チリ硝石

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チリ硝石
分類 硝酸塩鉱物
シュツルンツ分類 5.NA.05
Dana Classification 18.1.1.1
化学式 NaNO3
結晶系 三方晶系
モース硬度 2
光沢 ガラス光沢
無色白色
条痕 白色
比重 2.3
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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チリ硝石(ちりしょうせき、Chile saltpeter[4]Chilean nitrate[4]nitratine[5])は、硝酸塩鉱物の一種。化学組成は NaNO3硝酸ナトリウム)、結晶系三方晶系ソーダ硝石ともいう。

産出地[編集]

日本では、栃木県に産する[5]

性質・特徴[編集]

用途・加工法[編集]

当初は火薬、その後は肥料の製造。

サイド・ストーリー[編集]

19世紀に発見されたチリ硝石は、欧州輸出されるようになった。この発見により、有機物を積み上げて造る硝石家内制手工業的な生産は下火となる。20世紀初頭の輸出量は年間200万トンを超える規模となり、硝石資源の枯渇も予測されるようになったことから、様々なアンモニアの人工合成法が模索されるようになった。この動きは、ハーバー・ボッシュ法の発明へ結びついていく[6]

脚注[編集]

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  1. ^ 「おもな鉱物」『理科年表 平成20年』 国立天文台編、丸善2007年、641頁。ISBN 978-4-621-07902-7
  2. ^ Nitratine, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=2916 2012年7月18日閲覧。  (英語)
  3. ^ Nitratine, WebMineral.com, http://webmineral.com/data/Nitratine.shtml 2012年7月18日閲覧。  (英語)
  4. ^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会1984年、162頁。ISBN 4-8181-8401-2
  5. ^ a b 松原聰宮脇律郎 『日本産鉱物型録』 東海大学出版会国立科学博物館叢書〉、2006年、90頁。ISBN 978-4-486-03157-4
  6. ^ 廣田鋼藏「アンモニア合成法の成功と第一次世界大戦の勃発」、『現代化学』、東京化学同人1975年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]