ドン・ショランダー

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ドン・ショランダー
選手情報
フルネーム ドナルド・アーサー・ショランダー
ニックネーム ドン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
泳法 自由形
所属 サンタクララ・スイミング・クラブ
生年月日 (1946-04-30) 1946年4月30日(77歳)
生誕地 アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット
身長 180cm
体重 79kg
獲得メダル
オリンピック
1964 男子 100m 自由形
1964 男子 400m 自由形
1964 男子 4x100m自由形リレー
1964 男子 4x200m自由形リレー
1968 男子 4x200m自由形リレー
1968 男子 200m 自由形
パンアメリカン競技大会
1967 男子 200m 自由形
1967 男子 4x100m自由形リレー
1967 男子 4x200m自由形リレー
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ドン・ショランダー英語: Donald ("Don") Arthur Schollander1946年4月30日 - )は、アメリカ合衆国の男性競泳選手。夏季オリンピックで通算5個の金メダルを獲得している。

生い立ち[編集]

1946年、ノースカロライナ州シャーロットで生まれたショランダーは、フロリダで水泳を教えていたおじのニュートン・ペリーから競泳を学んだ[1]。少年時代に家族と共にオレゴン州レイクオスウィーゴに移った[2]。ショランダーが最初に熱中したスポーツは、アメリカンフットボールであった。しかし、彼の学校のチームに加わるには背が低すぎた[3]。その代わりにレイクオスウィーゴ高校の水泳チームに入ったショランダーは、1960年に新人ながらチームをオレゴン州水泳選手権で1位に導くのを助けた[3][4]

オリンピック出場[編集]

1962年、ショランダーはカリフォルニア州サンタクララに移り、ジョージ・ヘインズの下で練習を始めた[3]。2年後、18歳のショランダーはAAUの国内選手権で自由形3種目で優勝した[3]。これらにより2つの個人種目と2つのリレー種目でアメリカ代表となり、数ヶ月後に行われた1964年東京オリンピックで、4つの金メダル獲得と3つの世界記録更新という快挙を納めた[5]。これは1936年ベルリンオリンピックジェシー・オーエンスが達成して以来となる、アメリカ人の1大会最多メダル獲得となった[3]。この功績により、最高のアマチュアスポーツ選手に贈られるジェームスサリバン賞や、APアスリート・オブ・ザ・イヤーにおいて、ジョニー・ユナイタスを大差で破って受賞した。また、ABCのワイド・ワールド・オブ・スポーツのアスリート・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。

大学進学と2度目のオリンピック[編集]

イェール大学に進学したショランダーは、スカル・アンド・ボーンズデルタ・カッパ・イプシロンに参加した。この時の仲間の一人が後の第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュだった[6]。大学のチームではキャプテンを務め、全米大学体育協会選手権で3回1位に輝いている[3]1968年メキシコシティオリンピックで2度目の五輪出場を果たし、200m自由形リレーでは金メダルを獲得するも、200m自由形では銀メダルに終わった。しかし、それが自身のベストであったと考えているという[3]。オリンピック終了後、ショランダーは競泳から引退し活動の場をプールの外に移した。

引退後[編集]

ショランダーに成績に対する評価として、1965年に19歳で国際水泳殿堂入りしたほか[7]1983年には米国オリンピック殿堂に殿堂入りしている。また、オレゴン州スポーツ殿堂にも入っている[8]

1971年には、自分の水泳やチームメイト、コーチ陣について、また世界の水泳(特にオリンピック)における密室政治について記した「Deep Water」を上梓した。また、この続編として1974年には「Inside Swimming」を書いている。

ショランダーはレイクオスウィーゴに住み、不動産開発会社を経営している。ショランダーが獲得した金メダルは、レイクオスウィーゴのダウンタウンにあるバンク・オブ・アメリカの支店で公に展示されている[2]

脚注[編集]

  1. ^ Smiley-Height, Susan (2006年7月5日). “The Perry legacy lives on”. Ocala.com. 2009年6月1日閲覧。
  2. ^ a b Notable Oregonians: Don Schollander”. Oregon Blue Book. 2009年6月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g Eggers, Kerry (2004年6月2日). “Medal fatigue”. Portland Tribune. 2009年6月1日閲覧。
  4. ^ Fourteenth Annual Oregon Interscholastic Swimming and Diving Championships” (PDF). Oregon School Activities Association. 2009年6月1日閲覧。
  5. ^ 400m自由形(4分12秒2)、4x100m自由形リレー(3分33秒2)、4x200m自由形リレー(7分52秒1)で世界記録を更新した。
  6. ^ Ferrey, Tom (2006年11月1日). “A sporting blueblood”. ESPN.com. 2009年6月1日閲覧。
  7. ^ Don Schollander”. International Swimming Hall of Fame. 2012年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月1日閲覧。
  8. ^ Swimming & Diving inductees”. Oregon Sports Hall of Fame. 2009年6月1日閲覧。

外部リンク[編集]