鹿児島ラーメン

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鹿児島ラーメン

鹿児島ラーメン(かごしまラーメン)とは、鹿児島県周辺の専門店で供されるラーメンである。

目次

[編集] 概要

スープ豚骨ベースで、ガラや野菜も使う半濁スープである。地理的・歴史的な要因から、九州のラーメンの中では唯一久留米ラーメンの影響を受けていないと言われている。かんすいを使わない白い直流の中太麺が多い。また他のご当地ラーメンに比べ、横並びにパターン化しておらず店ごとにスープやスタイルが大きく異なるのも特徴と言える。また、九州では珍しく古くから「味噌ラーメン」をメニューに加える店も多く、メニューの目玉にする店や専門店が多く存在するのも特色と言える。その姿は定番の札幌味噌ラーメンとは大きく異なり、独自のスタイルで土着化した言わば「鹿児島流味噌ラーメン」といえるものも登場した。ラーメンには関係ないが、注文すると漬物(多くは、甘酢大根の千枚漬け)が出されるという特徴がある。

鹿児島ラーメンの元祖と言われる店は『のぼる屋』(下記参照)と言われ、1947年に開店した。全国的な知名度は低いが、ご当地ラーメンとして根付いている。

[編集] 代表する店

[編集] 鹿児島市(天文館~中央駅)

鹿児島の有名店は鹿児島市内繁華街の天文館の中心部に店舗を出す傾向にある。地元以外にも長浜豚骨ラーメンや札幌味噌ラーメンの店も混在して立地するのも特長。老舗や人気店には根強い常連客が多い。2007年近況では新たな専門店の進出により競争が激化しており競争も激しくなってきた。傾向としては他県で修行してきた若者が腕試しに新店をオープンするケースも増えてきており、味やスタイルにも新たな形での変化が起きている。

