コリン・デクスター
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コリン・デクスター(Colin Dexter、1930年9月29日 - )は、イギリスの推理作家である。イングランドのリンカン州スタンフォード生まれ。
ケンブリッジ大学卒業後、グラマースクールの古典学講師、オックスフォード地方試験委員会副書記をつとめる。クロスワードパズルのカギ作りの名手としてもよく知られている。
1975年、『ウッドストック行最終バス』でデビュー。同作で探偵役のモース警部をデビューさせた。なお、このモース警部を主人公としたシリーズは、イギリスでTVドラマ化されている。
目次 |
[編集] モース主任警部 (E.Morse)
「天才肌」の探偵(モース警部)が登場する長編作品では、時代設定を現代におきながらも、血液検査や筆跡鑑定などの科学捜査に頓着せず、もっぱらモース警部による仮説提示と論理的検証がくりかえされる。
そうした探偵の推理が「事実」によって覆されることもたびたびあり、その都度、探偵は推理の再構築を迫られることになるのだが、こうした「論理のアクロバット」こそがモース警部シリーズの真骨頂でもある。
通常、読者も犯人当てに参加する醍醐味を味わうことのできる「フーダニット」作品ならば、一度読了してしまうと(犯人が誰であるかはわかってしまうので)、同じ作品を二読、三読しようとすると、「誰が殺ったのか」を探る魅力が大幅に逓減してしまうものである。
それに対して、モース警部シリーズの場合、めくるめくモース警部の「論理のアクロバット」によって、読み手も混乱させられることがしばしばあるので、一読してすっきりしないことも少なくない。そのため、同じ作品の二読、三読を純粋に楽しむことも可能になってしまうのである。
上司であるストレンジ主任警視や部下のルイス部長刑事にさえ、"E"で始まるファーストネームが何なのか知られていない。
酒好きで、ビールはビター、ウイスキーはグレンフェディックが好み。クロスワードパズルが得意。
[編集] 受賞歴
- 1979年、『死者たちの礼拝』でCWA賞 (英国推理作家協会) シルヴァー・ダガー賞。
- 1981年、『ジェリコ街の女』でCWA賞 シルヴァー・ダガー賞。
- 1989年、『オックスフォード運河の殺人』でCWA賞 ゴールド・ダガー賞。
- 1992年、『森を抜ける道』でCWA賞 ゴールド・ダガー賞。
[編集] 作品リスト
[編集] 長編
「モース警部」シリーズ(Inspector Morse Mysteries )の長編は、以下の13作が発表され、すでに完結している。邦訳は大庭忠男訳でハヤカワ・ミステリ文庫(早川書房)から出版されている。
- 1975年 ウッドストック行最終バス (Last Bus to Woodstock)
- 1976年 キドリントンから消えた娘 (Last Seen Wearing)
- 1977年 ニコラス・クインの静かな世界 (The Silent World of Nicholas Quinn)
- 1979年 死者たちの礼拝 (Service of all the Dead)
- 1981年 ジェリコ街の女 (The Dead of Jericho)
- 1983年 謎まで三マイル (The Riddle of the Third Mile)
- 1986年 別館三号室の男 (The Secret of Annexe 3 )
- 1989年 オックスフォード運河の殺人 (The Wench is Dead)
- 1991年 消えた装身具 (The Jewel That Was Ours)
- 1992年 森を抜ける道 (The Way Through the Woods)
- 1994年 カインの娘たち (The Daughters of Cain)
- 1996年 死はわが隣人 (Death Neighbour)
- 1999年 悔恨の日 (The Remorseful Day)
[編集] 短編集
- 1993年 モース警部、最大の事件 (Morse's Greatest Mystery)


