イーゴリ・ブラジュコフ

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イーゴリ・ブラジュコフ
Ігор Іванович Блажков
生誕 (1936-09-23) 1936年9月23日(87歳)
出身地  ウクライナキエフ
学歴 キエフ音楽院
ジャンル クラシック
職業 指揮者

イーゴリ・ブラジュコフ(英:Igor Ivanovich Blazhkovウクライナ語: І́гор Іва́нович Блажко́вロシア語: Игорь Иванович Блажков 1936年9月23日 - )は、ウクライナのキエフ出身の指揮者

略歴[編集]

キエフ音楽院ではアレクサンドル・クリモフ、およびレニングラード音楽院ではムラヴィンスキーに指揮法を学んだ。1959年、ウクライナ共和国指揮者コンクールで優勝。1958年から63年まではウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務め、63年から68年まではレニングラード・フィルの指揮者の地位にあった。

指揮者のゲンナジー・ロジェストヴェンスキーは、1968年に雑誌のインタビューに答えた際、若い世代の最も有望な指揮者として、ズービン・メータテミルカーノフ小澤征爾アバドとともに、ブラジュコフの名をあげている。

ブラジュコフの顕著な業績としては、ソ連国内におけるストラヴィンスキー作品の演奏があげられる。作曲家自身と親交を持っており、またムラヴィンスキーが所持していた「アゴン」のスコアは、ブラジュコフが贈ったものであった。

また1965年には、ショスタコーヴィチ交響曲第2番第3番の蘇演をレニングラード・フィルとともに行っている。

その後は、キエフ室内管弦楽団、ウクライナ国立交響楽団、ペルペートゥム・モービレ管弦楽団のポストを務めた。

2002年からは、ドイツのポツダムに居住している。2004年と2005年には東北大学交響楽団の招聘で来日し、同団の定期演奏会でチャイコフスキーの交響曲などを指揮した。

録音[編集]

脚注[編集]