  • のぼる屋:鹿児島市大黒町。一杯1000円のラーメン、現存する鹿児島ラーメンでは最古参といわれ、鹿児島ラーメンのルーツの一つと考えられている。店の起こりは創業者の女性が横浜で看護婦をしていたときに中国人の患者からお礼として教わったラーメンの味が忘れられず、帰郷後、試行錯誤の後に完成させた。店は天文館中心部のはずれで離島航路の港に近い場所にある。
  • こむらさき食堂1970年代頃の第一次ご当地ラーメンブームの時から、のぼる屋並び全国的な知名度を得たラーメン専門店。鹿児島ラーメンというより「こむらさき風ラーメン」という程独特な為、ラーメン好きな地元民でもハッキリと各人の好き嫌いが分かれる。丼の様子は他店の鹿児島ラーメンと異なり、そうめんのような柔らかい麺、具としてのせられている糸切の葉キャベツ・煮豚干し椎茸、そして塩味に近いスープが特徴。創業者は台湾華僑といわれている。以前はまむしエキスをスープに溶かした名物ラーメンがメニューにあったが現在は存在しない。同店は長年、天文館の本店のみで営業してきたが、2004年鹿児島中央駅アミュプラザ鹿児島(駅ビル)の地下に出店した。東北の仙台市国分町の天下一品「こむらさき店」の店主が最初に職人として修行した店としても有名。熊本ラーメンで有名な老舗こむらさきとは関係ない。
  • くろいわ:地元民には好評の平均的な鹿児島ラーメン。天文館の本店を中心に鹿児島市内に支店が数店ある。[1]。店舗のみで購入できる持ち帰りセットが好評。2006年11月には鹿児島・宮崎県内のファミリーマートで期間・数量限定で店主が監修したカップラーメン(日清食品製)が発売。その後、全国のファミリーマートでも発売させた。
  • 和田屋:鹿児島市東千石町の天文館にぎわい通りにある。食べる直前に紅花油をかけて食する独特な味噌ラーメンが人気の店。歌手の長渕剛、漫画家の西炯子が鹿児島へ帰省の際は店へ食べに来るらしい。観光客が来店すると店のおばさんがお土産を持たせる事でも有名。鹿児島市吉野町、産業道路沿いなどに支店がある。市外では南さつま市に分店がある。
  • ざぼんラーメン:旧西鹿児島駅構内食堂がルーツのラーメン店、平均的な鹿児島ラーメンの味。地元民の評価は普通だが観光客には好評。店の人が「よくかき混ぜてから食べて下さい」という文句が県外客の印象に残るらしい。鹿児島中央駅サンフレスタ店(中華メニューあり)アミュプラザ鹿児島地下店等がある。特に与次郎店は他店よりも旨いと評判であり(理由は不明とされる)昼時は行列が出来る事もある。期間限定でファミリーマートから株式会社西鹿児島駅構内食堂監修のカップラーメン(サンヨー食品製)が全国発売された。次回は2008年9月発売予定である。
豚とろの鹿児島ラーメン
  • 豚とろ:小金太で修行した店主が開店、天文館で人気のラーメン店。近年、市南部の中山バイパスと、姶良町に出店。スープはこってり系である。カップラーメン化がされており、鹿児島県内のローソン各店で限定商品として販売されている。
  • のり一:天文館の山之口町のスナック街の外れに50数年立地。濁りなく清んだスープが特徴。モヤシ・チャーシュー・分け儀葱のみのシンプルな具。いつでも誰でも気楽に食べてほしいとの店主の方針によりラーメン中は一杯250円、ラーメン大でも一杯300円程度の割安な値段である(深夜は割増料金あり)。創業者は台湾華僑であり、鹿児島ラーメンのルーツが台湾にある根説の一つとされている。昼営業と早朝4時までの営業があるため、地元の飲み客・飲食店従業員、出張者や来鹿した著名人やスポーツ選手が飲みの仕上げで来店するなど幅広い。
  • :かつて本店は西本願寺鹿児島別院隣にあった。めしとラーメンと取り放題の漬物のみで、昔ながらの鹿児島ラーメン専門店。本店は入居ビル取り壊しの為2006年3月末で閉店したが、山形屋2号館横にある二代目夫婦が経営する暖簾分け店を本店として存続させている。
  • 三平:かつては鹿児島中央駅近くの西田橋近くに総本店があった。近年、鹿児島の学生街である騎射場(きしゃば)・天文館の新宿街(路地)、照国町店、産業道路沿いにも支店を出している。現在は二代目の店主が創作した黒味噌ラーメンのが看板メニューとなった。東京新宿区大久保に支店がある。
  • 三養軒:天文館の山之口町にある。器の中の様子はシンプルだが、独特の味噌タレが印象的な玄人受けする味噌ラーメンで有名な店。
  • 桃源:天文館の山之口町にある。ここも味噌ラーメンが有名であり、「三養軒派」「桃源派」と2分するほど。2007年夏に閉店。
  • みとま:天文館の山之口町にある。タイ料理で有名な激辛スープのトムヤムクンを鹿児島ラーメンのスープでアレンジしたトムヤンメンが隠れ名物である。もとは餃子専門だった関係で、小振りな手作り焼餃子も同じく名物である。
  • ミルクボーイ:鹿児島市新町ののぼるやの近くにある。洋食屋からラーメン屋に転業した店舗で、こだわりの濃いがっつり系のラーメンが特徴。他、洋食メニューもある。店主の体調が思わしくなく惜しまれつつ2006年秋で休店となった。
  • ふくまん:鹿児島市金生町(もとは東千石町)の鹿児島銀行本店の裏にある。スープの味はやや薄味だがシンプルでしっかりした味。ラーメンとご飯以外のメニューは無い。
  • 呑龍:鹿児島市山之口町。化学調味料を一切使わない後味のよいスープが特徴。
  • 甘党本陣 扇屋:鹿児島市天文館山形屋近くの中町アーケード内にある創業約70年の老舗。中高年の女性を中心に憩いの場として古くから知られているが、あんみつや白玉などの甘味メニューが中心で共に常連に人気のメニューが「甘党屋の特製ラーメン」。にんにくがたっぷり利いた醤油味のスープにチャーシューの代わりに大きな薩摩黒豚の豚骨が1個載っている。
  • めんめん亭:市内各地にチェーン展開をしている店。価格の安さがひとつのウリになっており、かつては一杯200円で提供されていた。2007年4月現在、一杯350円で提供されている(学生は250円)。学生でも気軽に通える価格設定のため、青春時代の味として思い出深い人が多い。

