オハイオ郡 (ウェストバージニア州)

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ウェストバージニア州オハイオ郡
オハイオ郡の位置を示したウェストバージニア州の地図
ウェストバージニア州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1776年
郡庁所在地 ホイーリング
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

282 km2 (109 mi2)
275 km2 (106 mi2)
8 km2 (3 mi2), 2.46%
人口
 - (2010年)
 - 密度

44,443人
172人/km2 (445人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイト www.ohiocounty.wv.gov

オハイオ郡: Ohio County)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州の北部パンハンドル部に位置するである。2010年国勢調査での人口は44,443人であり、2000年の47,427人から10.0%減少した[1]郡庁所在地ホイーリング市(人口28,486人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。

オハイオ郡はホイーリング大都市圏に属している。

歴史[編集]

オハイオ郡は1776年にバージニア州ウェストオーガスタ地区から分離して設立された。郡名は西側郡境となっているオハイオ川から採られた。1777年から1797年まで郡庁所在地はウェストリバティ(元ブラックスキャビン)にあったが、その後はホイーリングにある。

オハイオ郡設立された時の郡域は今よりもかなり大きな1,432平方マイル (3,710 km2) あり、現在はペンシルベニア州ワシントン郡グリーン郡も含まれていた。メイソン・ディクソン線が定義され、ペンシルベニア州とバージニア州の間にあった境界論争が解決されてから、オハイオ郡はその面積を減らしていった[3]

郡政府[編集]

オハイオ郡は、3人の委員で構成される郡政委員会が統治している。委員は3つの小選挙区からそれぞれ1人が選ばれ、任期は6年間であり、偶数年毎に1人が改選されている。委員会は毎年議長を互選している。委員会は郡管理官を指名し、日々の任務遂行を監督させている。その他に選挙で選ばれる役人として、郡事務官と資産評価官がいる。

裁判所では近くのハンコック郡ブルック郡と共にウェストバージニア州の第1司法巡回地区に入っている。ウェストバージニア州では巡回裁判所判事は党派選挙で選ばれ、任期は8年間、定数は4人である。巡回裁判所事務官も党派選挙で選ばれ、任期は6年間である。また第1司法巡回地区と同じ管区であるウェストバージニア州第1巡回家庭裁判所の管区に属している。ウェストバージニア州の家庭裁判所判事は2008年から8年任期で選ばれるようになった。定数は2人である。

治安判事は党派選挙で選ばれ、任期は4年間である。空席が生じた場合はそれぞれの巡回裁判所判事が代行する。巡回裁判所判事や家庭裁判所判事とは異なり、弁護士経験がなくてもよい。郡内の治安判事定数は4人である。

ウェストバージニア州では、各郡の検察官は党派選挙で選出され、任期は4年間である。郡保安官は職権上郡財務官も兼ね、やはり選挙で選ばれ、任期は4年間であるが、再選は2期までしか認められない。

州議会と連邦議会への代表[編集]

ウェストバージニア州議会上院では、オハイオ郡の大部分がハンコック郡、ブルック郡、マーシャル郡と共に上院第1選挙区に属している。定数は2人であり、2年毎に1人が改選される。

ウェストバージニア州議会下院では、郡の1部が第2、第3、第4選挙区に属し、残りは第3選挙区に属している。任期は2年間である。

アメリカ合衆国議会下院では、ウェストバージニア州第1選挙区に属しており、その中に州北部の郡がほとんど含まれている。上院議員は州全体の代表となる。

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は109平方マイル (282 km2)であり、このうち陸地106平方マイル (275 km2)、水域は3平方マイル (7 km2)で水域率は2.46%である[4]。郡内最高地点はウェストアレクサンダーの南西約1マイル (1.6 km) の標高1,420フィート (430 m) の地点である[5]

主要高規格道路[編集]

隣接する郡[編集]

オハイオ郡は、隣接州と同じ名称を持つ郡として国内に4つしかない郡の1つである。他の3つはカリフォルニア州ネバダ郡オクラホマ州テキサス郡ペンシルベニア州デラウェア郡

国立保護地域[編集]

  • オハイオ川諸島国立野生生物保護区(部分)

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口
1790 5,212
1800 4,740 −9.1%
1810 9,182 93.7%
1820 9,182 0.0%
1830 15,584 69.7%
1840 13,357 −14.3%
1850 18,006 34.8%
1860 22,422 24.5%
1870 28,831 28.6%
1880 37,457 29.9%
1890 41,557 10.9%
1900 48,024 15.6%
1910 57,572 19.9%
1920 62,892 9.2%
1930 72,077 14.6%
1940 73,115 1.4%
1950 71,672 −2.0%
1960 68,437 −4.5%
1970 64,197 −6.2%
1980 61,389 −4.4%
1990 50,871 −17.1%
2000 47,427 −6.8%
2010 44,443 −6.3%
イーデマー、現在はスタイフェル美術センター

