真雅
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密教 |
|---|
| 仏教 |
| 金剛乗仏教 |
| 時代・地域 |
| 初期 中期 後期 インド チベット 中国 日本 |
| 主な宗派(日本) |
| 東密 ※は、「真言宗各山会」加入 - 古義真言宗系 - ※高野山真言宗 ※東寺真言宗 ※真言宗善通寺派 ※真言宗醍醐派 ※真言宗御室派 ※真言宗大覚寺派 ※真言宗泉涌寺派 ※真言宗山階派 ※信貴山真言宗 ※真言宗中山寺派 ※真言三宝宗 ※真言宗須磨寺派 真言宗東寺派 - 新義真言宗系 - ※真言宗智山派 ※真言宗豊山派 ※新義真言宗 真言宗室生寺派 - 真言律 - ※真言律宗 台密 (〈日本〉天台宗) |
| 信仰対象 |
| 如来 菩薩 明王 天 |
| 経典 |
| 大日経 金剛頂経 蘇悉地経 理趣経 |
| 思想 基本教義 |
| 即身成仏 三密 入我我入 曼荼羅 護摩 東密 古義 (広沢流 小野流) 新義 |
| 関連人物 |
| 東密 金剛薩埵 龍樹 龍智 金剛智 不空 恵果 空海 真言律 叡尊 忍性 信空 台密 最澄 順暁 円仁 円珍 |
| ウィキポータル 仏教 |
真雅(しんが、延暦20年(801年) - 元慶3年1月3日(879年2月1日))は、平安時代前期の真言宗の僧。父は佐伯田公。空海は兄にあたる。讃岐国多度郡屏風浦の出身。空海の十大弟子の一人。清和天皇の誕生以来の護持僧で、天皇とその外祖父藤原良房から厚い信任を得る。清和天皇の御願寺である貞観寺の開基。貞観寺僧正・法光大師と称される。
目次 |
[編集] 経歴
- 大同4年(809年)、9歳のとき故郷を離れ上京[1]。
- 弘仁7年(816年)、16歳のとき空海の弟子となる。
- 弘仁10年(819年)、19歳のとき具足戒を受ける。
- 弘仁14年(823年)、23歳のとき勅により参内し、天皇の御前で真言37尊の梵号を唱誦する。その声のすばらしさは聴衆を圧倒し、天皇は大いに悦んだという[2]。
- 承和2年(835年)、弘福寺別当に任ぜられる[3]。また、一説に東大寺真言院を委託される。
- 承和14年(847年)、東大寺別当に任ぜられる。
- 嘉祥元年(848年)6月、権律師に任ぜられる。9月、律師に任ぜられる。
- 嘉祥3年(850年)3月、右大臣藤原良房の娘明子が惟仁親王(11月、立太子。後の清和天皇)を生む。真雅は親王生誕から貞観16年(874年)まで24年間、常に侍して聖体を護持したという。
- 仁寿2年(853年)、惟仁親王のために藤原良房と協同で嘉祥寺に西院を建立。
- 仁寿3年(854年)10月、少僧都に任ぜられる。
- 斉衡3年(856年)10月、大僧都に任ぜられる。
- 貞観元年(859年)3月、嘉祥寺西院に真言宗を学ぶ年分度者3人を認められる。
- 貞観2年(860年)2月、真済が没したのにともない東寺一長者となる(先任二長者の真紹をさしおいて就任)[4]。
- 貞観4年(862年)7月、嘉祥寺西院が貞観寺と改められる。
- 貞観6年(864年)2月、真雅の奏請により僧綱を対象とする新たな僧位(僧正に法印大和尚位、僧都に法眼和上位、律師に法橋上人位)が制定され、真雅は法印大和尚位僧正に任ぜられる。また、僧として初めて輦車による参内を許される。
- 貞観16年(874年)3月、清和天皇が貞観寺の新道場落成を祝って大斎会を催す。諸宗の百僧、親王公卿百官が列席。
- 7月、上表して僧正職を辞するが許されず(その後、再三の辞表も不許可)。
- 貞観18年(876年)8月、奏請により貞観寺に座主職を置き僧綱の管轄外とする。
- 元慶3年(879年)1月3日、貞観寺にて入滅。享年79。
- 文政11年(1828年)6月、950回忌に際して法光大師の諡号が追贈される。
[編集] 弟子
元慶2年11月11日の真雅言上状[5]によれば、真雅の付法弟子は以下の5人。
- 真然…空海に師事し、後に真雅の灌頂を受ける。僧正。
- 真皎…真雅言上状に十禅師伝灯大法師位とある。伝不詳。
- 源仁…はじめ興福寺護命の弟子。後に実恵に密教を学び、真雅の灌頂を受ける。さらに入唐した宗叡の灌頂も受ける。権少僧都。後世に続く真言宗の法統は真雅-源仁の系列のみ。
- 載宝…真雅言上状に十禅師伝灯大法師位とある。伝不詳。
- 恵宿…真雅言上状に伝灯大法師位とある。元慶9年(885年)、貞観寺座主となる。
そのほか師弟関係が伝えられる者
- 聖宝…はじめ真雅に随い出家。元興寺、東大寺で諸宗を学んだ後、真雅から無量寿法、真然から両部大法を受け、源仁の灌頂を受ける。醍醐寺の開基。僧正。
- 観賢…はじめ真雅の弟子。後に聖宝の灌頂を受ける。権僧正。
[編集] 参考文献
- 『故僧正法印大和尚位真雅伝記』(長谷宝秀『弘法大師伝全集』10所収)
- 道猷『弘法大師弟子譜』(長谷宝秀『弘法大師伝全集』10所収)
- 『続日本後紀』『文徳天皇実録』『日本三代実録』
- 『東寺長者補任』(『続々群書類従』2)