[編集] 鹿児島市郊外

  • ラーメンセンターほんや:鹿児島市草牟田(そうむた)の国道3号線沿道にある。近所には県立鹿児島工業高等学校を初めとして各種の学校が多いため当初は部活帰りの学生の来店が多かった。開店してから40数年で木造で板張りの昔ながらの佇まいの店である。屋号の由来は、近くに学校が多いので以前は「本屋」さんだったとのこと。鹿児島駅周辺にも同様の屋号のラーメン店がある。
  • 海軍屋:現在は丘陵部の住宅地である鹿児島市西伊敷にあるが、以前は天文館で営業していた。その為周辺の住民以外にも年配者を中心に遠方から通う客も少なくない。鹿児島ラーメンの具によく使用される「湯通しのキャベツ千切り」は50年ほど前にこの店が発祥と言われている。
  • 海乃屋(かいのや):鹿児島市小松原町の鹿児島ラ・サール中学校・高等学校近くにある。旧店名は「海軍屋 谷山支店」で現在、西伊敷にある同店が天文館にあった頃に暖簾分けした。
  • アイアイラーメン:鹿児島市新栄町の産業道路沿いのT-MAXパチンコビルの1Fにある。紅虎餃子房のようなカジュアルな店内にパフォーマンスを含めた威勢のいい声が跳ぶため人気がある。海産物とトリガラのダブルスープ組み合わせの醤油ラーメン500円が代表的。辛さを五段階選べる桜島大噴火辛麺、濃厚な味わいの味噌ラーメン、塩も人気。鹿児島ラーメン店に珍しくサイドメニューも多数ある。
  • ピノッキオ:鹿児島市吉野町の住宅地にあるラーメン屋で昼間は醤油ラーメンがメイン。夜は串揚げ居酒屋も同時営業しており、串揚げをつまみにお酒も飲めて、最後のシメでラーメンまで食べられる。
  • オーちゃん食堂:鹿児島市武岡にある。地元密着の食堂だが、ラーメンがドライバー等の間で専門店並みの美味と評判。
  • くにひろラーメン:鹿児島市武岡の住宅地にある。シンプルで昔ながらの鹿児島ラーメンを丁寧につくっている為、遠方から食べに訪れる人が多い。
  • みそや・堂:鹿児島流の味噌ラーメン専門店、鹿児島市の学生街「騎射場」に本店、南部の産業道路沿いに別庵がある。基本的に鹿児島市以外には進出を控えているようだが、最近では大丸神戸店の鹿児島物産展に出店した。
  • 五郎家:鹿児島市山田にある。指宿スカイライン山田インターチェンジからすぐ。博多と鹿児島の良いとこ採りのラーメン。鹿児島では珍しく、スープが無くなり次第閉店する。郊外にも拘わらず行列が絶えない。
  • 仏跳麺:鹿児島市東坂元など複数支店あり。製麺業のさつま麺業が経営しているラーメン店でもとは鹿児島市内付近で「ラーメンさつま」または「麺どころさつま」として、以前は天文館や鹿児島市内、および県内各地に支店を多く持っていたが最近は規模収縮気味。とんこつベースのしょうゆ味スープをメインで特徴ある具材はうずらの生卵、モツ味噌煮込みラーメンなどもあり黒豚に拘った独特のメニューが目立つ。ランチタイムには麦ご飯、餃子3つが無料でサービスされる。鹿児島中央駅前の南国日生ビル地下にあった麺屋金山はさつま麺業発祥の店(開店当初は南国ラーメン)であったが、2007年末でビル再開発のため閉店した。

[編集] 鹿児島市外の専門店

鹿児島県人はラーメン好きと言われ、市内以外にもいくつかのラーメン専門店が存在する。これらの店は市内に負けず劣らずレベルが高く、不便な立地にあっても味にうるさい鹿児島市内のラーメン好きや全国各地から来客やリピーター客があるような繁盛店も存在する。

