イナクセシブル島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
世界遺産 ゴフ島とイナクセシブル島
イギリス
画像募集中
英名 Gough and Inaccessible Islands
仏名 Iles de Gough et Inaccessible
面積 核心地域 79 km²
緩衝地域 3900 km²
登録区分 自然遺産
登録基準 自然遺産(7),(10)
登録年 1995年
拡張年 2004年
IUCN分類 Ia (厳正保護地域)
公式サイト ユネスコ本部(英語)
地図
イナクセシブル島の位置
使用方法表示

イナクセシブル島(Inaccessible Island)とは南大西洋に浮かぶイギリス領土セントヘレナに属するトリスタン・ダ・クーニャ諸島にある小島で、「近寄りがたい島」を意味する。

トリスタン・ダ・クーニャ島から南西32Kmに位置する面積14km2の火山性の島で、2004年に、ユネスコ世界遺産に登録されていた近隣のゴフ島を拡大登録する形で、自然遺産として登録された。

目次

[編集] 歴史

1652年オランダ船ナチェットグラス号(t'Nachtglas)により発見された。荒波と断崖絶壁の環境から島への接近は難しかったため、「近寄りがたい島」を意味するイナクセシブル島と命名された。1816年トリスタン・ダ・クーニャ島に駐留していたイギリス駐留隊は島から撤退したが、駐留隊員の一人ウィリアム・グラス伍長は彼の家族と共にトリスタン・ダ・クーニャ島に残り家畜をしながら家族と共に暮らした。その時、家畜のヤギブタもイナクセシブル島に導入された。1871年10月にドイツのストルテンホフ兄弟がイナクセシブル島に住み着いた。ストルテンホフ兄弟はプロイセンの軍隊からの排出にアメリカ捕鯨船に乗り込み、この船によってイナクセシブル島に着いた。捕鯨船は捕鯨を続けるため南に進む間に、ストルテンホフ兄弟は島でアザラシ狩り業を作るため3ヶ月間、島に残ることに同意した。しかし不運にもストルテンホフ兄弟はすぐに彼らのボートを失い、3ヶ月過ぎても捕鯨船は戻ってこなかった。島に食料となる様な物はほとんどなかったがストルテンホフ兄弟はかつてグラスが家畜のため島に放したヤギやブタを食料にして何とかどうにか生活していた。結局ストルテンホフ兄弟は1873年島に来たイギリス海軍チャレンジャー6世号(H.M.S.Challenger Ⅵ)により救助され島から去った。1938年ノルウェーの科学探険隊は島に3週間過ごし、島の植物や鳥および石の広汎な標本を作った。農場として島を開発する計画があったが、第二次世界大戦後、その開発計画は駄目になり、島独特の豊かな植物や動物を存続を保障するようになる。1962年トリスタン・ダ・クーニャの会社が島の地図を描くためにイナクセシブル島に科学者を上陸させ探検を行った。 不運にも科学者は島の内部に得てなかった。 船からの島の地図を描く代わりとなる試みはまた余分な雲量のために失敗した。 島の最も正確な科学的な調査はイギリスのデンストン大学から島に航海して来た教師と男の生徒で1982年10月25日に島に上陸し、1983年2月9日に島から去るまで、島で詳しく述べられ、その間に詳しく地図を描き作り、植物や動物群は調査され、イナクセシブル島の地質学は調査された。デンストン大学によるイナクセシブル島の調査は他のどの探険よりも貢献した。

[編集] 地形

火山性で島の海岸は険しい断崖絶壁が多く多岩の島である。トリスタン・ダ・クーニャ島民や科学者が時折島に訪れる以外は無人島である。面積14km2、島の最高峰は561m。島独特の豊かな自然があり、3000羽以上の野生の海鳥が生息している。固有種として飛翔能力がない鳥綱の構成種では最小種のマメクロクイナがいる。

[編集] 世界遺産

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター[1]からの翻訳、引用である)。

  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
  • (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

[編集] 外部リンク

Icon of Sekaiisan.svg Icon of Sekaiisan.svg

イギリスの世界遺産
World Heritage Sites in the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
文化遺産
グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁 | ダラム城大聖堂 | アイアンブリッジ峡谷 | ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 | ファウンテンズ修道院跡を含むスタッドリー王立公園 | バース市街 | ローマ帝国の国境線 | ウェストミンスター宮殿ウェストミンスター寺院聖マーガレット教会 | ブレナム宮殿 | カンタベリー大聖堂聖オーガスティン修道院聖マーティン教会 | ロンドン塔 | エディンバラ旧市街新市街 | マリタイム・グリニッジ | オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地 | ブレナヴォンの産業景観 | バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群 | ソルテア | ニュー・ラナーク | ダーウェント峡谷の工場群 | キュー王立植物園 | 海商都市リヴァプール | コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観 | ポントカサルテの水道橋と運河
自然遺産
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸 | ヘンダーソン島 | ゴフ島イナクセシブル島 | ドーセットと東デヴォンの海岸
複合遺産
セントキルダ島
世界遺産 | ヨーロッパの世界遺産 | イギリスの世界遺産 | 五十音順 | [編集]
Commons-logo.svg ウィキメディア・コモンズに、イギリスの世界遺産に関連するマルチメディアがあります。

座標: 南緯37度18分9秒 西経12度40分28秒 / 南緯37.3025度 西経12.67444度 / -37.3025; -12.67444

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語