ロドニー・マクロード

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ロドニー・マクラウド
Rodney McLeod
refer to caption
イーグルス時代のマクラウド(2021年シーズン)
クリーブランド・ブラウンズ #26
ポジション セイフティ
生年月日 (1990-06-23) 1990年6月23日(33歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国メリーランド州クリントン
身長: 5' 10" =約177.8cm
体重: 195 lb =約88.5kg
経歴
大学 バージニア大学
ドラフト外 2012年
初出場年 2012年
初出場チーム セントルイス・ラムズ
所属歴
2012 - 2015 セントルイス・ラムズ
2016 - 2021 フィラデルフィア・イーグルス
2022 インディアナポリス・コルツ
2023 - クリーブランド・ブラウンズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第52回
NFL 通算成績
(2022年終了時点)
タックル 689回
サック 2.0回
インターセプト 18回
ファンブルフォース 11回
タッチダウン 2回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ロドニー・マクラウド(Rodney McLeod 1990年6月23日- )は、メリーランド州クリントン出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLクリーブランド・ブラウンズに所属している。ポジションはセイフティ

経歴[編集]

プロ入りまで[編集]

高校時代からディフェンシブバックとしてプレーしていたが、多くの大学は、彼をワイドレシーバーとして彼をリクルーティング対象に見ていた。3年次にはチームの先発ディフェンシブバックで唯一インターセプトをあげることができなかった[1]。4年次にはメリーランド大学戦で3インターセプトをあげるなど、チームトップの4インターセプトをあげた[2]。4年間プレーし、190タックル、6インターセプト、1サック、3ファンブルフォースをあげた[3]

セントルイス・ラムズ[編集]

ラムズ時代のマクラウド(2014年シーズン)

2012年4月30日にドラフト外フリーエージェントでセントルイス・ラムズと契約を結んだ。開幕ロースターに残ることをそれほど期待されていなかったが、ダリアン・スチュワートクレイグ・ドールが負傷したことからチャンスをつかんだ[1]。この年、スペシャルチームで16スペシャルチームタックルをあげた。またフェイクパントでファーストダウンを獲得する21ヤードのレシーブをしている[2]

2013年、チームメートからスペシャルチームのキャプテンに指名された。フリーセイフティとして先発出場し、2インターセプト、チーム3位の87タックルをあげた[2]。第12週のシカゴ・ベアーズ戦では残り1分32秒にインターセプトをあげた[4]。第13週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦ではパスをキャッチしたバーノン・デービスハードルのように自身の身体を飛び越えさせるプレーを許した[5]

2014年、9月14日のタンパベイ・バッカニアーズ戦でジョシュ・マカウンのパスをインターセプトした[6]。この年、96タックル、2インターセプトをあげた[2]

2015年、制限付きフリーエージェントとなった彼は、ドラフト2巡レベルのテンダーオファーを受けて1年240万ドルの契約を6月下旬に結んだ[7]。第7週のクリーブランド・ブラウンズ戦でキャリア初のタッチダウンを挙げた[8]。このシーズンは全16試合に出場し、タックル82回・ファンブルフォース3回・インターセプト1回を記録した[9]

フィラデルフィア・イーグルス[編集]

2016年3月9日にフィラデルフィア・イーグルスと5年契約を結んだ[10]。この年は16試合に先発し、83タックル、3インターセプト、1サックを記録した[9]

2017年シーズンは14試合に出場し、54タックル・3インターセプトを記録した[9]。この年のイーグルスは13勝3敗という成績で地区優勝を果たした。マクラウドにとってはキャリア初のポストシーズンとなった。

プレーオフ初戦、アトランタ・ファルコンズとのディビジョナルラウンドではQBマット・ライアン相手にサックを記録し、チームの勝利に貢献した。イーグルスはその後NFCチャンピオンシップゲームも勝ち抜き、第52回スーパーボウルに進出した。迎えたニューイングランド・ペイトリオッツとのスーパーボウルでは6回のタックルを記録した。チームも41-33で勝利し、スーパーボウルチャンピオンに輝いた。

