パリ条約 (1947年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パリ条約(パリじょうやく、英語:Paris Peace Treaties)は、第二次世界大戦の平和条約のひとつで、1947年2月10日に締結。旧枢軸国イタリア、ルーマニア、フィンランド、ブルガリア、ハンガリーの各国ごとに連合国21か国と結ばれた一連の条約を指す。
目次 |
概要 [編集]
以下の旧各枢軸国ごとに平和条約がつくられており、同日に調印がなされた。
- Treaty of Peace with Bulgaria(ブルガリア平和条約)
- Treaty of Peace with Finland(フィンランド平和条約)
- Treaty of Peace with Hungary(ハンガリー平和条約)
- Treaty of Peace with Italy(イタリア平和条約)
- Treaty of Peace with Roumania(ルーマニア平和条約)
5国がそれぞれ軍備制限を受け賠償金を課された(下記「賠償金」参照)。
ほか、
- イタリアは海外植民地をすべて失い、フランスに領土の一部を割譲し、トリエステを自由港とした。
- フィンランドはソビエト連邦に領土の一部を割譲した。
- ハンガリーはチェコスロバキアなどに領土の一部を割譲した。
また大戦中にこれらの国の間で占拠が繰り返された土地についても、その帰属を確定した。
賠償金 [編集]
旧枢軸国は、以下の賠償金の支払いに合意した(いずれも1938年価格)。
- イタリアは、ユーゴスラビア、ギリシャ、ソビエト連邦、エチオピア、アルバニアへ3億6,000万ドルを支払う。
- フィンランドは、ソビエト連邦へ3億ドルを支払う(後に完済)。
- ハンガリーは、ソビエト連邦、チェコスロバキア、ユーゴスラビアへ3億ドルを支払う。
- ルーマニアは、ソビエト連邦へ3億ドルを支払う。
- ブルガリアは、ギリシャとユーゴスラビアへ7,000万ドルを支払う。
「戦争賠償」も参照
関連項目 [編集]
- その他のパリ条約
- ドイツ最終規定条約 - ドイツに対する講和条約
- サンフランシスコ講和条約 - 日本に対する講和条約
- 欧州戦線における終戦 (第二次世界大戦)