  • ごもんちゃんいちき串木野市国道3号沿い。30数年の歴史を持つ店。札幌でラーメンを教わった主人が開店した。長距離トラックのドライバーや近所の女子高生に人気である。内外からの来客も多い。2005年頃まで鹿児島市内に分店があったが最近、撤退した。以前は「無愛想ですが味には自信あります」と品書きの横に書いてあった。
  • ラーメンマリモ:味噌ラーメンが名物。現在は鹿児島市から遠い北部の伊佐市にあるが以前は天文館で人気店だった。中島美嘉が無名時代によく通った店としても有名。(伊佐市に移転後もわざわざ来店するほどのファンであり、店内に記念写真も飾られている)企業秘密の味噌ダレは赤ワインが仕込まれていると言われ、まろやかで女性好みのマイルドな味。
  • あじさい南さつま市(旧 加世田市)。鹿児島ラーメンのスタンダードと言われファンが多い。しかし、現在の店主は初代から店を譲り受けたものの為ため、味が変わってしまったと評価されている事もある。初代の頃はラーメン専門店ではなく、ラーメンよりもちゃんぽんの方が好評であった。
  • 時代屋南さつま市(旧 加世田市)。自家製麺でこだわりたっぷりの店。紳士服店を改装してラーメン屋にした。のぼる屋にも味が似ていると評されるが価格が安く、お得感がある。加世田名物のかぼちゃラーメンもある。(かぼちゃラーメンは自家製麺ではなく阿久根商店の共通麺を使用)
  • 華龍閣日置市吹上町。チャーシューまで鶏づくしのラーメン。印象深い味でリピーターが多い。
  • ○竹 ほんきラーメン:姶良郡姶良町。鹿児島市春日町の国道10号線沿いにあり2005年に惜しまれながら閉店した通好みの銘店「ほんきラーメン」で修行した常連客が元オーナーの許しを得て2006年開店した。麺、スープ、具材のすべてを以前の味に近づけるようにしている。
  • みそのいちき串木野市。名物まぐろラーメンが有名。いちき串木野市内のラーメン店数軒の店主がみその店主発起の元共同で開発して生まれたもので同店以外でも供されている。だしにマグロの頭を丸ごと使い、具にはマグロの漬け刺身や炙り身を提供する魚介系のラーメン。味の評判から佐野実氏がイベントで試食に訪れたり[2]テレビ朝日日本テレビの情報番組の取材が来た事も。他にもシンプルな塩とんこつラーメンなどもある。女性好みの季節替わりの手作りスィーツもなども提供している。海岸近くの本店と国道沿いに別に展開しており、国道店舗は宮崎県椎葉の古民家を移築して現代風にアレンジした特徴ある店舗作りとなっている。
  • 香月枕崎市立神の薩摩酒造の近く。人気メニューは、かつおラーメン。厚削りの鰹節をたっぷり使ったスープに極細麺、具に生の鰹の腹皮(とろ)を素揚げにしたものがトッピングされ万能ねぎとニラの微塵切りが散らされている。ラーメンというよりお茶漬け風のさっぱりした味わいである。極上の厚削りの鰹節を惜しみなく使えるのは、地元の鰹節問屋が副業で開いている店ためである。話題性も手伝って市外から訪れるバイクのツーリング客などに人気が高い。
  • ぶんちゃん出水市福之江の国道3号線。ますたにラーメンなどのような京都風の豚骨スープの大盛のねぎラーメンが一番人気。
  • こしばラーメン出水市。暖簾分けが数店ある。こってり系の味。
  • はげや出水市、さつま町に向かう国道沿いに目立つ黄色い看板が目印のお店、店主のユニークな方針で電話は置かれていない。薄切りチャーシュー入りで細麺、長浜ラーメンに近い風貌のラーメン。
  • ○ちょんラーメン志布志市旧志布志町内にある人気のラーメン店。大隅半島では最も有名で、県内外から連日の大盛況。営業時間は昼から夕方5時までと通常のラーメン店では考えられない短時間営業。こってり系。
  • 一軒目:姶良郡姶良町にある。姶良サティから2件隣り。「薩摩の魚節が香る、こってりラーメンに疲れた大人の味」がUSP。高速道路下「森交差点の角」にあるため、「一軒目」と言う屋号だと言われている。海産物と鶏がらのダブルスープを採用した鹿児島で初めての店。スープにRO水を使用するなど非常に細やかな気配りが見える店。ラーメンにもそれが現れており、昼は醤油ラーメン専門、夜が塩ラーメン専門と言う鹿児島では珍しい二毛作の営業だが、地方にもかかわらず行列が絶えない。うま味調味料不使用のため、コクを出すのに、鮮魚などから抽出するオリジナルの「魚香油」を入れている。県外出店も多く、とくに関東圏での人気が高い。メディアにも多数出演しており、2005年には、KKB鹿児島放送の25周年特別番組で、「マミーズクラブ」と言う口コミテレビとのコラボレーションラーメンを作った。また、人材育成にも力を入れており、東京目黒の「麺喰酒場 月音」、いちき串木野市の「魚介系らーめん 活麺」の2店を独立させている。東京目黒の「麺喰酒場 月音」は、ラーメン評論家石神秀幸の評価が高く、そのため、一軒目のラーメン作りの能力の高さが評価されている。

[編集] 鹿児島県外の専門店

下記以外に、近年は全国の一部のラーメン専門のフードテーマパークに期間限定として地元より専門店が出店したり、類似店が鹿児島ラーメンを名乗り出店したりしているようだ。

