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売布神社 (宝塚市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
売布神社

拝殿
所在地 兵庫県宝塚市売布山手町1-1
位置 北緯34度49分02秒 東経135度21分30秒 / 北緯34.81722度 東経135.35833度 / 34.81722; 135.35833座標: 北緯34度49分02秒 東経135度21分30秒 / 北緯34.81722度 東経135.35833度 / 34.81722; 135.35833
主祭神 下照姫神
社格 式内社(小)
郷社
創建 伝・推古天皇18年(610年
本殿の様式 流造
例祭 10月19日
地図
売布神社の位置(兵庫県内)
売布神社
売布神社
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鳥居

売布神社(めふじんじゃ、賣布神社)は、兵庫県宝塚市売布山手町にある神社式内社で、旧社格郷社

祭神

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一帯は物部氏一族の若湯坐連(わかゆえのむらじ)が拠点としていた地であり、本来の祭神は若湯坐連の祖である意富売布連(おおめふのむらじ)[1]と見られる。

歴史

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推古天皇18年(610年)の創建と伝える。下照姫神は当地の里人が飢えと寒さで困窮しているのを愁い、稲を植え麻を紡ぎ布を織ることを教え、その後豊かになった里人が下照姫神を祀ったという伝承が残る。米谷村の由来もこの伝承にちなみ、米種(まいたね)か売布谷(めふたに)が転訛したといわれている。

平安時代延喜式神名帳では小社に列格している。

中世以降、貴布禰神社や貴布禰明神(貴船大明神)と称していたが、元文元年(1736年)、寺社奉行大岡忠相より地誌編纂を命じられた並河誠所の調査によって当社が式内社の売布神社に比定され、以降は売布神社と称するようになった。

1873年明治6年)に郷社に列格した。

境内

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文化財

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宝塚市指定有形文化財

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社号標石
  • 売布神社社号標石(附:文書2冊)(考古資料) - 元文元年(1736年)建立。附指定は「賣布社石碑之覚」の原本と写。1976年昭和51年)3月30日指定[2]

宝塚市指定天然記念物

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  • 売布神社社叢 - 1976年(昭和51年)3月30日指定[2]

例祭

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10月18日・19日に行われるだんじり祭八坂神社宝塚市清荒神)と共催で、米谷東(売布、米谷)、米谷西(清荒神)の2基の地車が宮入りする。

所在地・交通

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脚注

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  1. ^ 『高橋氏文』による。『天孫本紀』では、大咩布命(おおめふのみこと)。
  2. ^ a b たからづかの文化財(宝塚市ホームページ)。

関連項目

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