スッポン科

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スッポン科
ナイルスッポン
ナイルスッポン Trionyx triunguis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : スッポン上科 Trionychoidea
: スッポン科
Trionychidae Fitzinger, 1826
タイプ属
Trionyx
亜科、属

スッポン科(スッポンか、Trionychidae)は、爬虫綱カメ目に属する科。

分布[編集]

アフリカ大陸ユーラシア大陸アメリカ合衆国インドネシア日本パプアニューギニアメキシコ[1][2]

形態[編集]

最大種はタイコガシラスッポンで最大甲長140センチメートル[3]。最小種はヒラタスッポンで最大甲長26センチメートル[4]角質甲板が退化し、骨甲板は皮膚で覆われる[1][2]。甲羅を含め全身に大型鱗が無いため、皮膚呼吸(体表のみならず総排泄孔や咽頭粘膜からもガス交換を行う)も盛んに行う[2]。背甲は扁平な種が多く[1]、底質に潜りやすくなり隠蔽性を高めていると考えられている[4]。腹甲の可動性が大きいため頸部や四肢を収納した後、背甲と腹甲の隙間を閉じることができる[2]。フタスッポン亜科ではこれに加えて後肢の基部に蓋状の器官(フラップ)があり[1]、これにより乾燥を防ぐ効果があると考えられている[2]

吻端が突出し、細長い管状になる[1][2][4]。上顎及び下顎を覆う角質の鞘(嘴)は、肉質で覆われる[2]。頸部は長く、頸部の筋力も強い[2]。指趾には水掻きが発達し、第1-3指にのみ爪がある[1][4]

分類[編集]

頭骨や脊椎、吻端といった形態、核型酵素電気泳動ミトコンドリアDNA塩基配列による分子系統学的解析からスッポンモドキ科単系統群を形成するという説が有力[4]

フタスッポン亜科 Cyclanorbinae[編集]

スッポン亜科 Trionychinae[編集]

生態[編集]

河川湖沼などに生息する[2]。主に淡水域に生息するが、マルスッポン属は汽水域や海域で見られることもある[1][2]。フタスッポン亜科では乾季に泥中で休眠する種もいて、フラップが役立つと考えられている[2]

食性は動物食もしくは雑食で、魚類昆虫甲殻類、動物の死骸、果実などを食べる[1][2]。食物を探索して動きまわる種が多いが、コガシラスッポン属やマルスッポン属は底質に身を潜め、獲物が通りかかると瞬時に首を伸ばす待ち伏せ型の捕食を行う[1][2]

人間との関係[編集]

生息地では食用とされることもある。日本に分布するスッポンも各地で食用として繁殖されたため分布の撹乱が起こっており、移入個体群が確認されている[2]

開発による生息地の破壊や、水質汚染、食用の乱獲などにより生息数が減少している種もいる[3]

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。大型種が多いため、大型のケージが用意できない場合は一般家庭での飼育には適していない[4]

画像[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社1986年、90、97頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 安川雄一郎 「水棲ガメの世界」『ハ・ペト・ロジー』Vol.3、誠文堂新光社、2005年、17、20、26、42-43頁。
  3. ^ a b 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、208頁。
  4. ^ a b c d e f 安川雄一郎 「スッポンモドキの分類と自然史」『クリーパー』第24号、クリーパー社、2004年、9、12、17頁。

関連項目[編集]