  • ザボンラーメン:東京の六本木や新宿の歌舞伎町他に支店がある。鹿児島出身の社長が関東で鹿児島ラーメン店をオープンした。特に新宿店は、役所広司主演の映画『半落ち』の舞台となった。同じさぼんという読み方の為、平仮名の「ざぼんラーメン」と勘違いされる事が多いが、資本関係は無く別の会社である。自社工場で麺やスープなどを作っているのも特徴。六本木店や新宿店ような直営型の店と、東名高速道路海老名サービスエリア店やつくばエクスプレス守谷駅の2F守谷店のようなフランチャイズ式の店舗がある。前者と後者ではラーメンに若干の違いがあり、前者ではラーメンの値段は高いがスープが多く、叉焼は肉厚(味は大味だが食べ応えがある)である。後者は、スープの量は直営に比べたら少ないが、値段が安く叉焼は薄切りである。麺の量は両店共にほぼ同じである。
  • 薩摩っ子ラーメン大阪市北区天満(てんま)の天神橋筋商店街周辺に数軒と大阪府北部を中心に暖簾分けした支店が数ヶ所ある。現地では「元祖にんにくラーメン」として有名。大阪人が鹿児島へ来鹿すると必ず鹿児島ラーメンを求めるのは恐らく同店の影響と思われる程で根強い固定ファンが多い。タイプはべーシックな鹿児島ラーメンのスタイルの紋切り型(全体的にざぼんラーメンに似ていると云われている。)をやや誇張した感じだが、かなり食べ応えがある。
  • 櫻島札幌市西区にある。県出身者が1994年に開店した。角川書店発行の東京ウォーカーの姉妹誌である北海道ウォーカー(北海道と一部大型書店で販売)のラーメン人気投票で、数あるご当地の名店を差し置いて人気上位に食い込む程の評判店となっている。

[編集] 鹿児島エリアでのラーメンの位置付け

鹿児島では昔からラーメンは食事であり、他地域のように副食や飲みの仕上げに食べる傾向は薄いとされる。また、ラーメン好きの鹿児島県民は食事として月に何度も足しげく通うといわれる。鹿児島県外人からよく指摘されることであるが、老舗ほど厨房内で調理人に女性の姿が多く目立つ(決して男性がいない訳ではない)。鹿児島ラーメンのルーツは諸説あるが、(1)のぼる屋のように中国人から習ったラーメンをアレンジした、(2)こむらさき・のり一のように台湾華僑が故郷の麺料理をアレンジして供した、等がある。因みに鹿児島ラーメンの専門店が出現したのは昭和30年代後半といわれ、それ以前(太平洋戦争以前)は大衆食堂のような店で長崎ちゃんぽんうどんなどと共にラーメンが供されていた。鹿児島ラーメンが供される店に範囲については諸説あるが薩摩半島大隅半島の中南部から宮崎県都城市方面までを勢力範囲と見る向きがある。しかし、近年刊行される雑誌などでは宮崎ラーメンも多く取り上げられており、都城市宮崎ラーメンと見る傾向が現れている。

[編集] 鹿児島ラーメンの特徴

他の九州ラーメンと違い各店の個性が強く、雛形的なラーメンが存在しない点である。また白濁した豚骨スープ、澄んだスープ、味噌ラーメンなどであってもローカルアレンジがされていれば鹿児島ラーメンの範疇に含まれると解されるという許容範囲の幅広さも特色である。店ごとにそれぞれ違う個性を見つけられるので県外からの食べ歩き客は多彩な楽しみ方が得られる。

[編集] 鹿児島ラーメンの値段

「鹿児島ラーメンは高い」と一般に言われる。鹿児島中央駅構内・近辺の店舗や天文館の有名店などでは一杯800円~1000円近い値段に達する場合もあり、総務省小売価格調査に置いても平均で一杯630円前後、全国で第三位の高さとの統計結果が出ている。これに対し日本政策投資銀行2003年の調査によると、一杯548円程度になるという結果もある。両者の違いはサンプル数の違いにあり、前者では4店舗程度であるのに対し、後者では127店舗程度の調査となる為である。価格差においても、総務省の調査による鹿児島福岡のラーメンの価格差は前者115円に対し、後者調査では65円の差となった。サンプル数の多さからも、日本政策投資銀行の調査結果は信頼性があると思われる。

[編集] 脚注

  1. ^ 2003年フジテレビメントレGレストランで、女優のはしのえみが行きつけの店として推薦していた
  2. ^ 南日本放送「どーんと鹿児島」2004年01月15日放送