ハロン棒
ハロン棒(はろんぼう)とは競馬におけるゴールまでの残り距離を示す標識のことである。
[編集] 概要
元々ハロンという言葉は英語の「furlong」からきたもので、競馬場のレーストラックの側面に1ハロン(約201.168m。1マイル=約1609mの1/8相当)ごとにそれを立てて残りレース距離の目安にしてもらうよう設置されている。
[編集] 日本におけるハロン棒
日本の場合は競走距離の端数(概ね100以下の数字)を切り捨てているため200m単位でハロン棒を設置しているが実際の距離の1/100の距離の数字を表示している競馬場があり、それらの競馬場においてはたとえば「8」だと残り800m、「16」は1600mをそれぞれ意味していることとなる。なお、日本ではゴールまで残り3ハロンの地点を「三分三厘」と呼ぶことがある。
中央競馬では芝コースとダートコースでハロン棒の色が異なっていて芝コースのものは赤と白で数字の表示部分は丸形、ダートのものは水色と白で数字の表示部分は四角または三角。また、数字の表示部分は芝コースは白地に赤数字、内回りコースと外回りコースがある新潟・中山・京都・阪神では内回りが白地に赤数字・外回りが赤地に白数字、ダートコースは白地に水色数字(小倉は白地に赤数字)となっている。
中央競馬ではかつてゴール板まで残り100mのところにも「1」のハロン棒が設置されていたが1993年のジャパンカップにおいてコタシャーンに騎乗していたケント・デザーモ騎手が残り100mのハロン棒をゴール板と誤認することなどがあり、1997年にすべてのJRA競馬場から撤去された(現在は残り100m地点の内柵に「100」の数字が書かれている)。地方競馬では2011年時点でも大井に残り100mを示すハロン棒があり、福山ではさらに残り50mを示すハロン棒もある。
阪神と新潟では芝コースは内回りと外回りで距離が異なるが内外の距離差が200mで割り切れる(阪神競馬場は400m、新潟競馬場は600m)ので、2種類の表示を合わせて表示している。中山と京都では内回りコースのハロン棒は大きく出すが、外回りコースは赤色の細いポールを立てて表示する。
地方競馬の大井ではスタンド改築工事に伴う競走施行距離の変更に伴い、コース内の一部のハロン棒の表示が「1.9」「0.9」などに書き換えられていた。現在は元に戻されている。