西川潤 (サッカー選手)

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西川 潤
名前
愛称 ジュン
カタカナ ニシカワ ジュン
ラテン文字 NISHIKAWA Jun
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2002-02-21) 2002年2月21日(22歳)
出身地 神奈川県川崎市
身長 180cm[1]
体重 70kg[1]
選手情報
在籍チーム 日本の旗 いわきFC
ポジション MF / FW
背番号 7
利き足 左足
ユース
横浜F・マリノス
桐光学園高校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2019- セレッソ大阪 31 (1)
2019 セレッソ大阪U-23 1 (0)
2022-2023 サガン鳥栖(loan) 35 (1)
2024- いわきFC(loan)
代表歴
2019  日本 U-17 8 (4)
2019  日本 U-20 7 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

西川 潤(にしかわ じゅん、2002年2月21日 - )は、神奈川県川崎市出身のプロサッカー選手JリーグいわきFC所属。ポジションはミッドフィールダーフォワード

略歴[編集]

プロ入り前[編集]

中学時代は横浜F・マリノスのジュニアユースで活躍していたが、兄の影響で桐光学園高校へ進学。ドイツのレバークーゼンの練習に参加するなど、国内外から注目を集めていたがキャンプに参加したセレッソ大阪への加入が内定した[2]

セレッソ大阪[編集]

内定後に特別指定選手に登録されると2019年3月13日、ルヴァンカップ・第2節のヴィッセル神戸戦で途中出場を果たして公式戦デビューを果たした[3]。4月13日、第7節の北海道コンサドーレ札幌戦でリーグ戦デビューを果たした[4]。また、このデビューは柿谷曜一朗に次ぐクラブ史上2番目の若さとなった[5]

2020年春までに、FCバルセロナは攻撃面における能力を高く評価し、オファーをかけたが、西川の意向で交渉は不成立となった[6]

2020年にセレッソ大阪へ入団。しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックで、2月の第2節以降Jリーグそのものが延期。7月に再開となったが、怪我をしてしまった。8月5日、ルヴァンカップ第2節の浦和レッズ戦で途中出場から正式プロ入り後デビューを果たした[7]。8月15日、第10節の柏レイソル戦で、柿谷曜一朗のドリブルからのフライパスを受けて、J1初ゴールを決めた[8]FCバルセロナが継続して動向を追っている事が明らかになった[9]

2021年、坂元達裕の負傷離脱期間には、4-4-2の右サイドハーフで先発出場を得たが[10]、定位置は掴めなかった。小菊昭雄監督の就任以降はセンターフォワードで起用された。

サガン鳥栖[編集]

2021年12月28日、サガン鳥栖へ期限付き移籍で加入[11]。6月1日の天皇杯・ヴェルスパ大分戦で、スタメン出場したが、川井健太監督によると「全然ダメだった。最後は試練として西川を左サイドバックにした。たとえ負けても、その後のリーグ戦、すべて彼の活躍で勝てるかもしれない」と考えたという[12]。監督は「選手を試合に出す基準は、自分に対する変化を怖がらないこと。そういう選手は回線をつなげる作業をする。それさえも嫌がるなら、僕のなかでは『ない』。必死にもがいている選手は使う傾向が強い」と話した[13]。癖があり、リーグ前半戦は全く試合に絡めなかったが、変化をみせて[14]、後半戦からベンチ入りが増えた。第28節ガンバ大阪戦で、加入後リーグ戦初得点を含む1得点1アシストで勝利に貢献した。10月は全試合先発出場でサポーターが選ぶ10月のMVPに選ばれた。セレッソから他クラブに期限付き移籍中の中島元彦藤尾翔太松本凪生と共にそれぞれの場所で活躍をみせた。U-21日本代表に初選出された。

いわきFC[編集]

2024年、いわきFCへ、育成型期限付き移籍。同じくセレッソから育成型期限付き移籍する大迫塁と共闘することになった[15]

代表[編集]

2018年にはAFC U-16選手権のメンバーに選出された。決勝のタジキスタン戦では決勝点をきめて優勝し、自身も最優秀選手に輝く活躍を見せた[16]

2019年10月、FIFA U-17ワールドカップのメンバーに選出。11月3日、第3戦のセネガル戦では決勝点を決めて決勝トーナメント進出に貢献した[17]

