渡辺和子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

渡辺 和子(わたなべ かずこ、1927年2月 - )は学校法人ノートルダム清心学園理事長北海道旭川市生まれ。

来歴[編集]

1927年、北海道旭川市で出生。父親は当時、日本陸軍中将で旭川第7師団長だった渡辺錠太郎で、53歳のときの子だった。4人兄姉の末っ子で次女[1]

1936年成蹊小学校3年生で9歳の時に二・二六事件に遭遇。父の居間で1mのところで、当時教育総監だった父が青年将校に襲撃され、43発の銃弾で命を落としたのを目のあたりにした[1]

成蹊小学校、雙葉高等女学校(現 雙葉中学校・高等学校)卒業。

1945年、18歳でキリスト教洗礼を受ける。1951年聖心女子大学に通いながら上智大学で文書作成のアルバイトをし、1954年上智大学大学院(西洋文化研究科)修士課程修了。

1956年、29歳でナミュール・ノートルダム修道女会に入会。

アメリカへ留学し、1962年6月にボストンカレッジ大学院で博士号(哲学)を取得したのち、同年9月にノートルダム清心女子大学教授に就任。

1963年に36歳という異例の若さで岡山県ノートルダム清心女子大学学長に就任(1990年に退任)。長年にわたり教壇に立ち、学生の心を支え指導する。

1977年にはうつ病を患う。1984年マザー・テレサが来日した際には通訳を務めるなど多方面で活躍。著書も多数。

1990年にはノートルダム清心女子大学の名誉学長、及びノートルダム清心学園の理事長に就任。1992年2001年には日本カトリック学校連合会理事長に就任した。

1996年、69歳の時にカルカッタの修道会本部を訪れる。

2012年に発売した著書「置かれた場所で咲きなさい」が、100万部を超えるベストセラーとなった。[2][3]

受賞[編集]

  • 1974年 岡山県文化賞(学術部門)を受賞
  • 1979年 山陽新聞賞(教育功労)を受賞
  • 1979年 岡山県社会福祉協議会より済世賞を受賞
  • 1986年 ソロプチミスト日本財団より千嘉代子賞を受賞
  • 1989年 三木記念賞を受賞

著書[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 渡辺和子「二・二六事件 憲兵は父を守らなかった」『文藝春秋2012年9月号、pp.320-323
  2. ^ メリノール女子学院 創立50周年記念講演より
  3. ^ 近江兄弟社学園:ヴォーリズ生誕130年記念行事 講演・渡辺和子プロフィール