インドシナオオスッポン

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インドシナオオスッポン
インドシナオオスッポン
インドシナオオスッポン Amyda cartilaginea -
保全状況評価[a 1][a 2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 VU.svgワシントン条約附属書II
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : スッポン上科 Trionychoidea
: スッポン科 Trionychidae
亜科 : スッポン亜科 Trionychinae
: インドシナオオスッポン属
Amyda Geoffroy Saint-Hilaire, 1809
: インドシナオオスッポン
A. cartilaginea
学名
Amyda cartilaginea
(Boddaert, 1770)
シノニム

Testudo cartilaginea
Boddaert, 1770 Trionyx nakornsrithammarajensis
Nutaphand, 1979
Trionyx cartilaginea nakorn
Nutaphand, 1990

和名
インドシナオオスッポン
英名
Asiatic giant softshell turtle

インドシナオオスッポンAmyda cartilaginea)は、爬虫綱カメ目スッポン科インドシナオオスッポン属に分類されるカメ。本種のみでインドシナオオスッポン属を構成する。

分布[編集]

インドネシアジャワ島スマトラ島ボルネオ島)、カンボジアタイベトナムマレーシアミャンマー南部、ラオス[1][2][3]

形態[編集]

最大甲長83センチメートル[2]。全身の色彩は褐色や暗黄色[2]

幼体は背甲が灰色や緑褐色で[3]、暗褐色や黄褐色、橙色の斑紋が入る[2]。成長に伴い斑紋は消失する[2][3]

分類[編集]

本種より丸みを帯びた独立種としてA. nakornsrithammarajensisが記載されたが、本種の個体変異にすぎないとしてシノニムとする説が有力[1]

生態[編集]

森林を流れる渓流低地にある底質が泥の流れの緩やかな河川湖沼などに生息する[2][3]夜行性だが、日光浴を行うこともある[2]

食性は動物食傾向の強い雑食で、魚類両生類昆虫甲殻類貝類果実などを食べる[2]

繁殖形態は卵生。河川周辺の草原や土手などに1回に10-30個の卵を年に2-4回に分けて産む[2]

人間との関係[編集]

生息地では食用とされることもある。

開発による生息地および産卵場所の破壊、水質汚染、食用やペット用の乱獲などにより生息数は減少している[2]

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。

参考文献[編集]

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  1. ^ a b 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2 ユーラシア・オセアニア・アフリカのミズガメ』、誠文堂新光社2005年、70頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社2000年、112、206頁。
  3. ^ a b c d 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、171頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Asian Turtle Trade Working Group 2000. Amyda cartilaginea. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.