ローズ・マリー (1954年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ローズ・マリー
Rose Marie
監督 マーヴィン・ルロイ
脚本 ロナルド・ミラー英語版
ジョージ・フローシェル英語版
原作 オットー・ハーバック英語版
オスカー・ハマースタイン2世
Rose-Marie
製作 マーヴィン・ルロイ (クレジット無し)
出演者 アン・ブライス
ハワード・キール
フェルナンド・ラマス
バート・ラー
マージョリー・メイン
ジョーン・テイラー
レイ・コリンズ
撮影 ポール・ヴォゲル英語版
編集 ハロルド・F・クレス
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給 ロウズ Inc.
公開 アメリカ合衆国の旗 1954年3月3日シカゴ
日本の旗 1954年9月16日
上映時間 104分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,984,000[1]
興行収入 $5,277,000[1]
テンプレートを表示

ローズ・マリー』(Rose Marie) は、1954年アメリカ合衆国ミュージカル映画

1924年オペレッタRose-Marie』の映画化作品で、同原作の映画化としては1928年サイレント映画ローズ・マリー英語版』と1936年ジャネット・マクドナルドネルソン・エディ主演の『ローズ・マリイ』に続き、3作目である。

マーヴィン・ルロイが監督し、アン・ブライスハワード・キールフェルナンド・ラマスが主演した。カナディアン・ロッキーにてアナモルフィックレンズのシネマスコープで撮影された。メトロ・ゴールドウィン・メイヤーのアメリカ国内で制作された映画で最初のワイドスクリーンであり[注 1]、このフォーマットで公開された最初のミュージカル映画である。1950年代中期、巨額を投じたオペレッタ映画リバイバルの一環であった。

1924年のオリジナルの脚本に沿っており、1936年版とは異なっている。タイトル・ロールのローズ・マリーがトムボーイからレディに成長していく物語である。

サウンドトラック[編集]

オリジナルのオペレッタからは「Rose Marie」、「Indian Love Call」、「The Mounties」の3曲のみが使用された。「The Right Place For A Girl」、「Free To Be Free」、「The Mountie Who Never Got His Man」、「I Have The Love」、「Love And Kisses」の5曲が新たに作曲された。「Love And Kisses」は撮影されたが公開時にはカットされ、のちにDVDに収録された。

あらすじ[編集]

キャスト[編集]

評価[編集]

MGMの記録によると、アメリカとカナダで$2,835,000、その他で$2,442,000の興行収入があり、$284,000の赤字となった[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 世界的にみるとMGMイギリス支社制作の『円卓の騎士(Knights of the Round Table)』が最初である。

出典[編集]

  1. ^ a b c The Eddie Mannix Ledger, Los Angeles: Margaret Herrick Library, Center for Motion Picture Study .

外部リンク[編集]