げろバス

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げろバス金山の車両
2011年12月、飛騨金山駅前にて

げろバスは、岐阜県下呂市が運行するコミュニティバスである[1]。コミュニティバス(定時定路線)の「げろバス」と予約制の「デマンドバス」を運行している[1]

運行は、濃飛乗合自動車(濃飛バス下呂営業所)[2]、地元のタクシー・小型貸切バス事業者の株式会社ライドシステムズ[3]に委託している。

沿革[編集]

運賃・乗車券類[編集]

運賃
  • 「げろバス」の運賃は対キロ多区間制[1]、初乗りは100円(2023年4月1日現在)[1]
  • デマンドバスの運賃は均一運賃制[1]、大人520円、中高生等150円(13歳 - 18歳)、小人100円(小学生以下)[1]
福祉乗車証

路線[編集]

げろバス[編集]

コミュニティバスとして以下の3路線が設定され、毎日運行される。運営には岐阜県から補助を受けている。

げろバス下呂[編集]

少ヶ野もしくはJR高山線下呂駅前を起点に、旧下呂町内を運行する。下記の3系統がある。

上原線
  • 少ヶ野 - 船渡 - 下呂駅前( - 下呂温泉病院 - 下呂駅前)- 門和佐 - 芋沢上 - 川渡
下呂駅と下呂温泉病院は折り返し区間で、一部の上り便のみ運行。
中原線
  • 少ヶ野 - 船渡 - 下呂駅前( - 下呂温泉病院 - 下呂駅前)- 井之口 - 二の樽
下呂駅と下呂温泉病院は折り返し区間で、一部の上り便のみ運行。
循環線
上原線と中原線を周回( - 川渡 - 二の樽 - )間で接続。

げろバス萩原[編集]

JR高山線飛騨萩原駅前を起点に、主に旧萩原町内を運行する。下記の2系統があり、一部の便で南北直通便がある。

川西北線
四美辻と南飛騨健康増進センター、嫁谷橋間は折り返し区間で、一部の便のみ運行。
川西南線
  • 萩原駅前 - 下呂駅前( -下呂温泉病院)
下呂温泉病院行きは一部の便のみ運行。

げろバス金山[編集]

JR高山線飛騨金山駅を起点に、主に旧金山町内を運行する。下記の2系統があり、東線はげろバスで唯一郡上市内まで乗り入れる。

菅田線
  • 飛騨金山駅( - 金山病院)- 昭和町 - 八幡神社前 - 笹洞口 - 上袋坂
金山病院経由は一部の便のみ運行。
東線
  • 飛騨金山駅 - 金山病院 - 祖師野上 - 乙原 - 浅谷 - 方須下 - 和良病院前
方須下 - 和良病院前間は郡上市内。

デマンドバス[編集]

デマンドバスとして以下の2路線が設定され、予約があった日のみ予約時間に合わせて運行される。運行は平日のみで土休日は運休

デマンド金山[編集]

主に旧金山町内を運行する。下記の2系統がある。

北まわり
  • 東・下原地区
南まわり
  • 菅田・田島地区

デマンド下呂[編集]

主に旧下呂町内を運行する。下記の3系統がある。

久野川まわり
  • 下呂地区 - 焼石・久野川地区
蛇之尾まわり
  • 下呂地区 - 田口・蛇之尾地区
中原-金山まわり
  • 焼石・久野川地区 - 金山地区

デマンド小坂[編集]

主に旧小坂町内を運行している。下記の2系統がある。元は「げろバス」の路線であった[4]

湯屋線
  • 小坂地区 - 湯屋・小坂町地区
松尾線
  • 小坂地区 - 小坂町地区

デマンド馬瀬[編集]

主に旧馬瀬村内を運行している。下記の1系統がある。元は「げろバス」の路線で[4]、濃飛バス馬瀬線の廃止代替バスであった。

しま - 萩原駅前線
  • 馬瀬地区

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 下呂市のバス(公共交通) 下呂市、2023年4月1日更新、2023年6月17日閲覧。
  2. ^ 路線バス 濃飛乗合自動車、2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 株式会社ライドシステムズ 野中グループ、2023年6月17日閲覧。
  4. ^ a b c 4月1日よりダイヤ改正を実施します”. 濃飛乗合自動車 (2020年3月18日). 2020年4月12日閲覧。
  5. ^ a b 福祉パスポートの購入について 下呂市、2023年3月1日更新、2023年6月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]