BBCライヴ (レッド・ツェッペリンのアルバム)

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BBCライヴ
レッド・ツェッペリンライブ・アルバム
リリース 1997年11月11日
録音 ディスク1:1969年3月3日-6月27日
ディスク2:1971年4月1日
ジャンル ハードロック、、ブルースロックフォークロック
時間 138:58
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース ジミー・ペイジ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 10位(日本[1]
  • 12位(アメリカ[2]
  • 23位(イギリス[3]
  • 26位(ニュージーランド[4]
  • 28位(フィンランド[5]
  • 36位(ノルウェー[6]
  • 38位(フランス[7]
  • 50位(スウェーデン[8]
レッド・ツェッペリン 年表
コンプリート・スタジオ・レコーディングス
(1993年)
BBCライヴ
(1997年)
アーリー・デイズ
(1999年)
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BBCライヴ (BBC Sessions) は、イギリスロックグループレッド・ツェッペリンBBC向けに録音したスタジオセッションとライブを収録したコンピレーション・アルバムである。

本作は1997年11月11日アトランティック・レコードから発売された。『最終楽章 (コーダ)』のリリース以来15年ぶりに未発表音源が公式発表されたことになる。ディスク1は1969年に3回行われたBBCでのセッションから構成されている。ディスク2はロンドンにあるパリ・シアター1971年4月1日に行われたコンサートの模様がほとんど収録されている。

シングルを発売しないレッド・ツェッペリンにとって、曲をラジオで流してもらうことはなかなか難しかった。そこで、ピーター・グラントはコネクションを利用してバンドをBBCのラジオ番組に出演させた。それを気に入ったバンドはその後数回に渡ってBBCでライヴ演奏を行った。1971年以降はラジオ出演によるプロモーションを行わなくとも、ライヴへの集客は向上したため、バンドは「イン・コンサート」を最後にBBCには出演していない。

この録音を収録したブートレグは公式リリース前から大量に流通していた。近年まで録音の実態は不明であったが、BBCの記録から全てが解明した。本作は『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』が1976年に発表されて以来のライヴ盤であった。また、一部の曲に編集が行われており、未発表曲が一部収録されていない。収録されなかった未発表曲として最も知られているのは1969年の「サンシャイン・ウーマン」を含むセッションと1971年のパリ・シアターにおける「胸いっぱいの愛を」のメドレー部分である。

曲目[編集]

ディスク1[編集]

  1. ユー・シュック・ミー "You Shook Me" (Dixon/Lenoir) – 5:14
  2. 君から離れられない "I Can't Quit You Baby" (Dixon) – 4:22
  3. コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 3:12
  4. 幻惑されて "Dazed and Confused" (Page) – 6:39
  5. ザ・ガール・アイ・ラヴ "The Girl I Love She Got Long Black Wavy Hair" (Bonham/Estes/Jones/Page/Plant) – 3:00
  6. 強き二人の愛 "What Is and What Should Never Be" (Page/Plant) – 4:20
  7. コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 2:40
  8. トラヴェリング・リヴァーサイド・ブルース "Travelling Riverside Blues" (Johnson/Page/Plant) – 5:12
  9. 胸いっぱいの愛を "Whole Lotta Love" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 6:09
  10. サムシング・エルス "Somethin' Else" (Cochran/Sheeley) – 2:06
  11. コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 3:05
  12. 君から離れられない "I Can't Quit You Baby" (Dixon) – 6:21
  13. ユー・シュック・ミー "You Shook Me" (Dixon/Lenoir) – 10:19
  14. ハウ・メニー・モア・タイムズ "How Many More Times" (Bonham/Jones/Page) – 11:51

ディスク2[編集]

