埼玉県立歴史と民俗の博物館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 埼玉県立歴史と民俗の博物館
Saitama-rekimin2006 0715.JPG
施設情報
前身 埼玉県立博物館
埼玉県立民俗文化センター
専門分野 埼玉県の歴史・民俗文化
事業主体 埼玉県
開館 1971年
(埼玉県立博物館として)
所在地
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
位置 北緯35度55分16.2秒 東経139度37分48.3秒 / 北緯35.921167度 東経139.630083度 / 35.921167; 139.630083
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埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたまけんりつれきしとみんぞくのはくぶつかん)は、埼玉県さいたま市大宮区高鼻町大宮公園内にある、歴史と民俗、美術の総合博物館である。前身は1971年に現在地に開館した埼玉県立博物館で、2006年に埼玉県立民俗文化センターと統合して現名称となった。

沿革[編集]

前身である埼玉県立博物館は、埼玉県の設置100周年を祝う「埼玉百年」記念事業のメインプロジェクトとして1970年に竣工し、翌1971年昭和46年)11月1日に開館し、6日に公開を開始した。設計は前川國男。開館当時、都道府県立の人文系総合博物館としては画期的な規模と内容をもち、以後新設された他の都道府県立博物館に影響を与えるところが大きかった。

埼玉県立博物館が建設される以前は、埼玉県立文化会館がこの地にあった。ここには1955年(昭和30年)に附設郷土展示場が置かれ、1957年(昭和32年)には附設郷土展示室となり将来的には一大的な郷土館にしたいとしていた。数年後、県立博物館の設置構想が打ち出されると県内各地から誘致運動が始まった。名乗りを挙げたのは、浦和熊谷秩父川越東松山大宮の各市だった。協議の末、1966年(昭和41年)に、建設地が大宮と決定した。交通の利便性と文化会館の活動が評価されたのである。

その後、近代美術を1982年(昭和57年)11月3日に開館した埼玉県立近代美術館に移して、1983年(昭和58年)11月3日に歴史系総合博物館となった。

また、埼玉県立民俗文化センター(Saitama Folklore Museum)は1980年(昭和55年)11月1日に都道府県立として初の民族芸能と民族工芸の調査・記録・保存をする民族文化博物館として岩槻市に開所した。通称は「わざの博物館」。

2006年(平成18年)4月に埼玉県立博物館等の統合計画により、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」となった。建物は県立博物館のものを引き継ぐが、県の設置条例では「改称」ではなく、「設置」と言っている。

2007年(平成19年)4月に、これまでの「郷土学習室」を「ゆめ、体験ひろば」に改装した。

主な収蔵品[編集]

  • 国宝の太刀、短刀
    • 太刀(銘備前国長船住左兵衛尉景光 作者進士三郎景政 嘉暦二二年己巳七月日)
    • 短刀(銘備州長船住景光 元亨三年三月日)(謙信景光)
  • 太平記絵巻(埼玉県指定文化財)
武蔵武士の活躍も描かれている江戸時代初期の太平記絵巻原本で、国立歴史民俗博物館本所蔵本やニューヨーク公共図書館所蔵本などと一連のもの。作者は海北友雪か。全12巻のうち第1、2、7巻を所蔵し、開館翌年にあたる1972年(昭和47年)に都内の古書店から第一巻を収蔵して以来、1995年(平成7年)から翌平成7年にかけてアメリカで開催された美術オークションに出展された第2、7巻を収蔵している。

ほか

展示構成[編集]

特別展示室
季節展示室
常設展示室(歴史順展示) - 毎月一回は展示替えが行われる[1]
  • 第1室・歴史展示室 狩りから稲作へ・旧石器~弥生時代
  • 第2室・歴史展示室 鉄剣は語る・古墳時代
  • 第3室・歴史展示室 武蔵武士・奈良~南北朝時代
  • 第4室・美術展示室
  • 第5室・歴史展示室 乱世に生きる・室町~戦国時代
  • 第6室・歴史展示室 武士の心・板碑
  • 第7室・歴史展示室 幕府の支配と村のくらし・江戸時代I
  • 第8室・歴史展示室 社会の成長とゆらぎ・江戸時代II
  • 第9室・歴史展示室 激動の時代をこえて・明治時代~現代
  • 第10室・民俗展示室
ゆめ・体験ひろば - いつでも誰でも参加できるさまざまなメニューがそろっている。「まが玉」や「絞り藍染めのハンカチ」づくりなどは、毎日体験できる[1]
  • 「自由自在座」
  • 「ものづくり工房」
  • 「昭和の原っぱ」

利用情報[編集]

  • 休館日:月曜(ただし祝日の場合は開館、5月1日・2日、11月14日「県民の日」を除く)、臨時休館あり
  • 開館時間:9時~16時30分(入場は16時まで、7月1日~8月31日は9:00~17:00、入場は16:30まで)
  • 入場料:一般300円、高・大学生150円、65歳以上、中学生以下及び障害者手帳所持者は無料 特別展・企画展は別料金(ただし「ゆめ、体験ひろば」は無料)
  • 住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219 

交通[編集]

その他[編集]

スピッツのシングル、正夢PVはここで撮影された。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 竹内誠監修 『知識ゼロからの博物館入門』 幻冬舎 2010年 110ページ

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]