30 (電気グルーヴのアルバム)

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30
電気グルーヴスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル テクノ
J-POP
時間
レーベル キューンレコード
プロデュース 石野卓球
チャート最高順位
電気グルーヴ アルバム 年表
DENKI GROOVE DECADE 2008〜2017
TROPICAL LOVE LIGHTS
(2017年)
30
(2019年)
-
ミュージックビデオ
「いちご娘はひとりっ子 (Video Edit)」 - YouTube
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30』(サーティー)は、2019年1月23日にリリースされた電気グルーヴのスタジオ・アルバム。

解説[編集]

  • 前作『TROPICAL LOVE』から約2年ぶりの発売。本作は結成30周年記念アルバムとなっている。新曲のほか、過去作のリメイクバージョンなどを含む全12曲収録[2]
  • 初回限定盤と通常盤の2形態で発売。

収録曲[編集]

CD
全編曲: 電気グルーヴ。
#タイトル作詞作曲時間
1.電気グルーヴ10周年の歌 2019(Denki Groove 10th Anniversary Song 2019)石野卓球石野卓球
2.Shangri-La feat.Inga Humpe石野卓球・ピエール瀧電気グルーヴ・Silvetti Bebu
3.いちご娘はひとりっ子(Ichigo Musume wa Hitorikko)石野卓球石野卓球
4.Flight to Shang-Hai(It's a such a super flight)石野卓球石野卓球
5.Slow Motion(30th Mix)石野卓球・ピエール瀧石野卓球
6.電気グルーヴ30周年の唄(Denki Groove 30th Anniversary Song)石野卓球石野卓球
7.富士山(Techno Disco Fujisan)(Fujisan Techno Disco Fujisan)ピエール瀧石野卓球・ピエール瀧・Adler Thorsten・Coin Tom Jacques G
8.Flashback Disco(is Back!)石野卓球・ピエール瀧石野卓球
9.WIRE WIRED, WIRELESS 石野卓球
10.海猫夏 Caty Summer Harbour 石野卓球
11.鬼日_1117KIBI(KIBI_1117KIBI)石野卓球・ピエール瀧石野卓球
12.いちご娘(ひとりっ子でない)(Ichigo Musume Hitorikko de Nai) 石野卓球
合計時間:

楽曲解説[編集]

  1. 電気グルーヴ10周年の歌 2019
    10周年というタイトルではあるが今回制作された曲。10周年と15周年を制作し、既存の周年曲と合わせたボーナスディスクを付ける計画があったが、本編が薄れるからと没になり、最も出来が良かった10周年が収録された[3]
  2. Shangri-La feat.Inga Humpe
    ベルリンの歌手ユニット「2raumwohnung」のインガ・フンペが参加。
  3. いちご娘はひとりっ子
    アルバム『J-POP』収録のインスト曲「いちご娘」を歌詞付きでリアレンジした曲。2017年に行われたライブツアー「TROPICAL LOVE TOUR」で初披露され、以降ライブなどでは幾度か演奏されていた。「TROPICAL LOVE TOUR」及び2018年の「クラーケン鷹」のライブ版は音源化されていたものの、CD音源収録は初となる。PVが製作され、2019年1月1日にショートバージョンが公開された。PV内では歌唱を担当しているトミタ栞が出演している[4]
  4. Flight to Shang-Hai(It's a such a super flight)
    原曲は電気グルーヴではなく、石野卓球のソロ作品である『KARAOKEJACK』に収録されている。
  5. Slow Motion(30th Mix)
  6. 電気グルーヴ30周年の唄
    まっさらな新曲ではなく「電気グルーヴ20周年のうた」の大幅なリミックス。おやつカンパニーのCMソングであった「首から下は地井武男」のパロディとなる「首から下はシータケを」という歌詞をしつこく繰り返している。
  7. 富士山(Techno Disco Fujisan)
    Nick Beatの「Technodisco」のメロディーが使用されている。
  8. Flashback Disco(is Back!)
  9. WIRE WIRED, WIRELESS
    原曲は『WIRE00 COMPILATION』(2000年)に収録されている電気提供の楽曲「wire, wireless」石野卓球曰く、「WIRE」の歴史の集大成であり、またこの曲で「WIRE」のヒストリーに終止符を打って完全完結させるという意味合いで、「WIRE WIRED, WIRELESS」とタイトルを改題した。とインタビューで語っている。「WIRE開催は終わったけど、いつまでもみんなの脳裏と、心の中にWIREは生き続けている事だろう・・・(石野卓球)」
  10. 海猫夏 Caty Summer Harbour
  11. 鬼日_1117KIBI
    『鬼日(きび)』とは、メジャーデビューアルバム『FLASH PAPA』の制作のためイギリス・マンチェスターに滞在していた1990年11月17日に起こった出来事に由来する記念日。
  12. いちご娘(ひとりっ子でない)
    「いちご娘はひとりっ子」のインスト版。原曲の「いちご娘」もインストだがトラックが異なるため、このタイトルとなった。

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]