自治省総務審議官

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自治省大臣官房総務審議官(じちしょうだいじんかんぼうそうむしんぎかん)は自治省に置かれていた局長級の職である。

概要[編集]

省内の重要事項についての企画・立案及び総合調整に関する事務を総括していた[1]消費税導入後、自治省は「政治改革」と「ふるさと創生」を2大政策と位置付け、総務審議官のポストを事実上、「ふるさと創生」の専従としていた[2]

自治省組織令(1987年10月1日)
第3条 大臣官房に、総務審議官1人を置く。
2 総務審議官は、命を受けて、所管行政に属する重要な事項についての調査、企画、立案及び総合調整に関する事務を総括整理する。

総務審議官[編集]

氏名 就任年月日 後職
小林実 1987年10月1日 大臣官房長
芦尾長司 1989年6月30日 国土庁地方振興局長
紀内隆宏 1990年7月2日 行政局長
滝実 1991年10月15日 税務局長
遠藤安彦 1993年1月8日 大臣官房長
谷口恒夫 1993年7月1日 死去
松本英昭 1993年10月15日 国土庁地方振興局長
二橋正弘 1994年7月12日 大臣官房長[注 1]
湊和夫 1995年7月10日 税務局長
嶋津昭 1996年9月7日 大臣官房長
香山充弘 1998年1月6日 大臣官房長
森元恒雄 1999年8月14日 退官
林省吾 2000年5月9日 総務省大臣官房総括審議官

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1995年6月18日〜1995年7月10日の間は兼務。

出典[編集]

  1. ^ 『ジュリスト,第937~941号』有斐閣、1989年発行、114頁
  2. ^ 朝日ジャーナル 第31巻、第18〜24号』1989年発行、95頁