「別保駅」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m 一部表記修正。また、脚注節分離 |
|||
| 7行目: | 7行目: | ||
|pxl= 300px |
|pxl= 300px |
||
|画像説明= 駅舎（2018年9月） |
|画像説明= 駅舎（2018年9月） |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
||
|よみがな= べっぽ |
|よみがな= べっぽ |
||
|ローマ字= Beppo |
|ローマ字= Beppo |
||
2020年2月15日 (土) 06:02時点における版
| 別保駅 | |
|---|---|
 駅舎（2018年9月） | |
|
べっぽ Beppo | |
|
◄武佐 (4.5 km) (14.7 km) 上尾幌► | |
 | |
| 所在地 | 北海道釧路郡釧路町別保4丁目 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道（JR北海道） |
| 所属路線 | 根室本線（花咲線） |
| キロ程 | 317.0 km（滝川起点） |
| 電報略号 | ヘホ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面1線 |
| 開業年月日 | 1917年（大正6年）12月1日 |
| 備考 | 無人駅 |
別保駅（べっぽえき）は、北海道釧路郡釧路町別保4丁目にある北海道旅客鉄道（JR北海道）根室本線（花咲線）の駅。電報略号はヘホ。
日本の駅で唯一、読みが「ぽ」で終わる。
概要
かつては太平洋炭坑別保坑の拠点駅として栄えた。現在は釧路町の行政の中心地。釧路町の繁華街は釧路市寄りにあり、この駅からは遠い。冬期間はイルミネーションをともしている。
歴史
右下方面にあった、当初は三井鉱山、後に太平洋炭礦の所有となった別保鉱の選炭場がある山元（現在の別保南2丁目）から、大正時代から昭和初期にかけて、駅裏のストックヤードまで馬車軌道が敷かれて、木材や石炭を運んでいたが、後にこの軌道は貨物の引込み線に敷き直され、直接本線へ乗り入れて、東釧路を経て釧路まで石炭を運んでいた。1949年（昭和24年）の閉山と共にこの貨物線は撤去されたが、駅の根室側本線から右下へ若干カーブしてゆく小道として、その軌道跡の一部が残されている。なお、国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年米軍撮影の航空写真 USA-R280-No2-20には、閉山間近の鉱山の姿や貨物線が明瞭に写っており、その後貨物線跡地の殆んどが別保南地区市街の東側町道に利用された事が判る。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
- 1917年（大正6年）12月1日：国有鉄道の上別保駅（かみべっぽえき）として開業。一般駅[1]。
- 1952年（昭和27年）11月15日：字名改正により別保駅に改称[1]。
- 1962年（昭和37年）1月15日：貨物取扱い廃止[1]。
- 1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱い廃止[1]。
- 1986年（昭和61年）11月1日：簡易委託化。
- 1992年（平成4年）4月1日：簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
所在地名より。別保川を指すアイヌ語の「ペッポ[注釈 1]」に由来する[2]。これは、「川」を意味する「ペッ[注釈 2]」に接尾辞「ポ[注釈 3]」がついたもので、「小川（川っ子）」を意味する。釧路川本流と対比してついた名であると考えられる[2]。
なお、開業から 1952年（昭和27年）までは、別保川の上流にあることから「上」を付した「上別保」の駅名であった[3]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。釧路駅管理の無人駅である。
-
待合室（2018年9月） -
ホーム（2018年9月） -
駅名標（2018年9月）
利用状況
- 2012 - 2016年（平成24 - 28年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は11.8人[4]。
- 2013 - 2017年（平成25 - 29年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は10.6人[5]。
- 2014 - 2018年（平成26 - 30年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は10.2人[6]。
駅周辺
釧路町の地域行政の中心。駅前は比較的広く、車が何台も止められるだけのスペースがある。すぐとなり（西側）に公園がある。
別保駅の歌
2001年、当時釧路を拠点に活動していた高校生ユニット「かふぇいん」により「別保駅」という歌が制作され、2002年にはCD（自主制作）が販売された。歌詞のサビには当時の運賃を用いた「釧路駅から210円」というフレーズがもりこまれており、キャッチーなメロディーが話題となった。かふぇいんは2003年に解散となるが、別保駅の作詞作曲を担当した中森靖人は「中森やすと」としてソロで活動を継続、その後メンバーを親族でかためた家族バンドBeppers（ペッパーズ）としてしばらくこの曲を歌い続けた。ちなみに2018年現在の釧路駅から別保駅までの運賃は220円。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
- ^ a b “アイヌ語地名リスト ヒラタ～ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、65頁。NDLJP:1029473。
- ^ "根室線（釧路・根室間）" (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区） (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
{{cite press release2}}:|work=|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明) - ^ "根室線（釧路・根室間）" (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧。
{{cite press release2}}:|work= - ^ “根室線（釧路・根室間）” (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “別保駅前”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
