チューブラー・ベルズ2003

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チューブラー・ベルズ2003
マイク・オールドフィールドスタジオ・アルバム
リリース
録音 2002年8月 - 2003年2月 ラフウッド・スタジオ[1]
ジャンル プログレッシブ・ロックニューエイジ・ミュージック
時間
レーベル ワーナー・ミュージック・スペイン
プロデュース マイク・オールドフィールド
チャート最高順位
  • 29位(ドイツ[2]
  • 41位(オランダ[3]
  • 44位(フランス[4]
  • 51位(イギリス[5]
  • 55位(スイス[6]
マイク・オールドフィールド アルバム 年表
The Complete Tubular Bells
(2003年)
チューブラー・ベルズ2003
(2003年)
Light + Shade
(2005年)
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チューブラー・ベルズ2003』(Tubular Bells 2003)は、マイク・オールドフィールド2003年に発表したスタジオ・アルバム。デビュー作『チューブラー・ベルズ』(1973年)の全編を再録音した内容である。

背景[編集]

オールドフィールド自身は、『チューブラー・ベルズ』のオリジナル版における演奏に対し不満を抱いていたが、かつて所属していたヴァージン・レコードとの契約書には、オリジナル版の発表から25年間は再録音できないという条項があった[1]。そして、その契約が既に満了していた2002年より、オールドフィールドは本作のレコーディングを開始して、最終的にはオリジナル版の30周年を記念する作品としてリリースした[1]。なお、オリジナル版でMCを担当したヴィヴィアン・スタンシャル英語版は1995年に死去しており[7]、元々モンティ・パイソンのファンであったオールドフィールドは、ジョン・クリーズを代役に起用した[1]

イギリス及びヨーロッパでは、マルチ・チャンネルのボーナスDVDが付属したヴァージョンもリリースされた[8]

日本では、2003年当時は通常のCDで発売されず、5.1チャンネル対応のDVD-Audio盤のみの発売となった[9]。ただし、2015年にはワーナーミュージック・ジャパンの企画「Progressive Rock Collection 1300」の一環として、SHM-CDで発売された[10]

反響[編集]

オールドフィールドの母国イギリスでは、2003年6月7日付の全英アルバムチャートで51位を記録し、自身2年ぶりの全英トップ100アルバムとなるが、翌週にはトップ100圏外に消えた[5]。一方、ドイツでは2003年6月9日付のアルバム・チャートで初登場29位となり、5週連続でトップ100入りした[2]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はマイク・オールドフィールド作。

パート1

  1. イントロダクション - "Introduction" - 5:52
  2. ファスト・ギターズ - "Fast Guitars" - 1:03
  3. ベーシズ - "Basses" - 0:46
  4. ラテン - "Latin" - 2:18
  5. ア・マイナー・チューン - "A Minor Tune" - 1:21
  6. ブルース - "Blues" - 2:40
  7. スラッシュ - "Thrash" - 0:44
  8. ジャズ - "Jazz" - 0:48
  9. ゴースト・ベルズ - "Ghost Bells" - 0:30
  10. ルシアン - "Russian" - 0:44
  11. フィナーレ - "Finale" - 8:32

パート2

  1. ハーモニクス - "Harmonics" - 5:12
  2. ピース - "Peace" - 3:30
  3. バグパイプ・ギターズ - "Bagpipe Guitars" - 3:07
  4. ケイヴマン - "Caveman" - 4:33
  5. アンビエント・ギターズ - "Ambient Guitars" - 5:10
  6. ザ・セイラーズ・ホーンパイプ - "The Sailor's Hornpipe" (Traditional) - 1:44

ボーナスDVD[編集]

  1. "Introduction"
  2. "Fast Guitars"
  3. "Basses"
  4. "Introduction: 'The Video'"

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]