マオウ属

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マオウ属新エングラー体系
Ephedra distachya.jpg
フタマタマオウ(Ephedra distachya
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: グネツム綱 Gnetopsida
: グネツム目 Gnetales
: マオウ科 Ephedraceae
: マオウ属 Ephedra
  • 本文参照

マオウ属(マオウぞく、麻黄属、麻苧属、学名: Ephedra, エフェドラ属とも)はマオウ科に属す唯一の属。常緑低木でユーラシア中国からヨーロッパ地中海沿岸)、北アフリカ、南北アメリカ大陸の乾燥地に50種ほどが分布する。

目次

特徴[編集]

葉は退化して鱗片状になっている。高さは数十cm、茎は節で分岐する。雌雄異株で、花(胞子葉穂)は胞子葉が松かさ状に重なり節につく。

生薬[編集]

麻黄(生薬)

特に中国北部などの砂漠地帯に分布するフタマタマオウEphedra distachya:双穂麻黄)やシナマオウE. sinica:草麻黄、これらは同種ともされる)などの地下茎が、古くから生薬麻黄として用いられた。日本薬局方においては、(E. sinica Stapf、(E. intermedia Schrenk et C. A. Meyer、(E. equisetina Bunge (Ephedraceae)を麻黄の基原植物とし、それらの地上茎を用いると定義している[1]

これには鼻詰まりに効果のある成分プソイドエフェドリンや、気管支喘息に効果のある成分エフェドリンが含まれる。1885年長井長義博士は東京衛生試験所の山科氏の依頼により麻黄成分の研究を行い、これに含まれる天然物エフェドリンを発見、医科大学の高橋順太郎博士三浦謹之助薬理学研究を委託、1888年、エフェドリンの瞳孔散大、血圧上昇作用が明らかとなり[2]、エフェドリン及び関連アルカロイドの構造を決定した。

この散瞳作用は眼底検査などに応用されたが、漢方における麻黄本来の薬能と結びつく薬理作用は当時の西洋科学吸収の陰で忘れ去られた漢方医学の為か、当時はその効果は知られず(当時漢方医学が無視されていたためか)、気管支喘息治療に有効であることが明らかにされた[誰?]のはずっとのち、1924年のことであった。

アメリカなどではエフェドラと称してダイエット用に用いられたが、危険性が指摘されて多くの国で禁止された(エフェドリン参照)。アメリカでは自生種を先住民が茶のように飲用したこともある。また古代インド・イランの古文献に見える飲料ソーマハオマ(向精神作用があるとされる)も、マオウ属の植物ではないかとする説がある。

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参照[編集]

  1. ^ 『日本薬局方』16改訂。厚生労働省。1589頁。
  2. ^ 高橋順太郎; 三浦謹之助 (1888). “『エフェドリン』之瞳孔散大作用実験:麻黄の瞳孔散大作用について”. 東京醫誌 2: 944-949. 
  3. ^ http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=4149&data_id=

外部リンク[編集]