チスイコウモリモドキ

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チスイコウモリモドキ
Stenodermatinae Sp.jpg
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: コウモリ目 Chiroptera
亜目 : 陽翼手亜目 Yangochiroptera
下目 : ウオクイコウモリ下目
上科 : ウオクイコウモリ上科 Noctilionoidea
: ヘラコウモリ科 Phyllostomidae
: チスイコウモリモドキ属 Vampyrum
Rafinesque, 1810
: チスイコウモリモドキ V. spectrum
学名
Vampyrum spectrum
Linnaeus, 1815
和名
チスイコウモリモドキ
英名
Spectral Bat, False Vampire Bat, Linnaeus's False Vampire Bat, Spectral Vampire Bat

Vampyrum spectrum distribution (colored).png

チスイコウモリモドキVampyrum spectrum)は、哺乳綱 - コウモリ目(翼手目)- ヘラコウモリ科 - チスイコウモリモドキに分類されるコウモリ。本種のみでチスイコウモリモドキ属を形成する。

分布[編集]

メキシコから南アメリカ大陸北部(ブラジル北部、ペルーエクアドル、スリナム、ガイアナ)及びトリニダード・トバゴなどの常緑樹林に生息[1]

形態[編集]

体長約13.5 - 15cm、前腕長約10 - 11cm、と大型のコウモリ。形態はヘラコウモリに似るが、長いは滑らかな形状である。翼幅は1mに達する個体も存在する。オオコウモリの分布しないアメリカ大陸においては最大級となる。背中の体毛は短く、暗褐色あるいはオレンジがかった茶色。耳は長く伸びる。[1]翼は大きく幅広であるが尾は極めて短く、判別が難しい。肉食ではあるが、歯列昆虫食のコウモリに似る[2]

生態[編集]

コウモリとしては珍しい肉食の捕食者である。長さに比して幅の広い翼で巧みに飛び回り、獲物を捕食する[2]。獲物は他のコウモリやネズミなど小型哺乳類、ミソサザイインコウグイスなどの鳥類、そして両生類や爬虫類など。また、大型のコオロギセミなどの昆虫を捕らえる事もある。これらの獲物は直接口で捕らえ、牙で止めを刺す。[1]

昼間は樹洞などをねぐらとし、五匹ほどの群れをつくる[1]

繁殖形態は胎生。一度に一頭の幼獣を産む[1]

人間との関係[編集]

広い分布を持つものの、かれらは高次の捕食者であるため、元々個体数は少ない[2]。その上、生息環境が破壊されつつあるため、絶滅が危惧されている[1]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f 『世界哺乳類図鑑』 90頁
  2. ^ a b c 『日経サイエンス』 66頁

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • ジュリエット・クラットン・ブロック 『世界哺乳類図鑑』 ダン・E・ウィルソン、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、90頁。ISBN 4-7875-8533-9
  • 日経サイエンス 2009年5月号、66頁。

外部リンク[編集]