スッポン科

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スッポン科
Apalone spinifera.jpg
トゲスッポン Trionyx Sinensis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : スッポン上科 Trionychoidea
: スッポン科 Trionychidae
Fitzinger, 1826
亜科、属

スッポン科(-か、Trionychidae)は、爬虫綱カメ目に属する科。模式属ナイルスッポン属

目次

[編集] 分布

アフリカ大陸ユーラシア大陸アメリカ合衆国インドネシア日本パプアニューギニアメキシコ

[編集] 形態

最大種はタイコガシラスッポンで最大甲長140cm。角質甲板が退化し、骨甲板は柔らかい皮膚で覆われる。甲羅を軽量且つ柔軟にすることで、高速遊泳や砂泥中への潜行に適応した進化を遂げている。また甲羅を含め全身に大型の鱗が無いため、皮膚呼吸(体表のみならず総排泄孔や咽頭粘膜からもガス交換を行う)も盛んに行う。

吻端が突出し、鼻孔が開口する。これによりシュノーケルのようにして呼吸することができる。上顎及び下顎を覆う角質の鞘(嘴)は、肉質で覆われる。しかし嘴は刃物の鋭いうえに咬合面が広く、獲物を切断したうえで硬い物は噛み砕くことができる。頸部は長く筋力も強いため、底質や物陰に身を潜めつつ、獲物となる小動物が通りかかると瞬時に首を伸ばして噛み付いて捕らえる「待ち伏せ型」で摂餌する種も知られる。(特にスッポンではその傾向が強い)指趾には水掻きが発達し、第1-3指にのみ爪がある。このことが、スッポン科(Trionychidae)のラテン名の由来となっている。(Tri-3つの、onycho-爪の意)

[編集] 分類

外部形態および内部形態、分子系統学核型酵素電気泳動ミトコンドリアDNA)の研究からスッポンモドキ科単系統群を形成するという説が有力。

[編集] フタスッポン亜科 Cyclanorbinae

クビスジフタスッポン属 Cyclanorbis

フタスッポン属 Cycloderma

ハコスッポン属 Lissemys

[編集] スッポン亜科 Trionychinae

インドシナオオスッポン属 Amyda

アメリカスッポン属 Apalone

インドスッポン属 Aspideretes

コガシラスッポン属 Chitra

ヒラタスッポン属 Dogania

ミヤビスッポン属 Nilssonia

イボクビスッポン属 Palea

マルスッポン属 Pelochelys

スッポン属 Pelodiscus

ハナスッポン属 Rafetus

ナイルスッポン属 Trionyx

[編集] 生態

河川湿地等に生息する。主に淡水域に生息するが、一部の種は汽水域や海域で見られることもある。完全水棲か半水棲で、産卵以外で陸に上がらない種もいれば陸伝いに水場を移動したり乾季に泥中で休眠する種もいる。

食性は動物食もしくは雑食で、魚類甲殻類貝類昆虫類水草等を食べる。

繁殖形態は卵生。

[編集] 人間との関係

生息地では食用とされることもある。日本に分布するスッポンも海外から移入され各地で食用として繁殖されたため、正確な分布が不明となっている。

開発による生息地の破壊や、水質汚染、食用の乱獲等により生息数が減少している種もいる。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。科内では比較的小型種であるスッポンでも甲長35cmと大型種が多いため、大型のケージが用意できない場合は一般家庭での飼育には適していない。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、208頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社、2000年、112、206頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社、2000年、218頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、66-69頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2 ユーラシア・オセアニア・アフリカのミズガメ』、誠文堂新光社、2005年、66-77頁。
  • 安川雄一郎 「水棲ガメの世界」『ハ・ペト・ロジー』Vol.3、誠文堂新光社、2005年、17、20、26、42-43頁。


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