球電

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ゲオルク・リヒマンを直撃した球雷を描いた絵

球電(きゅうでん、英語: ball lightning)とは、空中を発光体が浮遊する自然現象、あるいはその発光体。球電現象とも。

目撃例の多くは、赤から黄色の暖色系の光を放つものが多いとされているが、白色や青色、色の変化するものなどもあるとのこと。また、中には灰色や黒色の光が吸収されていると思われ、金属光沢のような色や、黒色のものもある。大きさは10~30cmくらいのものが多いが、中には1mを超えるものも。また、移動中の金属体を追いかける、送電線などの細い金属を蒸発させる、などの特異な性質をもつ。大抵は雷雨の時に現れているが、周辺では、全く風雨の無い状況での目撃例も存在する。その場合、20~30kmほど遠方で落雷が起きていることが多い。正体については諸説あるが、自然発生したプラズマのかたまりという説が有力。知名度の低いまれな現象。そしてこの現象の実在を疑う見方をするものもある。UFOの目撃証言や、戦闘機を未確認発光体が追いかけたなどと同類の現象である可能性がある。

1271年日蓮は幕府や諸宗を批判した罪で、腰越龍ノ口刑場で処刑されかけるが、江ノ島の南東から月のように光る物体が北西へと飛び、太刀取や兵が恐れてしまい処刑が断念された。

1753年8月6日、ドイツの物理学者ゲオルク・ヴィルヘルム・リヒマンサンクトペテルブルクの実験中に窓から飛来した球雷に直撃され死亡している。

ニコラ・テスラ1904年3月5日付けの『Electrical World and Engineer』(THE TRANSMISSION OF ELECTRICAL ENERGY WITHOUT WIRES)で球電について触れている。

また日本では2004年の夏頃に、福岡県久留米市上空で、青系列の球電が目撃されている。そのとき同地では、雷雨による大規模停電が発生していた。

参考文献[編集]