名古屋市道堀田高岳線

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名古屋市鶴舞中央図書館前(昭和区)より鶴舞交差点方向(北方向)、画面最上部高架線は名古屋高速道路都心環状線、鉄橋はJR中央本線
道路の通称名「空港線」の案内標識。

名古屋市道堀田高岳線(なごやしどうほりたたかおかせん)は、名古屋市瑞穂区神穂町の松田橋交差点と同市東区東桜高岳交差点を結ぶ、主要地方道たる名古屋市の市道である。全線にわたって「空港線」の愛称が付けられており、1984年昭和59年)に名古屋市が愛称を公募の上制定した[1]

概要[編集]

国道41号の名古屋市内部分と併せる形で全線にわたって「空港線」と呼ばれる[注 1]。また、全線にわたって名古屋高速道路が高架で堀田高岳線上を通っている。全線片側3車線で、最も外側の車線は鶴舞公園前までバスレーン(平日の朝は基幹バス1号東郊線専用)となっている。南行きは名古屋高速都心環状線 東新町入口付近から丸田町付近まで中央近くに寄る(東新町入口のランプが道路左寄りにあるため)。構造上高岳交差点を境として国道41号の延長に当たる形となっているため、しばしばこの道路を国道41号として案内していることがある[注 2]

周辺には数々の観光施設・商業施設・大企業があるため、平日、休日問わず全区間において交通量が多く渋滞が発生しやすい。特に朝は大型トレーラーやトラックなどによって右折レーンが混雑し、隣の直進車線まで右折待ちの車両があふれることがある。特に2022年3月からは殆どの交差点において右折分離方式信号が導入され、右折矢印信号が点灯しない限りは右折ができなくなったため[2]、右折レーンの混雑が増える懸念がある。また鶴舞交差点は変則的な5差路となっており、JR中央本線の高架脚により車線に制限があることもあり構造的に渋滞が発生しやすくなっている。交通量が多く路面の損傷も進みやすいため、リフレッシュ工事も絶えず行われている。

この道路の直下を通る名古屋市営地下鉄の路線は、計画としては存在する[注 3]が、現在当該計画の事業化は凍結されている。


主な接続道路[編集]

南側から順に記述する。

沿線にある駅[編集]

南側から交差する順に記述する。

※ 他に駅は無いが名古屋市営地下鉄東山線とも交差する。

別名[編集]

名古屋市道堀田高岳線は通過する名古屋市の全地域において「空港線」の別名で呼ばれるほか、各地域において以下のとおり呼ばれることがある。

  • 高岳通(東区)
  • 東郊通(昭和区)
  • 堀田通(瑞穂区)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 空港線の「空港」とは県営名古屋空港を指す。名古屋市内から名古屋空港へアクセスする場合、メインとなるルートが国道41号であるためこの名がついた。
  2. ^ 国道41号も名古屋市内においては全線において名古屋市道堀田高岳線と同様「空港線」とされている。両者の境である高岳交差点において車線数の変動などがあるわけでもないため、高岳交差点で国道41号と堀田高岳線が切り替わることは特に注意を払わない限りは気付きにくい。
  3. ^ 名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画についてを参照。

出典[編集]

  1. ^ 『広報なごや』1985年(昭和60年)1月号 p11. 名古屋市鶴舞中央図書館
  2. ^ もう慣れましたか?3月から『空港線』の信号機が時差式に変わってる。【瑞穂区ニュース】|みずほん”. みずほん (2022年4月9日). 2024年4月8日閲覧。

外部リンク[編集]

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