舶航空機が航路を設定するための電波を用いた航法(電波航法)である。オメガシステムとも呼ばれる。

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概要 [編集]

地球上に配置された送信局からの電波の位相差を計測して送信局からの距離を求めている。 2つの送信局からの距離から送信局を焦点とする双曲線を求め、そこで 2つの送信局のいずれかと別の送信局からもうひとつの双曲線を求めた場合、2つの双曲線が交わる点が現在位置であると判明する。 電波航法にはオメガの他にロラン、デッカなど多数の種類があるが、そのほとんどはこのように双曲線の原理を用いて測定されるものである。

オメガ航法の最大の特徴は10.2kHzから13.6kHzまでの超長波 (VLF) を用いている点にあり、電波到達距離が他の方式とくらべて格段に長い。 このためわずか8つの送信局で地球上すべてをカバーでき、また双曲線の基線長も長くできるために高い精度が得られる。この8つの送信局をオメガ局と呼ぶ。

この方式は1950年代にアメリカ人ジョン・ピアース (John Alvin Pierce) によって提唱され、究極的な電波航法を意味するためにギリシア文字の最後の一文字「Ω」を取って「オメガ電波航法 (OMEGA radio navigation system) 」と名付けられた。

GPS の軍事用から民間への普及に伴い、1997年9月30日に全送信局が航法電波送信局としての運用を停止したため、現在は利用されていない。その後、米国ノースダコタ州 La Moure 郡などいくつかの送信局は、電波でも海面下数十mまで到達可能な超長波 (VLF) の特性に着目し、海中を行動する潜水艦との軍事用通信に使用されている。

オメガ局一覧 [編集]

リベリアに残るオメガ塔。高さ426m

対馬オメガ局 [編集]

かつて長崎県上県郡上対馬町大増(現・対馬市上対馬町大増)に設置されていたオメガ航法のための電波塔(鉄塔)で、海上保安庁が管理していた。単にオメガ塔とも呼ばれた。1975年に完成し、同年から1997年9月末まで利用され、翌1998年に塔の解体が行われた。現存時の高さは地上454.830mで、かつては現存・過去含め日本一高い建築物であったが、2010年9月11日東京スカイツリーが461mの高さに達したことで、現存・過去含め日本の建築物史上高さ日本一の座を明け渡した。

関連する記事 [編集]

主として船舶向け [編集]

主として航空機向け [編集]

航空機着陸支援 [編集]

衛星測位システム [編集]

外部リンク [編集]