2022年11月にU-21日本代表に初選出された。2023年3月、U-22日本代表に初選出された[18]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2019 C大阪 51 J1 1 0 2 0 - 3 0
2020 49 13 1 2 0 - 15 1
2021 18 17 0 1 0 2 0 20 0
2022 鳥栖 14 1 1 1 1 0 16 2
2023 21 0 3 0 1 1 25 1
2024 いわき 7 J2
通算 日本 J1 66 2 9 1 4 1 79 4
日本 J2
総通算 66 2 9 1 4 1 79 4
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2019 C大23 51 J3 1 0 1 0
通算 日本 J3 1 0 1 0
総通算 1 0 1 0
  • 2019年は特別指定選手

タイトル[編集]

クラブ[編集]

横浜F・マリノスジュニアユース
桐光学園高校

代表[編集]

U-16日本代表

個人[編集]

代表[編集]

  • U-15日本代表
    • デッレナツィオーニトーナメント(2016年)
    • スポーツ・フォー・トゥモロープログラム 南アジア・日本U-16サッカー交流(2017年)
    • AFC U-16選手権・予選(2017年)
  • U-16日本代表
  • U-17日本代表
  • U-19日本代表
    • ブラジル遠征(2018年)
  • 日本高校サッカー選抜
    • NEXT GENERATION MUCH(2019年)
  • U-20日本代表
  • U-21日本代表
    • 欧州遠征(2022年)
  • U-22日本代表

脚注[編集]

  1. ^ a b 西川 潤(JFA・Jリーグ特別指定選手/2種登録)/セレッソ大阪”. セレッソ大阪. 2019年8月1日閲覧。
  2. ^ U19代表の西川潤がC大阪入り 独の名門も動いた日刊スポーツ(2019年3月5日)2019年3月17日閲覧。
  3. ^ 惜しい!シュートはポスト…20年C大阪内定の高2MF西川潤が途中出場デビュー「もっとやっていきたい」ゲキサカ(2019年3月13日)2019年3月17日閲覧。
  4. ^ 札幌が進藤V弾で連敗ストップ!C大阪は17歳・西川潤がリーグデビューも完封負けゲキサカ(2019年4月13日)
  5. ^ 西川潤がC大阪史上2番目の年少リーグ戦デビュー日刊スポーツ(2019年4月13日)
  6. ^ バルサ、C大阪・西川に再触手!今冬2度目のオファーか、久保と同学年の逸材に高評価”. 2022年9月1日閲覧。
  7. ^ 18歳C大阪西川潤、デビュー戦で決勝弾アシスト日刊スポーツ(2020年8月5日)2020年8月6日閲覧。
  8. ^ オルンガ反撃弾も時すでに遅し…西川潤のJ初得点などでC大阪が3発快勝!!ゲキサカ(2020年8月15日)2020年8月15日閲覧。
  9. ^ バルサ、C大阪・西川に再触手!今冬2度目のオファーか、久保と同学年の逸材に高評価”. 2022年9月1日閲覧。
  10. ^ Jリーグに新風を吹き込んだサガン鳥栖監督に聞く。「残留という言葉は一回も使ってない」”. 2022年12月1日閲覧。
  11. ^ かつてバルサが注目 C大阪MF西川潤が鳥栖に期限付き移籍 出場機会求め日刊スポーツ(2021年12月28日)2021年12月28日閲覧。
  12. ^ Jリーグに新風を吹き込んだサガン鳥栖監督に聞く。「残留という言葉は一回も使ってない」”. 2022年12月1日閲覧。
  13. ^ Jリーグに新風を吹き込んだサガン鳥栖監督に聞く。「残留という言葉は一回も使ってない」”. 2022年12月1日閲覧。
  14. ^ Jリーグに新風を吹き込んだサガン鳥栖監督に聞く。「残留という言葉は一回も使ってない」”. 2022年12月1日閲覧。
  15. ^ セレッソ大阪 西川潤 選手 育成型期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)いわきFC、2024年1月6日https://iwakifc.com/news/2024/0106_023664.php2024年1月8日閲覧 
  16. ^ 【高校選抜】今冬、レバークーゼンの練習に参加した西川潤。J注目の2年生FWが感じた世界との差サッカーダイジェスト(2019年2月15日)2019年3月17日閲覧。
  17. ^ 西川潤の決勝弾でセネガル撃破!! U-17日本代表、グループ首位で決勝T進出ゲキサカ(2019年11月3日)2019年11月3日閲覧。
  18. ^ U-22日本代表、3月の欧州遠征に臨むメンバー発表! ドイツ&ベルギーと対戦へ”. 2023年3月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]