アカボシゴマダラ
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| ?アカボシゴマダラ | |||||||||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Hestina assimilis (Linnaeus, 1758) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| アカボシゴマダラ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Circe |
アカボシゴマダラ(Hestina assimilis)は、チョウ目・タテハチョウ科に属するチョウの一種。東アジアの広域分布種で、斑紋は近縁のゴマダラチョウによく似るが、和名が示す通り、後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が出現することで区別される。タテハチョウとしてはゆるやかな飛翔で、斑紋も行動様式も毒蝶のマダラチョウ類に擬態していると考えられる。「要注意外来生物」に指定されている(※原産亜種を除く)。
本種は、広東産の標本に基づいてリンネにより命名された。あらゆるチョウの中で、最も古く命名された種類のひとつである。
目次 |
[編集] 特徴
日本国外では、ベトナム北部から中国、台湾、朝鮮半島まで分布する。韓国では南端の済州島にまで分布する。中国や韓国では里山的環境から都市部にまで広く分布する普通種である。分布の末端である奄美群島、台湾の個体群は一見して他の地域の個体とは斑紋が異なり、それぞれ別亜種に分類される。これらに朝鮮半島産も含めた特徴として、低温期に発生する成虫の翅が白くならないことが挙げられる。
日本には、もともと奄美大島とその周辺の島々だけに固有の亜種 H. a. shirakii Shirozu, 1955 が分布する。沖縄からも古い記録があるが、その後絶滅したのか、偶産であったのか、不明である。
しかし1995年に埼玉県秋ヶ瀬公園などで突如として確認された。この埼玉での発生は一時的なもので終わったが、これに続く数年間には神奈川県を中心とする関東地方南部でも本種が多数発生・定着するようになり、毎年分布を拡大していることが報告されている。2006年には東京都内でも発生している。この個体群は、その外見上の特徴から、中国大陸産の名義タイプ亜種 H. a. assimilis に由来と推定されている。自然の分布域から飛び離れていることや、突如出現したことなどから昆虫マニアによる人為的な放蝶(ゲリラ放虫)の可能性が高いといわれている。気候風土が好適であったために急激に個体数が増加したと考えられており、市街地の公園などの人工的な環境に適応しているので、今後も分布が拡大していくと予想される。このように、典型的な外来生物であるために、もともと類似環境に生息するゴマダラチョウと生態的に競合するのではないかという危惧もある。
[編集] 生態
奄美群島での食樹はリュウキュウエノキ。中国大陸や関東地方での食樹はエノキCeltis sinensis。幼虫で越冬する。
[編集] 近縁種
狭義のHestina属には下記の3種類が含まれる。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 岩野秀俊 「神奈川県におけるアカボシゴマダラの分布拡大の過程」『昆虫と自然』40巻4号、7-8頁、2005年。
- 手代木求 『日本産蝶類幼虫・成虫図鑑 I タテハチョウ科』 東海大学出版会、1990年、108頁、ISBN 4486010973。
- 二町一成 「徳之島のアカボシゴマダラは本当に移入種か?」『Satsuma』30巻85号、116頁、1981年。
- 増井暁夫・猪又敏男 「世界のコムラサキ(8)」『やどりが』170号、7-23頁、1997年。
- 森下和彦 「アカボシゴマダラ,ゴマダラチョウと近縁種」『Butterflies』16号、34-44頁、1997年。
- 柴田直之 「秋ヶ瀬公園のアカボシゴマダラの採集記録」『寄せ蛾記』86号、2469頁、1998年。
- 矢野高広 「1995年度アカボシゴマダラ発生について」『寄せ蛾記』87号、2495-2497頁、1998年。
- 無記名(写真:西山保典)「Escape「アカボシの秘密」」『TSU-I-SO』867号、536頁、1996年。