  1. 移民の歌 "Immigrant Song" (Page/Plant) – 3:20
  2. ハートブレイカー "Heartbreaker" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 5:16
  3. 貴方を愛しつづけて "Since I've Been Loving You" (Jones/Page/Plant) – 6:56
  4. ブラック・ドッグ "Black Dog"(Jones/Page/Plant) – 5:17
  5. 幻惑されて "Dazed and Confused" (Page) – 18:36
  6. 天国への階段 "Stairway to Heaven" (Page/Plant) – 8:49
  7. カリフォルニア "Going to California" (Page/Plant) – 3:54
  8. ザッツ・ザ・ウェイ "That's the Way" (Page/Plant) – 5:43
  9. 胸いっぱいの愛を "Whole Lotta Love" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 13:45
  10. サンキュー "Thank You" (Page/Plant) – 6:37

録音データ[編集]

「」内は番組名。

セッション1[編集]

「トップ・ギア」(司会:ジョン・ピール
  • 場所:プレイハウス・シアター(ロンドン、ノースアンバーランド通り)
  • 録音日時:1969年3月3日(月曜日)
  • 最初の放送:1969年3月23日(日曜日)
  • トラック:ディスク1、1,2,4,7
  • プロデューサー:バーニー・アンドリュース
  • エンジニア:ピート・リッツェーマ
  • テープ・オペレーター:ボブ・コンダクト

セッション2[編集]

BBCワールドサービス「リズム・アンド・ブルース」(司会:アレクシス・コーナー
  • 場所:メイダ・ヴェール・スタジオ 4(ロンドン、デラウェア・ロード)
  • 録音日時:1969年3月19日(水曜日)
  • 最初の放送:1969年4月14日(月曜日)
  • トラック:「君から離れられない」、「ユー・シュック・ミー」、「サンシャイン・ウーマン」の3曲。最初の2曲はBBCが録音を消去したか紛失してしまった。最後の曲はリリースされていない。
  • プロデューサー:ジェフ・グリフィン
  • エンジニア:ジョー・ヤング

セッション3[編集]

「テイスティ・ポップ・サンデー」 (司会:クリス・グラント)
  • 場所:エオリアン・ホール・スタジオ 2(ロンドン、ボンド通り)
  • 録音日時:1969年6月16日(月曜日)
  • 最初の放送:1969年6月22日(日曜日)
  • トラック:ディスク1、3,5,10(このセッションでは「強き二人の愛」のプロトタイプも収録されている)
  • プロデューサー:ポール・ウィリアムス
    • 追記:元々は「シモンズ・オン・サンデー」(司会:デイヴ・シモンズ)の番組内で放送されるはずであったが、上記番組に変更になった。

セッション4[編集]

「トップ・ギア」(司会:ジョン・ピール)
  • 場所:マイダ・ヴェール・スタジオ 4(ロンドン、デラウェア・ロード)
  • 録音日時:1969年6月24日(火曜日)
  • 最初の放送:1969年6月29日(日曜日)
  • トラック:ディスク1、6-9
  • プロデューサー:ジョン・ウォルターズ
  • エンジニア:トニー・ウィルソン

セッション5[編集]

「ワン・ナイト・スタンド」(司会:ジョン・ピール)
  • 場所:プレイハウス・シアター
  • 録音日時:1969年6月27日(金曜日)
  • 最初の放送:1969年8月10日(日曜日)
  • トラック:ディスク1、11-14(「幻惑されて」、「ホワイト・サマー/ブラック・マウンテン・サイド」も含まれていた。)
  • プロデューサー:ジェフ・グリフィン
  • エンジニア:トニー・ウィルソン

セッション6[編集]

「イン・コンサート」(司会:ジョン・ピール)
  • 場所:パリ・シアター(ロンドン、ローワー・リージェント通り)
  • 録音日時:1971年4月1日(木曜日)
  • 最初の放送:1971年4月4日(日曜日)
  • トラック:ディスク2全ての曲。「コミュニケイション・ブレイクダウン」と「強き二人の愛」も一緒に演奏されていた。
  • プロデューサー:ジェフ・グリフィン
  • エンジニア:トニー・ウィルソン

クレジット[編集]

参考文献[編集]

デイヴ・ルイス『レッド・ツェッペリン セレブレーション』 上西園誠訳、シンコーミュージック、2007年、p.102-111

脚注[編集]

外部リンク[編集]