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 47,427人
  • 世帯数: 19,733 世帯
  • 家族数: 12,155 家族
  • 人口密度: 172人/km2(447人/mi2
  • 住居数: 22,166軒
  • 住居密度: 81軒/km2(209軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • ドイツ系:27.0%
  • アイルランド系:13.7%
  • イギリス系:10.4%
  • イタリア系:8.4%
  • アメリカ人:8.3%
  • ポーランド系:6.7%

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 21.3%
  • 18-24歳: 10.5%
  • 25-44歳: 25.1%
  • 45-64歳: 24.4%
  • 65歳以上: 18.8%
  • 年齢の中央値: 41歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 87.8
    • 18歳以上: 84.0

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 25.9%
  • 結婚・同居している夫婦: 47.3%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 11.2%
  • 非家族世帯: 38.4%
  • 単身世帯: 33.7%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 16.0%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.27人
    • 家族: 2.91人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 30,836米ドル
    • 家族: 41,261米ドル
    • 性別
      • 男性: 31,132米ドル
      • 女性: 21,978米ドル
  • 人口1人あたり収入: 17,734米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 15.8%
    • 対家族数: 11.5%
    • 18歳未満: 20.1%
    • 65歳以上: 10.4%

都市と町[編集]

法人化市と町[編集]

  • ベスレヘム村
  • クリアビュー村
  • トリアデルフィア町

未編入の町[編集]

  • ベティゼイン*
  • クリントン
  • イーデン
  • エルムグローブ*
  • グレッグスビル*
  • マウントエコー
  • モザート
  • ポイントミルズ
  • ロニーズポイント
  • ウォーウッド*

(*)これらはホイーリング市に編入されている

管理地区[編集]

  • 第1地区 - リバティ
  • 第2地区 - リッチランド
  • 第3地区 - トリアデルフィア

教育[編集]

高等教育機関[編集]

  • ウェストリバティ大学
  • ホイーリング・ジェスイット大学
  • ウェストバージニア北コミュニティカレッジ
  • ウェストバージニア実業カレッジ

公共教育学区[編集]

郡内の公立学校は全てオハイオ郡教育学区が管轄し、高校は9年生から12年生、中学校は6年生から8年生、小学校は幼稚園から5年生を教えている。教育委員会は選挙で選ばれる5人の委員で構成され、他に監督官と副監督官がいる。また現地支配人もいる。

  • ホイーリングパーク高校
  • ブリッジストリート中学校
  • トリアデルフィア中学校
  • ウォーウッド中学校
  • ホイーリング中学校
  • ベスレヘム小学校
  • エルムグローブ小学校
  • マディソン小学校
  • ミドルクリーク小学校
  • リッチー小学校
  • スティーンロッド小学校
  • ウォーウッド・グレードスクール
  • ウッズデール小学校
  • ローズベル公立学校
  • S・D・インターカレッジ

私立学校[編集]

ホイーリング・チャールストン教区が幼稚園から8年生を教える学校5校と、高校1校を運営している。

  • ホイーリング・セントラル・カトリック高校
  • コーパス・クリスティ教区学校
  • アワーレディ・オブ・ピース・スクール(マーシャル郡にあるが、オハイオ郡の生徒も受け入れている)
  • セントマイケル教区学校
  • セントビンセント・ド・ポール教区学校
  • ホイーリング・カトリック小学校
  • リンスリー・スクール、高い権威のある私立学校である

著名な出身者[編集]

オハイオ郡出身の政治家として、アメリカ合衆国下院議員9人、同上院議員1人、ウェストバージニア州知事1人、ウェストバージニア州控訴裁判所判事4人、ウェストバージに州上院議長2人、同下院議長4人を輩出してきた。

行事[編集]

  • オハイオ郡祭は毎年10月に、オグルベイ公園第1会場で開催されている。


脚注[編集]

  1. ^ Quickfacts.census.gov - Ohio County - accessed 2011-12-06.
  2. ^ Quickfacts.census.gov - Wheeling, West Virginia - accessed 2011-12-06.
  3. ^ History of Wheeling City & Ohio County, West Virginia – Book. Lindapages.com. Retrieved on 2010-12-24.
  4. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
  5. ^ Ohio County High Point Trip Report. Cohp.org (2000-08-20). Retrieved on 2010-12-24.

外部リンク[編集]

座標: 北緯40度06分 西経80度37分 / 北緯40.10度 西経80.62度 / 40.10; -80.62