2018年シーズンは怪我のため3試合の出場に留まった。

2019年シーズンは全16試合に先発し、74タックル・2インターセプトを記録した[11]

2020年3月25日にイーグルスと2年契約を結び直した[12]。第8週のダラス・カウボーイズ戦にてキャリア2度目となるタッチダウンを挙げ、チームの勝利に貢献した[13]。しかし第14週のニューオーリンズ・セインツ戦で前十字靭帯損傷の怪我を負いシーズンエンドとなった[14]

2021年、第17週のワシントン・フットボールチーム戦にて、第4Q残り30秒で勝利を決定づけるインターセプトを奪った[15]。この勝利によりイーグルスはプレーオフへの進出が決まった。

インディアナポリス・コルツ[編集]

2022年4月14日にインディアナポリス・コルツと契約した[16]。このシーズンは15試合に先発し、キャリアハイとなる96タックルを記録した。

クリーブランド・ブラウンズ[編集]

2023年5月5日にクリーブランド・ブラウンズと契約を結んだ[17]

人物[編集]

2013年、救世軍のラムズ大使を務めた[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b 2015 St. Louis Rams Roster Preview: S Rodney McLeod And The Never Ending”. turfshowtimes.com (2015年8月5日). 2015年9月22日閲覧。
  2. ^ a b c d Biography”. セントルイス・ラムズ. 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月22日閲覧。
  3. ^ College Football Stats”. sports-reference.com. 2015年9月22日閲覧。
  4. ^ a b Mary Beard (2013年11月26日). “Community Player of the Week: Rodney McLeod”. セントルイス・ラムズ. 2014年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月22日閲覧。
  5. ^ Eric Branch (2013年12月2日). “Harbaugh on Davis: ‘Did you tell Michael Jordan not to take off from the free-throw line?’”. blog.sfgate.com. 2015年9月22日閲覧。
  6. ^ Tampa Bay Buccaneers quarterback Josh McCown's pass intercepted by St. Louis Rams safety Rodney McLeod”. タンパベイ・バッカニアーズ (2014年9月14日). 2016年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月22日閲覧。
  7. ^ Nate Latsch (2015年6月24日). “Rodney McLeod happy to be back with the Rams”. Scout.com. 2015年9月22日閲覧。
  8. ^ Cleveland Browns at St. Louis Rams – October 25th, 2015” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年4月30日閲覧。
  9. ^ a b c NFL Player stats: Rodney McLeod”. NFL.com. 2022年4月30日閲覧。
  10. ^ Five-Year Deal For Rodney McLeod”. PhiladelphiaEagles.com (2016年3月9日). 2022年4月30日閲覧。
  11. ^ Rodney McLeod 2019 Game Log” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年4月30日閲覧。
  12. ^ Spadaro, Dave (2020年3月17日). “Eagles agree to terms with S Rodney McLeod on a two-year contract”. PhiladelphiaEagles.com. 2022年4月30日閲覧。
  13. ^ Dallas Cowboys at Philadelphia Eagles – November 1st, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年4月30日閲覧。
  14. ^ Alper, Josh (2020年12月14日). “Rodney McLeod tore his ACL”. Pro Football Talk. NBC Sports. 2022年4月30日閲覧。
  15. ^ Tolentino, Josh (2022年1月2日). “Eagles-Washington analysis: Rodney McLeod seals the win with an interception, Boston Scott shines”. https://www.inquirer.com/eagles/eagles-washington-jalen-hurts-boston-scott-devonta-smith-20220102.html 2022年4月30日閲覧。 
  16. ^ Stankevitz, JJ (2022年4月14日). “Colts Sign Safety Rodney McLeod”. Colts.com. 2022年4月30日閲覧。
  17. ^ Browns sign S Rodney McLeod”. ClevelandBrowns.com (2023年5月5日). 2023年9月5日閲覧。

外部リンク[編集]