パーラメント・スクエア

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パーラメント・スクエア
ビッグ・ベンから西に見えるパーラメント広場(右下)
ビッグ・ベンから西に見えるパーラメント広場(右下)
パーラメント・スクエアの位置(シティ・オブ・ウェストミンスター内)
パーラメント・スクエア
パーラメント・スクエア
パーラメント広場の位置
北緯51度30分02秒 西経0度07分36秒 / 北緯51.50056度 西経0.12667度 / 51.50056; -0.12667
国家 イギリスの旗 イギリス
自治体 イングランド
行政区画 グレーター・ロンドン
ロンドン特別区 ウェストミンスター
等時帯 グリニッジ標準時
地図パーラメント広場の位置

1894年の地図 [注釈 1]

パーラメント・スクエアパーラメント・スクエア、英語: Parliament Squareは、イギリスの広場英語版の一つ。政府機関や司法機関が集まるロンドン特別区ウェストミンスターの官公庁街にあり、しばしば市民抗議行動に使用されている国会広場。

地理[編集]

周囲の主な通りと政府機関は以下のとおり。

広場内にはウィンストン・チャーチルなどの12体の銅像が設置されている。クリスマスには毎年クリスマス・ツリーが設置される。

歴史[編集]

1834年には、奴隷解放を記念したバクストン記念ファウンテン英語版が建立されていた(のち他の場所に移設された)。

1868年、ホワイトホール通りのダウニング街10番地のイギリス首相官邸やイギリス政府とイギリス議会周辺の交通渋滞解消のため、建築家のチャールズ・ベリー英語版の設計により改装され、イギリスで初めて信号機が設置された。

最後に改装されたのは1950年である。

抗議運動の場[編集]

政府の様々な政策不作為に対する抗議行動が行われる場所として一般的に知られている。2005年の重大組織犯罪警察法英語版施行後は抗議活動は届け出制となっている[注釈 2]

2009年6月のパノラマ。

広場の像[編集]

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 自由貿易帝国主義ヘンリー・ジョン・テンプル( 1784年 - 1865年)やビーコンズフィールド伯爵ベンジャミン・ディズレーリ(1804年 - 1881年)などの像は産業革命時代から建立されている。
  2. ^ 2011年の警察改革及び社会的責任法英語版による規制強化はパーラメント広場の抗議活動の歴史として記事化された[1]
出典
  1. ^ Kiron Reid (2013) Letting Down the Drawbridge: Restoration of the Right to Protest at Parliament. 1 Law Crime and History 16 (pp. 16-51) ISSN 2045-9238.
  2. ^ Partygate(英語版)。

参考文献[編集]

  • Ward-Jackson, Philip (2011). Public Sculpture of Historic Westminster: Volume 1. Public Sculpture of Britain. Liverpool: Liverpool University Press 
  • Simon Bradley and Nikolaus Pevsner, The Buildings of England, London 6: Westminster (2003). ISBN 0-300-09595-3.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]